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ロザリオとバンパイア 時空の狭間で

作者:圭人
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第3話 目覚める少年

おれは倒れてどれぐらいたつんだろか?
ふと夢見ながら思う

(2日だ どうやらお前が助けた子供にたすけられたらしいな…)
(クラマ?そうなのか?)
(ああ、わしのチャクラでもうすぐ目覚める 礼をいっておけ)
(いつもわるいね クラマ ありがとう)
そういうとクラマは照れをかくしながらそっぽをむく


「その子が昨日モカを助けた人?」
「美優姉さん、そうだよ」

「あれから二日か… モカもやすんだら?後は私がやるからさ…」

モカはあれからつきっきりで少年の様子をみていた
「大丈夫だよ 姉さん」

すると少年に動きが

「うっ… ここは?」
「気がついたか ここは朱染家のやしきで私の部屋だ 心配はいらない」

「朱染?きみは?たしかおそわれていた…」
「ああ。朱染モカ、こっちはわたしの双子の姉の…」
「朱染美優よ ありがとう モカをたすけてくれて」

「ぐっ…」
起き上がろうとする少年にさっと手をかすモカ

「まだ無理をするな 全治二ヶ月だぞ?」
「心配いらない… 俺は人間でも身体はじょうぶなんだ」

そういいながら上体だけをおこした少年

「あら気がついたのね」
「よかった」
そこにモカと美優の母親らしき女性とあのときの少女がはいってきた
「はい…ありがとうございます」
少年は礼をいう と少女が
「あなた何者?」
質問してきた
「俺は火の国、木の葉隠れの里の忍の長 火影 霧島 ミナト
15だ」

「火の国?」
「木の葉…」
確かこのミナトという男が気を失うまえにはっした言葉だ

「ところでここの国はなんという国です? 一刻もはやく里へ知らせねば」
「ここは日本よ?」
母親らしき人がこたえる
「日本? あなた?」
「申し遅れたした この館の当主の妻でこの子たちの母親のアカーシャ・ブラッドリバーです
ミナトさんはその火の国からここへ?」
「正確にいえばなぜここにいるのかわかりませんが任務遂行中、突然の光に巻き込まれ気がつけばここへ、
そのときはなにかの術を喰らったとおもいました そうだ あいつを呼べば カリッ」
何かを思い出したかようにベッドからおりると指を噛んだ
噛んだところから血がでてその血を反対の掌に塗ると印を結び
「なにをしてるのかな…」

そこにいた者は首をかしげる

「口寄せの術!」

そのことばとどうじに手を床につけ術式が展開される



「おかしい… もう一回、口寄せの術」

(やはりあの光は次元ホール 口寄せの限界を超えたとなるとまさにここは別の世界か)

やはり火影ならではの判断力だった

「なにをしていたの?」
「口寄せ契約をしている動物を呼び出し今の状況を里に知らせようとしたのですがここでは使えないようです」

「なら帰る方法とかがみつかるまでここにいればいいさ 母さんいいだろ?」
モカが尋ねる
自分を助けてもらった人だ 自分が納得するまで世話したい 純粋な気持ちだった

「ええ。一茶さんからは許可は頂いてるわ 屋敷ではあなた達がまもってあげなさい」
三人に娘らは喜んでこたえた
そこに残りの姉妹も現れた

「あら目がさめたのね?」
「モカお姉様!今日こそ修行つけてもらうからね!」
おっとり系の少女とわんぱく系の女の子が入ってきた
「こらこら、心愛ちゃん、 ここは暴れるところじゃありませんよ?」
「だって、…その人がモカお姉様を?」
「ええ。刈愛、心愛、ご挨拶を」
「朱染刈愛です よろしく」
ふふっとわらいながら話す
「朱染心愛よ よろしく 」
みなとはそれぞれにあいさつをした
賑やか家族だな

それから数日
任務に出れるほど回復した
ここにはそんなものないが 気長に修業ができた


「ミナトここにいたのか…」
「ああ、随分よくなったから修業をね」

「なあミナト 忍ってなんだ?」
モカが忍について質問した
聞いたことのない種族 肉体は人間なのに不思議な力をもつ
妖力は感じられないが私たちと同じなのか?
「忍についてか… まあ簡単に言うと国を護る者の呼称ですぐれた忍術を扱うものことだね」
「にん…術?」
忍術についてもよくわからないようだった
「たとえば火を吹くとか、自分のコピー人間をつくるとか」
これでもまだあたまに?がでていた
「実際やる方がはやいかもね じゃあ影分身の術」

ボンッ
ミナトが2人になった
「ミナトが2人? どういうことだ?」
「これがコピー人間を作る術、危険な場所に自分のコピー人間を派遣して
情報収集する偵察忍術だよ」
「じゃあ火は吹かないのか?」
「できるよ じゃあ分身にやってみるね 」
と素早く印を結び

「スゥー 火遁 豪龍火の術」

ボンッ

影分身は火遁が命中し消える

「口から火の龍が?」
「まあこんなとこかな?」
「ミナトー!」
呼ぶ声して振り向くと美優がいた
「美優?どしたの?」
「お父様がよんでるわ」
「一茶さんが?」
「ええ。お話しがあるみたいよ」
「わかった すぐいく」


なんだろう?

忍の事かな?

とりあえず一茶の元へ向かうミナトだった 
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