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バカとテストと召喚獣ing

作者:SAKUMI
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最終話 バカとテストと召喚獣~Second Story~

 
前書き
最終回ともあり試行錯誤を結構した結果こんな遅くなりました。
ではバカとテストと召喚獣~Second Story~最終話始めます 

 
「......くん」
「....キ..君」
「起きてくださいアキ君」
「そうですか?これ以上起きないのであればアキ君の一生を左右するであろうキスをさせて頂きますよ?」
この物語の主人公である吉井明久の日常の起こされ方はいつもだいたいこんなかんじである。
熟睡していたであろうにも関わらず明久の体は足に全身の力を込めてベッドから緊急離脱するのだった。
「ようやくおきましたか。アキ君」
「だから!そんなガッカリした顔で言わないで貰えるかな?それじゃあ僕が悪いみたいじゃないかぁ!」
「あら?知らないのですか?アキ君?海外ではキスというのは挨拶がわりなのですよ?」
姉のいう事も一理ある。しかし
「それを理由に弟の人生を奪おうとする人間はこの地球上に存在するわけが無いでしょう!!」
挨拶のキスを、とっくに領域を超えてしようとするキスはもはや脅迫だった
「いいえ、存在しますよ?」
「えっ?どこに?」
居ないと肩をくくっていた明久は驚いた顔で姉の問いに耳を傾ける
「この私です」
「知っててするのが一番最低だよね?」
これがこの物語の主人公の朝の日常風景である















朝からの騒動を終えて、明久は朝食を食べていた。

「アキ君。確か今日ですよね?」
姉は明久の予定を確認した
「うん。今日だよ。やっとだよ」
「良い答えは出たのですね?」
姉は明久を暖かい目で見つめていた
「うん。昨晩ずっと考えて一番良いと思った事を言うよ」
「後悔、しないでくださいね」
明久は今日、家族会議での末、考えぬいた自分の納得のいく『答え』
を雄二たちに言い行くのだった

朝食を終えた明久はいつもの様に学校に行く支度を始めた。支度というと言っても髪を整えて、制服に着替えるだけであったが

「アキ君?一体何をしているのですか?」
いつもの支度をなぜか姉は不思議な目で見つめていた。まるで明久が間違っているかのような目で
「え?だって今日は学校でしょ?」
「アキ君はそこまでバカのだったのですか?」
そこで明久は姉との日にち感覚が違うことに気がついた
「え?今日って2月16日だよね?」
「何を言っているのですか?アキ君。今日は12月13日ですよ?」


何かが違っていた









「えっ?う、うそ」
姉の言葉で明久はパニック状態になっていた
「だって、12月13日って3年生と試喚戦争をやった次の日じゃないか。何で?」
「アキ君?どうしたのですか?一体どこまでバカになったんですか?」
姉が嘘をついているようには見えなかった。テレビも携帯もちゃんと12月13日を示していたからだ。そして明久は一つの過程が頭に浮かんだ
「姉さん、一つ聞きたいんだけどいいかな?」
「なんでしょうか?」
「この前この家に母さんと父さん来なかった?」
「来てませんよ。どうしたしたのですか?一体」
この一つの返答で明久は全てを理解した





夢、、、だったのか・・・・・・・・・・・・・






しばらくして明久はようやく落ち着いた。
「それもそうですよ。だってアキ君丸1日熟睡してましたから」
「にしても、リアルすぎるよ」
「で、一体どういう夢だったのですか?」
「それはね、、」
明久が夢の話をしようとした瞬間に明久の家の呼び鈴が鳴った。
「あら、坂本君たちが来たようですよ?」
そして何も覚えていないまま、明久は雄二に霧島の家に連れてかれた





雄二に連行されて来た霧島さんの家には何故か2学年の生徒が大勢集まっていた

『さて、ここで今回の学年対抗試験召喚大会の英雄。学園1のバカにしてがくえん1の天才を見事
倒した吉井明久の登場だ!!』
司会とともに明久はライトに照らされて言われるがままにマイクがあるところに連れて行かれた。
そしてその間に今、何が行われているのかを雄二にバカにされつつ説明された。

どうやら今日は昨日行われた試験召喚大会の打ち上げがこの霧島家で行うことになり、相手のリーダである高城を倒した明久が挨拶をすることになっているらしい。
そしていう事も何も考えていないまま明久は皆の前にでた。

『では今回の立役者吉井明久から一言貰おうかぁぁ!!』

「えっと。肩苦しいのは嫌いなんで一言言わせて貰います。
恐らく大丈夫だと思うから今日は存分に食って、飲んで騒いじゃおう!!」
明久の言葉と共に打ち上げは開始された。途中から先生たちも参加したが生徒たちの熱気にはさすがの鉄人も敵わず教師たちは生徒たちをあくまで観察しとて一角で豪勢に賑った。霧島さん家での打ち上げは教師がいることもあり11時には解散していた



そして霧島家では、いつものメンバー後始末を兼ねて二次会の準備をしていた
霧島家の者がいないため食器は女子が洗って、拭いて、しまっていた。
そして秀吉と雄二と久保はテーブルの移動、シーツの片付け。
そして厨房では残ってしまった料理、出せずに残った料理を明久とムッツリーニが一工夫していた
ここで2人がつまみ食いをして怒られたのは目に見えているため省略しよう
ようやく片付けもおわり皆は以前勉強会で使った広間で二次会を開いていた。
『飲むぞ。食うぞーーオーー』
二次会でも最初のとは大して変わらず馬鹿4人はひたすらに食いモンをあさっていた。一方女子のほうは熱い話が繰り広げられていた

「これから学園での生徒恋愛の前面禁止が出たけど2人はどうするつもりなの?」
「私は雄二に変わるつもりもない。誰にも愛は止められない」
「でも校則だよ?代表」
このままじゃ霧島は校則を破ってしまう
「大丈夫私たちは恋愛じゃない」
「え?じゃあ友達?」
その質問に答える代わりに霧島はある紙を持ってきた。
「もう私たちは夫婦だから恋愛なんて域はとっくに超えている」
霧島が出したのは依然騙されて書いてしまったときの婚姻届である。

「うががががががっ」
そのとき話を聞いていた明久とムッツリーにが幸せ税として雄二の口に料理を詰め込んでいた事は目に見えているのでここも省略しよう。

「で、瑞樹ちゃんはどうするの?」
工藤が姫路に質問すると、姫路と島田の様子がおかしいことに気がついた
「恋愛がだめなら、翔子ちゃんのように婚姻届を成立させちゃえば、万事解決です。フフフ明久君。どんな手を使ってでも書かせますからね♪」
「ウチが瑞樹より先にアキにその婚姻届って奴に名前を書かせればアキはウチの物になるのね。フフフ。覚悟なさいアキ!!」
時既に遅し。というのはこの事であるのだろう。2人の思考回路は既に霧島版にアップデートされていた。







そして二次会もそろそろ終わりそうな頃。雄二は何故か僕の夢の話をし始めた
「そういえば、明久」
「何?雄二」
「お前は一体どういう夢を見たんだ?」
それを聞いた明久はついむせてしまった
「それをどこから?姉さんか?」
「とにかくしゃべっちゃえよ」
目の前では殺気マックスで2人が明久を見つめていた
「分かったよ。僕が見たのはね」
そこから明久の夢の話が始まった。
急に転校することになった話。文月学園の清涼祭の話。木原の学園籠城事件の話。全てを話した。それで自分が何を思ったのか。本当全てを皆にさらけ出した。「言え」といわれたからもあるだろう。でもどこかで「言いたい」というのもあったのではないのだろうか


「それで?本当に転校の話が来たらどうするつもりなの?」
明久の話が終わって暫く沈黙が流れていた空気の中最初に話したのは美波だった。その答えに明久は即答で返した。
「なんとしても文月学園を去ったりしない。でも、もし行くとしてもそのときはちゃんと皆に言うよ。こんな大事な話はちゃんと相談しないとね」
と明久がいうと姫路は苦笑いしていた。

「昨日今日で学んだことは一杯あったよ。それにとっても楽しい時間だった。正直姫路さんを引き止めた事が正しかったのかは今の僕には分からない。でも将来は今の延長だから、姫路さんがFクラスにいても姫路さんの努力がちゃんと報われるように僕はちゃんとサポートするつもりだよ。皆と一緒に過ごせるのは後1年ちょっとだけど、その間に一杯思い出を作って大人になってもこうして皆で集まってバカやっていくのが僕の今の夢かなぁ」

あの半年は結局夢であって現実には無かった事かもしれない。しかし明久の心にはしっかり刻みこまれた。日常のありがたさを。だから今を大切にしよう。と心に誓う明久だった

「文月学園は退屈しなくて最高の学校だよ。だから」

おかしな野郎たちと出会って、最初は仲が悪く。、日本語が不自由で、なかなか打ち解けられない帰国子女がいて。実力はあるのに、試験で倒れて最低クラスに押し込まれた女の子がいて。
そんな皆が、同じクラスで同じ時間を過ごして、同じ目標を揚げ、苦楽を共にして今の関係になった。ありのままの僕を受けとめた皆がいるから

「これからもよろしくね!皆!!」

『『『『あまり前だろ!!バカ!!』』』』
そして明久たちの命がけの忙しい学園生活はまだまだ続きそうだ。


そして明久はバレンタインの件も夢であることを思い出して明久は絶望していたのも目に見えているので省略しよう。そして姫路と美波からの告白も綺麗サッパリ忘れられている事を知った二人が明久にビンタとボディを1発ずつ食らわせたことも省略しておこう
 
 

 
後書き
今までありがとうございました。
バカとテストと召喚獣~Second Story~は終了となります。
がまだバカテスのssは続けますので良かったら新しいほうでも読んでくれたら嬉しいです
 
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