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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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5ー台本読み(読み合わせ)

 
前書き
今回は短い!ちょっとした趣味を入れてみました。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
妖精世界にダイブするとすぐさま旅支度をし始める。
どうやら『蝶の谷』という場所を超えると世界樹近くの『アルン』に行けるらしい。それにしても。

「妖精王オベイロン…妖精王オーベロンの事だよな…」

つまりこのゲームALOの妖精王はシェイクスピアの喜劇『夏の夜の夢』が元になっている。もしシェイクスピアの劇が元になっているならプーカは特別な位置にいる事になるのだが(・・・・・・・・・・・・・・・)

「まあ、このプーカになった以上!頑張りますか‼︎」

俺はサーカステントの上から滑空しながら飛び始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「雨はさよならの匂いひと風に吹かせて♪もっと降れ♪」

滑空していると鷲のような敵が3体出てきた。それをプーカの得意魔法『奇跡の音符(ミラクルサウンド)』で迎撃していた。
この『奇跡の音符』歌を歌うとその曲に合わせた音符が撃ちだせる魔法で、歌が上手いと音符の威力が増すという魔法である。この魔法は使い手の技量によって威力が変化するのでMP消費も低めである。



…おわかりだろうか?
この魔法をスノードロップが使うと!
MP消費が低い!さらにスノー君は歌が抜群に上手いのでトンデモ威力の魔法が撃て、さらにSAO時代から歌を歌いながら戦っているのでタイミングがずれる事もない!つまり!

「俺のためにあるような魔法だね?」

ちなみに鷲さん達は音符の雨に打たれ、全滅していた。

「さっさと飛ぼう‼︎…目指せ蝶の谷!…ってここか」

なんかいつのまにかに着いてた。
…ん?あれは?

「双方、剣を引け!」

なにやら、シルフとケットシー…見るからして、偉い人?みたいな人達と、赤いサラマンダーの軍勢。その間に割って入った黒い人影ーーースプリガンがいた。ちなみに俺は崖の影から観察中。じー。
どうやら話を聞くところによるとケットシーとシルフの同盟にサラマンダーが割り込み、それを助けるためにスプリガンが割り込んだ?みたいだけど。

「どう見てもキリトじゃん…あれ。」

髪の毛はツンツンだがどう見てもあの黒ずくめ。さらに雰囲気から分かる。ありゃキリトだ。

「ということは大使というのは嘘か…ま、いいや!」

俺は上空にバレないように飛び、

「さーて…」

深く深呼吸。ちなみに『奇跡の音符』は声量もあればあるほど威力が上がる。俺は大きな声で。

「今日もポップで楽しく狂気的にこの舞台を作り上げましょう♪」

音符の槍がサラマンダーの軍勢に降り注ぎその間に俺はキリトの前に降り立った。もちろん歌いながら。キリトはとんでもないくらい驚いてるが。

「歌いながらの戦闘…お前…!まさか。スノーか!」
「ヤッホー!キリト久しぶりだね?」

俺は笑いながら。サラマンダーの方を向いて。その先には音符の槍がサラマンダー達の身体スレスレで止まっている。その中でリーダー格の人が睨みつけていた。


「まあ、大丈夫だよ!当たらないようにしておいたから!」
「…貴様。相当のやり手みたいだな。何者だ?」
「いやー…ユージーン将軍に名乗る者じゃありませんよ?通りすがりの領主です。」
「…!なるほど貴様か!サラマンダーのスパイを出し抜いて領主になった男とは!」
「ははは!正解だよ!」
「…ならば話が早い。貴様と決闘を申し込む。」

そう言うとユージーンは剣を引き抜いて、構えた。僕は笑いをやめて、ユージーンの剣を見る。

「…魔剣グラムか。いいよ!受けるよ!ただし俺が勝ったらサラマンダーさん達は撤退して欲しいな〜!」
「いいだろう…」

俺は背中の大鎌をバトンの様に回しながら。

「本番5秒前!4、3、2、1…スタート‼︎」
































シェイクスピア『夏の夜の夢』に出てくるプーカ。一部の客からはこう呼ばれている。

劇中の一番のトリックスター、と 
 

 
後書き
知ってる人は知ってると思いますがALOの元ネタはおそらくシェイクスピアの夏の夜の夢が題材になっています。
その設定!使わなきゃ損じゃん!ということで使ってみました。
作者は愉しみです。この先の展開が(ゲス顏)
あ、あとSAO2期はとりま新川君に対して愉快な感情を持ってます。^_^
では次回もまたお会いしましょう! 
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