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時空を渡る精霊

作者:蒼鈴六花
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初戦闘

キャラの性格表現は難しいです。
なにか違和感が・・・
突っ込みどころも・・・
********************************************
なのはが叫ぶ中、相手は殺る気まんまんと言った感じだ。

そして、俺はなのはの前に出る。

「行くぞ!魔神剣!」

剣を払うように振ると黄色い光が飛び出し敵にぶつかる。

「ギャオオオオ!!」

敵が怯んでるうちに

「魔法が使えるって言ってたな!」

フェレットに聞こうとしたら剣から声が聞こえてきた。

『yes master.』

「剣がしゃべるとは、まあいい試すか」

俺は敵に剣を向ける。

「光よ!フォトン!」

そう言った瞬間、敵の前に光が集まり破裂して敵を吹き飛ばし、敵はすごい勢いで壁にぶつかった。

後ろでなのはたちが唖然と見ている。俺は振り返ると

「おい、フェレット!こいつこのままだと倒せないんじゃないか?」

「は、はい!そうです!封印しなければ!」

「じゃあその封印の方法をなのはに教えろ!俺がやつを押さえ込む!」

そう言ってから敵を押さえ込むべく、敵に向かって走った。



なのは SIDE

ふえ~~~~、エミルお兄ちゃん戦えたなんて…
道場でたまに恭也お兄ちゃんやお姉ちゃんの練習見に行ってたみたいだったけど。

あ、今はそんなこと考えてる場合じゃないの!
エミルお兄ちゃんが戦ってくれてる間にフェレットさんに封印の方法を聞かなきゃ!

「フェレットさん!封印の方法は!」

「封印には呪文が必要です。心をすませて、心の中に貴方の呪文が浮かぶはずです」

わかったの!

……あ、浮かんできた!

「エミルお兄ちゃん!」



SIDE OUT



なのはの声にエミルは応える。

「おう!これでトドメだ!飛燕瞬連斬!」

素早い突進から連続で斬撃を繰り出し攻撃する。敵は切り刻まれ、青いひし形の宝石が出てくる。

「今です!」

フェレットが叫ぶ。

「リリカル・マジカル!ジュエルシードシリアルXXI封印!」

『sealing mode.set up.』

桜色の光が宝石に巻きつき輝きだした。

そして輝きが収まると地面に青い宝石が落ちていた。

「それが、ジュエルシードです。レイジングハートかスピリットハートで触れてください」

なのははジュエルシードに近づき、レイジングハートをジュエルシードに向けるとジュエルシードがレイジングハートの赤い玉に吸い込まれて。

『receipt number XXI.』

封印が完了すると同時に、なのはと俺の服が元に戻り、赤い玉と黒い玉が手に落ちてくる。

「終わったようだな」

「はい、貴方達のおかげで…ありがとう…」

そう言って倒れるフェレット。

「ちょっと、大丈夫!?」

なのはが心配そうにフェレットに近寄る。

「なのは!逃げるぞ!」

「ふえ?逃げる?」

「さっきまで派手に戦闘してたからな、こんな状況見られたら補導どころじゃねぇ」

そう言ってさっきまで戦っていた場所を見る。
なのはもそっちに目をむけると、道路や壁が壊され悲惨な状況になっていた。

「ふええええ!」

そんな中、サイレンの音が聞こえ始めた。

「ほら、急げ!」

「う、うん!」

俺たちは走った。



そして、公園にて

なのはは疲れたのかベンチに座り、俺はその近くで立ちながらフェレットを見ると
フェレットが

「すみません」

「あ、起こしちゃった?ごめんね、乱暴で、怪我痛くない?」

「怪我は平気です。もうほとんど治っているから」

フェレットは体を震わせて包帯を取る。なのははフェレットを持ち上げて見る。

「ホントだ、怪我のあとがほとんど消えてる。すごい」

「助けてくれたおかげで残った魔力を治療にまわせました」

「よくわかんないけど、そうなんだ。ね、自己紹介していい?」

「あ、うん」

「えへん。私、高町なのは、小学3年生。家族とか仲良しの友達はなのはって呼ぶよ」

「僕はユーノ・スクライア。スクライアは家族名だからユーノが名前です」

「ユーノ君か、可愛い名前だね。ほらエミルお兄ちゃんも自己紹介しなきゃ」

なのははエミルのほうに向いて言う

「俺は高町エミルだ。なのはの兄ではあるが、見ての通り血は繋がってない」

「そう、なんですか」

「血は繋がってなくてもエミルお兄ちゃんは家族だよ!」

「分かってるよ」

少し照れてるのか顔を赤くしてそっぽ向くエミル。
その様子をユーノは見て苦しそうな顔をする。

「すみません……貴方達を……」

「なのはだよ」

「なのはさんとエミルさんを巻き込んでしまいました」

「あ、えと、多分、私平気。あ、そうだ。ユーノ君怪我してるんだし、ここじゃ落ち着かないよね?とりあえず私の家に行きましょう。後のことはそれから、ね?」

そうまとめて家に帰ろうとするなのはを呼び止める。

「ちょっと待て」

「どうしたの?エミルお兄ちゃん」

「帰る前に、ユーノ……お前、人間だろ?」

「ええ、こんな姿をしてますがってあれ?最初に会ったときは人間の姿してませんでしたか?」

「ええー!ユーノ君人間なの!?それに最初に会ったときからフェレットだったよ!」

「そ、そうでしたか……でも、どうして人間だとわかったんですか?」

「感覚と、名前でだな。それより人間の姿にもどれないのか?」

「今は、魔力がなくて……」

「そういうことなら、魔力を分けてやるよ」

俺はユーノに手をかざすと魔力が集まり、ユーノの周りが光りそして収まると。

「すごい……、魔力が全快した。これなら……!」

なのはの手から飛び降りたユーノは光り始め、光が収まると金髪に民族衣装みたいな服を着た男の子が立っていた。

「ユーノ君、ほんとに人間だったんだね……」

「はい。エミルさんありがとうございました」

「気にするな。後、フェレットに戻っておけ。さぁ早く家に帰るぞ!多分ばれてる」

なのはは焦ったように、走り出し俺とユーノもそれに続く、そして家に帰った。



玄関前にて

なのははそろそろとゆっくり家に入ろうとするが……

「お帰り」

なのはは、ハッとしたように声のほうに向く。

「お、お兄ちゃん」

「だからばれてると言ったんだが……」

恭也は若干怒ってる様子。

「こんな時間にどこにお出かけだ?エミルまで」

「はあ、そのことについては家の中で……」

戸惑うなのはの代わりにエミルが言おうとすると横から。

「あらかわいい」

とエミルの肩に乗っているユーノを見ながら美由季が出てくる。

「とりあえず、家の中に入ろうぜ……」



家の中にて

家族がそろった所で、恭也が

「さて、説明してもらおうか。エミル」

「ああ、だがそれを話すにはまずこいつに説明してもらう」

俺は肩に乗っていたユーノを見る。ユーノはコクリと頷いて、床に下りて人の姿になる。

「はじめまして。ユーノ・スクライアといいます」

自己紹介すると家族がそれぞれ驚く。その後、ユーノはジュエルシードのこと、魔法のこと、自分のことを説明した。

士郎は

「なるほどな」

「でも、エミルさんに魔力を分けてもらったからこれからは一人でジュエルシードを集めます」

「それは、やめた方がいいな」

俺はユーノを見ながら言う

「お前、戦闘経験少ないうえに攻撃に向かないだろう?」

「それは……」

「これから全てのジュエルシードを集めようとなると、お前一人では確実にまた倒れることになる。下手すると死ぬだろうな」

「それでも僕には責任が!」

そこに士郎となのはが

「話を聞いた限りじゃ君に責任はないと思うが」

「そうだよ!ユーノ君は悪くないよ!」

「でも、このままだとこの世界は危険が及びます……」

ユーノはそう言ってうつむく。

「俺が手伝ってやるよ」

「え?」

意外そうな顔でユーノにがこちらに向いた。

「私も手伝う!」

となのはまで言い始めた。
ユーノは俺となのはの申し出に驚きなきながらも険しい顔をして。

「またあんな危険な目にあうかも知れないんですよ!?」

「俺は戦い慣れているから大丈夫だ」

「私も戦えないかもしれないけど、それでも手伝う!」

俺は父さんを見る。

「なのはは、頑固だから一度言い出したら聞かないだろう。だが危険なことになっても、なのはは俺が守る…妹だしな」

「エミルがそういうなら大丈夫だろう。でも、エミルも気をつけなさい。お前も家族の一人なんだから」

「ああ、分かった」

それから俺はユーノの方に向く。

「そういうわけだ。俺となのはがお前を手伝う」

「あ、ありがとうございます!!」

ユーノは泣きそうになりながらも頭を下げて感謝した。

「じゃあ、ユーノ君のお部屋を用意しないとね」

と桃子が嬉しそうに言い始める。

「たしか、空き部屋あったよね」

美由季もそれに続く。

「今日中にはさすがに用意できないな」

と俺が言うと横からユーノが慌て始めて。

「あ、あの!そこまでしてもらうわけには!」

「子供がそんなに遠慮するもんじゃない。しばらくこの家にいるといい」

そう父さんが言う。

「諦めろユーノ。この人達は一度言い出したら止まらない」

「わ、わかった」

結局ユーノは、今晩のみエミルの部屋で寝ることになった。
話がひと段落してからなのはは思い出したようにこちらに向いて質問してくる。

「そういえばエミルお兄ちゃん。戦い慣れてるってさっき言ってたけど本当?」

それに恭也が

「何いってるんだなのは、エミルは俺より戦いなれてるし、強いぞ」

「ふええ!!うそー!」

美由季も

「ほんとだよー。恭ちゃん勝てたことないもんね」

「ああ、弟に勝てないなんて情けないけどな……」

「何いってんだ。弟っていっても俺のほうが何倍も年上だろうが、まだ20年も生きてない子供に負けたら俺のほうが情けない!」

それを聞いた事情の知らないユーノは首をかしげる。

「え?弟なのに年上?何倍も?僕と同い年くらいじゃないの?」

「歳は数えてねえが、一万年以上は生きてるぞ」

「い、一万年!?いくら寿命の長い生物でもそんな長生きな種族は……!」

「俺は精霊だ」

「せ、精霊!?」

ユーノが混乱状態になり、落ち着かせた後すごい好奇心旺盛なまなざしで見られ、とりあえず解散になり部屋に戻ってから色々聞かれることになり徹夜したエミルだった。



翌日

「ど、どうしたの!エミルお兄ちゃん!!」

「ユーノに質問攻めにされて寝れなかった……」

すっかりやつれてしまったエミルを見てなのはは驚き声をあげる。

「じゃあ、今ユーノ君は?」

「俺の部屋で寝てるよ……まったく」

「にゃはは……」

そしてなのはと学校にむかってついたとたんエミルは机に突っ伏して寝てしまった。
その様子にアリサが

「ねえ、エミルのやつどうしたの?」

「にゃはは……昨日、色々あって寝てないみたい」

「そうなんだ」

その後、なのはは昨日の動物病院の事件について話して、ユーノについては家で預かっているとアリサとすずかに伝えた。

そして帰り道にて

ジュエルシードの気配を感じたなのはとエミルは

『おい!ユーノ起きろ!!』

俺はユーノを念話でたたき起こす。

『え!あ、何?エミル』

『寝ぼけてる暇はねぇ!ジュエルシードの気配だ!』

『!!この近くみたいだ!急いで僕も向かうよ!』

『分かった』

念話をそこで切りなのはに

「なのは。今の聞いてたな!行くぞ!」

「うん、わかった!」

俺たちは気配のしたほうに走った。



神社前にて

ユーノと合流した。ユーノはフェレット型から人型になっている。

「行こう!」

そういって階段を駆け上ろうとするなのはを止める。

「待て、敵の目の前に行ってから変身中にやられたらどうすんだ!ここで変身してから行くぞ」

「そうだね。えーと呪文は……」

呪文を思い出そうとするなのはに対し俺は

「めんどくせぇ!スピリットハート、セットアップ!」

『stand by ready.set up.』

変身するエミルにユーノは驚く。

「そんな!パスワード省略して起動させた!?」

「短くできるんだね!それなら!レイジングハート、セットアップ!」

『stand by ready.set up.』

なのはも変身する。何かぶつぶつ考え始めたユーノに

「今は考え事してる場合じゃねぇ!行くぞ!」

「う、うん!」

3人は階段を駆け上り、神社につくと犬型の生物がいた。

「原住生物を取り込んでる。実態があるぶん手ごわくなってる!気をつけて!!」

「大丈夫だ!」

俺は敵に向かってそのまま突っ込み。

「瞬連刃!」

剣を構えて素早い連撃を繰り出し、敵を斬り裂いていく。

「ふええ。すごい……」

ユーノが援護の準備をし

「なのは!封印の準備を!エミル援護する!」

「おう!」

俺はバックステップで敵から距離を置くと、ユーノがバインドで敵の動きを封じ込める。
その隙に詠唱し

「焔の御志よ、災いを灰燼と化せ!エクスプロード!」

上から火球が落ちてきて敵に当たり爆発をおこす。

「今だ!なのは!」

ぽかーんとしていたなのはにエミルが叫ぶ。

「わ、分かったの!リリカル・マジカル!ジュエルシードシリアルXVI封印!」

『sealing.』

少々黒こげ気味の敵が桜色の光に包み込まれ、ジュエルシードが出てくる。
なのははレイジングハートでそれを回収する。

『receipt number XVI.』

「回収完了だな」

「うん!」

「エミルの攻撃は少しやりすぎのような気がしたけどね……」

「あれでも手加減したぞ?」

「え!?」

エミルとユーノのやり取りを見てたなのはは

「ユーノ君いつの間にか敬語使わなくなったね」

「え、あ、それは」

「昨日、こいつと話してる時に敬語をいちいち使うなって言ったからだ」

「じゃあ、私にも敬語はやめてねユーノ君」

「分かったよ、なのは」

それから、倒れていた女の人が起きるのを待って。

「家にかえるか」

「そうだね」

そういってから歩き出そうとした所で

「あ、なのは。お前ユーノに魔法教えてもらえ」

「え?」

「自分の身を守れる最低限くらいは戦えるようにならないと、後々手伝えなくなるかもしれないぞ?」

「うん、わかった。けど、エミルお兄ちゃんはいいの?」

「俺はもう最低限のことは聞いたし、後はスピリットハートと相談するだけだ」

「スピリットハートと相談?」

「ああ」

『yes』

ユーノはそれを見て

「昨日渡したばかりなのにもう仲いいね……」

「そうか?まぁ、ユーノ、明日からでもいいからなのはに魔法を教えてやってくれ」

「分かった」

「よろしくね。ユーノ君」

「うん。よろしくなのは」

そうして家路についた3人だった。



その夜、エミルの部屋にて

エミルはスピリットハートを机に置いて。
スピリットハートに自分の世界の魔法について話して、この世界の魔法を聞いた後。

「スピリットハート、俺の世界の魔法を使うにはどれも詠唱が必要なんだな?」

『yes』

「始めにやったフォトンはお前のフォローのおかげで出来たわけだし、一部の魔法の呪文を考えないといけないな」

『Please leave it to me about that.』

「頼めるか?」

『yes』

「ありがとな、スピリットハート」

『you are welcome.』

そうして魔法についての話が終わった。





************************************************
いきなり魔法を試してみるエミルさん。失敗した時はどうしてたのやら

思い切ってデバイスの発言を英語にしました。
やっぱりデバイスはこうじゃないと違和感があって・・・

あと、エミルの魔法の詠唱はジーニアスやリフィル先生のを使ってますが、シンフォニアは上級くらいしか詠唱がなかったような・・・別のタイトルの詠唱使うかもです。あと魔法もいくつか出すかも?

もう一回なのはとラタトスクの話見直したほうがいいかも・・・忘れてる所が多くなってきました。

では、誤字・脱字・感想・アドバイス等お待ちしております。


 
 

 
後書き
シンフォニア詠唱少ない……。

 
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