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大神桜絵巻

作者:蒼鈴六花
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第11巻 遺跡を探検す

 
前書き
すみません。久しぶりの最新話です。
すっごい遅れました。
投稿ペースをもっと早めたいけど中々書けんです……

遺跡編全部入りきらんかった。次で遺跡編書ききるよ。 

 
現在毒々しい水が流れる遺跡にいる久桜っす!
突っ込みのイッスンさんが復活してようやくドキドキ遺跡ツアーはーじまーるよー!

「もう、オイラは突っ込まないぜェ……」

「突っ込みカムバーーーック!!」

マジ戻ってきて突っ込み!一旦真面目に戻るから!!

「一旦なのかィ?」

「それにしても毒々しい水だなー、触ったらやばそうだよなー」

「真面目になって棒読みかァ!?それと無視すんなァ!」

よし、突っ込みが復活した。
ガンガン行こうぜ!

「そんな事よりイッスンアマ公、一応桜花でも使ってこの水調べてもらおうぜ」

「……話が進まないから頼んだぜィ、アマ公」

「ワフ!」

一声鳴いたアマ公が桜花でハスを毒々しい水の上に出す。
すると……

「……ねぇ、イッスンさん。この水、絶対やばいよ……」

「……そうだなァ。絶対落ちないよう気をつけて進もうぜィ」

「ワフ……」

毒々しい水に触れたハス、溶けたんだぜ……?
怖すぎるだろ、この水……

ともかく、ドキドキ遺跡ツアー開始だ!
俺達は少しだけ水にびくびくしつつ遺跡探検を始めた。

腕が生えているような変な白壁をスルーし、木の実を投げてくる木に木の実打ち返して進み、奇妙な丸岩を越えた先までやって来たぜ!

「なんか……変なのがいますよ、イッスンさん」

「ありゃ、鬼灯でィ」

「まんまですね」

大ホオズキに手足と鬼の顔が生えた外見の鬼。
それがクルクル飛び回ったりしながら攻撃してきます。

「打ち落としてくれアマ公!」

「ワン!」

アマ公が勾玉と一閃で鬼灯を打ち落とし、落とされた鬼灯を俺が叩き斬る。
すると隙ができた。だが……

「こいつの殻硬った!?薄くしか斬れねぇ!」

「攻撃する前にこの殻を開かせないと攻撃が通らないぜィ!何か方法はねェか?」

こいつ……大ホオズキに似ているよな?

「アマ公!大ホオズキのようにこいつの殻を桜花で開かせてみてくれ!」

「ワン!」

アマ公が桜花を使うと鬼灯の殻が割れて中にある弱点の玉が飛び出してきた。

「よっしゃ!畳み掛けるぜ!」

「派手に一発ぶちかませェ!」

アマ公と息を合わせて鏡で弱点をぶん殴り、鬼灯を倒した。
するとさっき通った時にあった丸岩が綺麗な大玉になっていた。
アマ公が楽しそうに玉ころがしを始めたので小休憩していたらしまっていた扉が開いたので先に進んだ……のだけど……

「またかよ!?」

気持ち悪い鬼灯×2
本当に、気持ち悪いです。

だけど今回は倒し方がわかっているので……

「瞬殺!」

カットします。
んで、鬼灯倒したらなんかきのこが生えた木が出てきた。このきのこ、食えねぇかな?まあ、きのこは怖いしあきらめるけど。

「道がねぇな。上も上れそうにないし。手分けして道を探そうぜ!」

「そうだなァ。兄ちゃんはあっちを頼む。オイラとアマ公はこっちを調べるぜィ」

そして数分後。きのこの場所に戻るとアマ公が太陽を出してきのこに日光を当てていた。

「でかっ!?」

きのこは日光に当たった途端に急成長。
すごく、大きいです。
何メートルあるんだろうな?

「きのこを上っていけば上に行けそうでィ!」

「そうだな。ってかこの世界のきのこはすげぇなー」

弾むきのこの上をジャンプして先へ進む。

「何この道、怖ぇな……」

天然の岩の道とでも言うのだろうか?
道から外れると下にまっさかさま。かなり高さあんぞこれ。

「慎重に進もうぜ……」

「そうだなァ……ってちょっと待ってくんなィ。さっきのでっかいキノコ……あれからどうも鼻がムズムズしてよォ。ふぁ……ふぁ……ブァ~ックショイ!畜生!」

イッスンが盛大なくしゃみをしたその時……ぴし、ぴしぴし……と後ろから嫌な音がして振り返った瞬間、ひどい音を立てて道が崩れ始めた。

「ってオイイイイィィィィィ!!?道が崩れてんぞ!!走れぇぇぇぇぇぇ!!」

「ワフウウ!?」

俺達は走った。そりゃもう全力で。
後ろからどんどん道は崩れ去り、扉の前に来た所で後ろから崩れる音が止んだ。

「ぎ、ぎりぎりせーーーーふ」

「間一髪だったなァ……」

「誰のせいだ!!」

「すまん!!」

珍しく立場逆転。
俺も怒る時は怒る。イッスン仕置き中。

「んじゃ、仕置きはこれで終わりにして先進もうぜ!」

んで、さきに進んだ結果。
きもい鍵がかかった扉があったんだけど……何この遺跡、きもい物尽くし。
しかもこのきもい鍵、一切攻撃が通じない上に攻撃するたび小ばかにしてくるよ。

「なあ?イッスン。このきも鍵ぶち抜く方法探そうぜ?」

「そうだなァ……ど派手にぶちかまそうぜィ」

俺達は静かな怒りを胸に、奴をぶち抜く方法を探した。
現在捜索中。少々お待ちください。

「アタタタタタタタァ!ホアチャア!!」

「あべしっ!!」

その途中、答選坊とか言う壁がいたけど経絡鬼孔を突く北斗な拳で倒しておいた。
壁が派手に散った後、きも鍵をぶち抜くのに丁度良さそうな破魔矢が出てきたので俺達はそれを持ってきも鍵の所へ戻った。

きも鍵は見るからに破魔矢を見て怯えている。
ほう、そうか。これが弱点か。

「イッスンさん?」

「準備はいいぜィ」

「「ぶち抜けェェェェェェェ!!」」

俺達はきも鍵に破魔矢をぶち抜くつもりで突き刺し捻り込む。
結果、きも鍵は派手に散った。

「よし、次行くぞ!」

「おうよ!」

「ワフー……」

その後、俺達は壊れた橋を画龍で直して進み、三連羅城門を……

一つ目。

「粉砕!」

二つ目。

「玉砕!」

三つ目。

「大かっ「言わせねェ!!」っな!?言わせろよ!!」

しまらねぇなあもう!
まあ、いいや。羅城門、突破!!

部屋の中央にまたきのこが生えたよ!

「頼むぜアマ公!」

「ワン!」

さっきと同じく日光を当てた途端、急成長。
この世界のきのこは何かがおかしい。

「イッスン、今度はくしゃみすんなよ?」

「鼻押さえてるから大丈夫でィ」

「イッスン変な声だな!」

「鼻押さえてんだから当たり前でィ!!」

と、こんな事を言いつつきのこを上ると……

「ちょっと、イッスンさん?怪しげな像が毒々しい何かを吐き出しているんだけど……何あれ」

「オイラにも分かんないぜィ……ただ、壊したほうが良いのは確かでィ」

「ですよねー。じゃあ、膳は急げって事で」

一閃!!

すると、なんと言う事でしょう!
像が壊れた途端、水が見る見るうちに澄んだ綺麗な水に変わって行きます。

「ねえ、イッスンさん。この水は何か浄化する効果でも持ってんのかな?」

「さあなァ。でもこんなに綺麗な水なら気持ち良く泳げそうでィ。このまま滝下りもできそうでィ」

「ワンワン!」

え?ここからダイブ?
……まじで?

きらきらした目でこちらを見るアマ公。
うん、可愛いな!

「うえええええまじですかーーーーー!!」

「ワオーン!!」

何これ、行かなきゃ駄目な雰囲気だよ!
っく!俺も男だ!覚悟を決めて逝ってやんよ!

「兄ちゃん、字が違うぜィ……」

「地の文を読むなぁーーーーーー!!」

そして、俺は澄み切った水の流れる滝からダイブした。

俺の命運はいかに!?

とぅーびぃーこんてにゅー。



さあて次回予告のお時間です!

「とぉーびぃーこんてにゅーって何でィ?」

「続かないって意味だ。地の文を読むなと言うておろうに」

「!?」

固まったイッスンさんを放っておいてと。

流れ着いた先で出会う新たな筆神!

そしてその先で待ち受ける強大な敵……は放っておいて。
アマ公のサービスショットォォォォォォォ!!

「ワフッ!?」

次回、やだ、可愛い!アマ公の衝撃の瞬間!
皆、今すぐビデオの準備だ!!



あ、俺、ビデオ持てないじゃん……



 
 

 
後書き
次回はようやく初のボス戦かな?
うーん、この調子だと何巻まで続くんだろ……
真面目に投稿ペースを早めないと終わらないorz

頑張ります……
 
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