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ルドガーinD×D

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第三話:俺の幸薄顔はステータス

あれから色々サーゼクスさん―サーゼクス様の方がいいか?

とにかく話した結果俺は駒王学園という高校に通うことになった

………あれ?なんでこうなったんだ?俺はれっきとした社会人

しかも成人しているはずなんだが……あ!!そういえば今の俺は見た目、年齢十五歳だったな

それなら高校に通うのもある意味納得だな、うん………

「いや、やっぱ可笑しいだろ」

どうしてこうなった!?よしここはまず落ち着いて先ほどの出来事を思い出してみよう



魔王や冥界についての説明を簡単に聞いたり

俺が武器をいつでも出せるのは神器(セイクリッドギア)の能力によるものだと説明された後

俺はなぜ冥界にいたのか聞かれたので正直に気づいたらいつの間にかいたと言った

そのあとサーゼクス様が「次元の狭間にでも落ちたのだろう」と呟いていたが何のことかわからなかったので適当に頷いておいた

それから元いた場所に送り届けたいと言われたが別世界にからきたので当然帰る場所などないので

素直に

「帰る場所は特に無いのでそれはいいです、それよりも仕事を紹介してくれませんか?」

と言った、仕事を紹介してくれと言ったのはただ単に無職が嫌だったからだ、また前みたいに

「居候ってニートのことでしょ?」と言われる羽目になるのはごめんだ

それなのに何故かサーゼクス様とグレイフィアさんはやけに同情した顔になり

「まだリアスよりも幼いのに苦労しているのだね……よし!!ここは私が一肌脱ごう!!」

なんて言ってグレイフィアさんに俺の転入手続きを整え始めさせた

慌てて止めさせようとするが何を勘違いしたのかグレイフィアさんが

「無理に話されなくて結構です、こういった事例は神器所有者には良くあるんです」

と言いサーゼクス様が

「人は異質なものを恐怖する生き物だからね……悲しいことだが君のような境遇の子も少なくはない」

いや、違うから!!?別に誰かに迫害されて帰る場所が無いとかじゃないから!!?

確かに借金時代は周りの人から白い目で見られたり人生詰んでるなとかは言われたけど…あれ?

目から汗が、変だな?

「辛かったのだね……だが安心して欲しい、このサーゼクス・ルシファーの名に懸けて恩を返すことを誓おう!!」

違う!!これは涙じゃなんかない!!汗なんだ!!!

「サーゼクス様、手続きが終わりました」

あれ?いつの間に?

「さて、ルドガー君、君に通って貰う高校には実は私の妹も通っていてね……ここからは君の選択しだいなのだがもし良かったら妹の眷属悪魔になってみる気はないかい?」

「サーゼクス様!!それは行き過ぎた行動です!!リアス様の眷属はリアス様が決めるべきです!!!」

俺にサーゼクス様の妹の眷属にならないかと言った瞬間にグレイフィアさんがサーゼクス様を叱る

魔王と言えど奥さんには勝てないんだな……何だかこの世の真理を見た気がする

「確かにそうだが私はぜひともルドガー君を悪魔に引き込みたくてね」

俺を悪魔にしたい?なんでだ?

俺が疑問に思っているとそれを察したサーゼクス様が説明してくれた

「君はあの魔獣を倒したのだろう?あの魔獣は上級悪魔レベルの強さを持っている、ゆえにそれを倒した君はそれ以上だ、しかも満身創痍の状態でね、そんな有望株を悪魔陣営に引き入れたいのは当然だと思わないかい?」

ようするにヘッドハンティングというわけか何だかビズリーを思い出すな……

まあ、サーゼクス様の方がよっぽど信用できるけど

「まあ、それは学園生活を送る中で考えてくれたまえ、恩人に対して無理強いなどしたくはないからね」

そう言って爽やかな笑みを浮かべるサーゼクス様とその横で溜息をつくグレイフィアさん
……何だかグレイフィアさん苦労してそうだな

「ひとまず話しはここまでにしましょう、食事の用意が出来ていますのでそちらを食べてからにしましょう、ルドガー様は服を着替えてからお越しになってください、そとに出れば使いのものがおりますのでその者にご案内させますので、では一先ず私たちは失礼します」

そう言って優雅にお辞儀をして去っていく二人を見送り

俺は言われた通りに服を着替え部屋を出ようとしてはたと足を止める

「いや、やっぱ可笑しいだろ」そこで冒頭に戻る



取りあえず考えてもしょうがないので食事を食べに出ると案内された場所にミリキャス君もいた

「ルドガー様!!」

俺を見つけるなり笑顔でこちらに駆けてくるミリキャス君、正直かなり癒される

「ケガはなかったかい?ミリキャス君」

「はい!!ルドガー様が助けてくださいましたので!!」

「そうか、俺も頑張ったかいがあるよ」

そう言ってミリキャス君の頭をポンポンと叩いてあげる、そうするとさらに笑ってくれた

ああ……エルもこんな感じに笑ってたな、今も笑ってくれてることを祈ろう

「どうしたんですか、ルドガー様?」

ちょっと、感傷に浸っているとミリキャス君が心配そうに見つめてくる

「何でもないさ、ちょっと考え事をしてただけさ」

「そうですか……あの!!ルドガー様にお願いがあるのですが!!」

「何だい?」

「神器を見せていただきたいのですが……」

そう言ってもじもじとするミリキャス君

くっ…!!なんて破壊力だ!!あちらでサーゼクス様が鼻を抑えているのがいい証拠だ!!

「ああ!!」
もちろんOKだ!!剣や銃、ハンマーを創り出してミリキャス君に見せる

ミリキャス君は目をキラキラと輝かせてもっととせがんでくるので他にも色々と出していく

どうやらこの神器は俺が望んだ武器は基本なんでも作れるらしい

ミリキャス君には記念にキャットテールをプレゼントした

どうやら気に入って貰えたようなのでよかった

ちなみに調子に乗って骸殻を見せたら悪者みたいだと言われてへこんだ

サーゼクス様が肩を叩いて強く生きろと目で語ってきてくれたのが救いだった

何だか悪魔も普通の人変わらないんだなと思った食事だった
 
 

 
後書き
ルドガーさんの特殊能力発動!!!

というのは冗談で、今回もちょっと不幸してみました、後悔はしていません、はい

何はともあれ、読んでくださった方はありがとうございますm(__)m 
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