| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

VONGOLA TAIL

作者:メテオ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第4話 潜入せよ!エバルー屋敷

「いいトコ見つかったなぁ」

フェアリーテイルに入って家を見つけたルーシィはただいま入浴中である。

「7万にしては間取りも広いし収納スペース多いし、真っ白な壁、木の香り、ちょっとレトロな暖炉に、竈までついてる!そして何より1番素敵なのは………」

バスタオルを体に巻いて、ルーシィはある部屋に入ろうとする。そこには……

「よっ、ルーシィ」

「邪魔してるぜ」

「あたしの部屋ーーーーーーーーーーーーっ!!」

遠慮なしにお菓子を食べるナツと魚を食べるハッピー。そして、バットで素振りをしている山本がいた。

「なんであんた達がいるのよー!」

「おぉ、あぶねぇ」

「まわっ!」

叫びながらルーシィはナツとハッピーに回し蹴りをくらわせた。山本は
それを簡単によけて素振りを続ける。

「だってミラから家決まったって聞いたから………」

「聞いたから何!?勝手に入ってきていい訳!!親しき仲にも礼儀ありって言葉知らないの!あんた達がした事は不法侵入!犯罪よ!モラルの欠如もいいトコだわ!」

「おい………そりゃあ傷つくぞ……」

「傷ついてんのはあたしの方よー!」

「まぁまぁ、落ち着けよ」

素振りを終えた山本がルーシィの肩をポンポン、と叩く。

「落ち着ける訳ないじゃでしょ!てか、回し蹴りよけないでよ!てか、なんであんたもいるのよ!」

「回し蹴りくらったら痛いに決まってんだろ。あと、ナツに誘われたから」

いつものように笑って答える山本。あまりにあっさりすぎたせいでルーシィはこれ以上突っ込むのをやめた。

「いい部屋だね」

「爪とぐなっ!ネコ科動物!」

「ん?何だコレ」

「!」

机の上に置いてある紙の束をナツが手に取る。

「ダメェーーーーーーーっ!!」

ルーシィはナツが手に取った紙を目にも止まらぬ早さでナツから奪いとった。

「なんか気になるな。何だそれ?」

「何でもいいでしょ!てか、もう帰ってよ!!」

「やだよ。遊びに来たんだし」

「超勝手!」

「まぁ、落ち着けよルーシィ。後、そんな格好してないで早く服着ろ。
話はそこからだろ。な?」

「あい!」












ナツ達に振り回されたルーシィはナツ達に紅茶をいれる。

「まだ引っ越して来たばっかりで家具もそろってないのよ。遊ぶモンなんか何もないんだから、紅茶飲んだら帰ってよね」

「残忍な奴だな」

「あい」

「なぁ、ルーシィ紅茶より牛乳がいい」

「文句言うなら帰れ!」

山本が手を上げて言うがルーシィが怒る。

「あ、そうだ!ルーシィの持ってる鍵の奴等、全部見せてくれよ」

「いやよ!凄く魔力を消耗するじゃない。それに鍵の奴等じゃなくて星霊よ」

「ルーシィは何人の星霊と契約してるの?」

「6体。星霊は1体2体って数えるの」

「あー、獄寺が言ってたやつか。あいつ言ってたぜ。『新入り…ルーシィは何だかんだいって結構使える』ってさ」

「使えるって……私は物か」

ルーシィは3本の鍵を取り出す。

「こっちの銀色の鍵がお店で売ってるやつ。時計座のホロロギウム、南十字座のクルックス、琴座のリラ」

次にルーシィはもう3本、鍵を取り出す。

「こっちの金色の鍵は黄道十二門っていう 門ゲートを開ける超レアなカギ。金牛宮のタウロス、宝瓶宮のアクエリアス、巨蟹宮のキャンサー」

「巨蟹宮!?カニかっ!!」

「カニー!」

「……うまそうだな」

「うわー………また訳解んないトコに食いついてきたし。てか、食べ物じゃない!!」

カニ、という事に反応する2人とよだれを垂らして鍵をみる山本。

「そういえばハルジオンで買った小犬座のニコラ、契約するのまだだったわ。丁度良かった!星霊魔導士が星霊と契約するまでの流れを見せてあげる」

「おおっ!」

「血判とか押すのかな?」

「痛そうだな、ケツ」

「なぜお尻………」

ナツとハッピーはお尻をさする。

「我……星霊界との道を繋ぐ者。汝………その呼びかけに応えゲートをくぐれ開け、小犬座の扉。ニコラ!」

魔法陣からでてくる。だが、出てきたのは

「プーン!」

真っ白な身体にオレンジ色の角のような鼻、子犬というのに全く子犬に見えない精霊だった。

「「ニコラーーーーー!!」」

「何だこいつ。すげぇ、変なの」

予想外のニコラの姿に驚くナツとハッピーとニコラを見た瞬間笑い出す山本。

「ど、どんまい!」

「失敗じゃないわよ!!!」

ルーシィはナツに突っ込んだあとニコラの方を向いた。

「ああん、かわいい〜」

「そ、そうか?」

「ニコラのゲートはあまり魔力を使わないし、愛玩星霊として人気なのよ」

「ナツ~、武〜、人間のエゴが見えるよ~」

「うむ」

「面白ぇからいいんじゃね?」

ナツは顔を顰め、山本はいつもの調子で言う。

「じゃ、契約に移るわよ」

「ププーン」

ルーシィはメモを取り出した。

「月曜は?」

「プゥ~ゥ~ン」

ニコラはダメだ、というように首を横に振る。

「火曜」

「プン」

今度は頷く。

「水曜」

「ププーン!」

「木曜も呼んでいいのね」

「地味だな」

「あい」

「俺、寝ようかな」

そう言ってる間に、契約は終わった。

「はいっ!契約完了!」

「ププーン!」

「随分簡単なんだね」

「確かに見た目はそうだけど大切な事なのよ。星霊魔導士は契約……すなわち約束事を重要視するの。だからあたしは絶対約束だけは破らない………ってね」

「へぇ~」

「立派なんだな」

「そうだ!名前決めてあげないとな」

「ニコラじゃないの?」

「それは総称でしょ」

ルーシィは少し悩むと、ひらめいたのか手をポンと叩く。

「おいで!プルー」

「プーン!」

「プルぅ?」

「なんか語感が可愛いでしょ。ね、プルー」

「プーン」

「プルーは小犬座なのにワンワン鳴かないんだ、変なの~」

「アンタもにゃーにゃー言わないじゃない」

ハッピーとコント交わしていると突然プルーが踊り出した。

「な、何かしら………」

「プルー!お前いい事言うなぁ
っ!」

「なんか伝わってるし!」

踊りで何かを伝えようとして、ルーシィには伝わらなかったがナツには何かわかったようだ。

「星霊かぁ………確かに雪山じゃ牛に助けてもらったなぁ」

「そうよっ!アンタはもっと星霊に対して敬意を払いなさい」

「あん時はルーシィがついて来るとは思わなかった。けど、結果ルーシィがいなかったらヤバかったって事だよなぁ。よーく考えたらお前変な奴だけど頼れるしいい奴だ」

「こいつに変なやつって言われた。へこむわ……」

「ドンマイ、ルーシィ」

慰めるようにルーシィの肩を叩く山本。

「そっか………」

「な、何よ?」

「ナツ、どうしたの?」

「よし決めた!プルーの提案に賛成だ!」

いきなり立ち上がるとナツはルーシィに満面の笑みを浮かべて言った。

「俺達でチームを組もう!」

「チーム?」

「あい!ギルドのメンバーはみんな仲間だけど、特に仲のいい人同士が集まってチームを結成するんだよ」

「1人じゃ難しかったり、きつそうだったりするクエストもチームならいける確率が増えるしな」

「いいわね、それっ!面白そう!」

「おぉーしっ!決定だーっ!」

「契約成立ね!」

「あいさーっ!」

「プーン!」

チーム結成に喜ぶナツとハッピーとルーシィとプルー。

「ははっ、良かったな」

「あれ?武は組まないの?」

「俺はもうチーム組んでるんだよ。おれの他にツナと獄寺とあと3人……いや、正確には4人か。まぁ、基本的には自由なチームなんだけどな」

「そうなんだ……ちなみに後の4人は
どれくらい強いの?」

「うーん、俺にはわかんね」

「なっ!?」

あははっ、と笑う山本。

「オイラ的にはみんな強いよ。多分
全員ナツより強いと思う」

「えぇっ!?」

「そんな事ねぇよ!武やツナより俺の方が強ぇっての!!」

「でも、あんた隼人に負けたんでしょ?」

「それは昔の話だ!今やったら俺の方が強いね!」

腕を組んで1人でうんうん、と頷く。

「でも、実際そのくらい強いんだよ」

「へぇ……」

話を変えるようにナツは一枚の依頼書を出した。

「さっそく仕事行くぞ!ほら、もう決めてあるんだ!今回は武も行くぞ」

「シロツメの街かぁ……聞いた事ある様なない様な」

「俺はねぇわ。初めて聞く街だな」

「うっそ!エバルー公爵って人の屋敷から一冊の本を取って来るだけで……20万J!?」

「な!オイシー仕事だろ」

「確かに………ん?とにかく女好きでスケベで変態!ただいま 金髪ブロンドヘアのメイドさん募集中……」

ルーシィはそれを読み上げる。

「ルーシィ、 金髪ブロンドヘアだもんな」

「メイドの格好で忍び込んでもらおうよ」

「あんた達最初から………ハメられたーー!!」

「星霊魔導士は契約を大切にしてるのかぁ。偉いなぁ」

「ひでぇー!!!」

ルーシィは泣き叫ぶ。










一方、ギルドは…

「あれ?エバルーの屋敷誰かに取られた?」

獄寺ともう1人で仕事に行こうとしていたツナが呟く。

「えぇ。ナツとハッピーがルーシィと武を誘っていくって」

「そうか、行こうと思ったのに」

「極限に残念だー!!!」

「うるせぇよ!てか、野球バカは俺達のチームだろ!何してんだよ」

「まぁまぁ、俺も獄寺君もナツと仕事行く時多いんだから何も言えないよ」

ツナが獄寺を宥め、もう1人は今だに
残念そうに床に膝をついて床を叩く。

「ツナよ。行かなくて良かったかもしれんぞい。その仕事……ちと面倒な事になってきた。たった今依頼主から連絡があってのう」

「キャンセルですか?」

「いや………報酬を200万Jにつり上げる………だそうじゃ」

その言葉にギルドの面々が一気に驚愕し、ざわつく。

「10倍!?」

「本1冊で200万だと!?」

「な……何故そんな、急に」

「討伐系の報酬並みじゃねぇか。一体、どうなってんだよ……」
「ちっ………おしい仕事のがしたな」

ギルド内がざわつく中、グレイが煙草を吸ってつぶやいた。

「面白そうな事に……なってきたな」







「言ってみれば、随分と簡単な仕事よねー」

シロツメに行く馬車でルーシィは口を開いた。

「あれ?嫌がってた割には結構乗り気?」

「トーゼン!何てったってあたしの初仕事だからね!ビシッと決めるわよ!」

ガッツポーズをとるルーシィ。

「要は屋敷に潜入して本を一冊持ってくればいいだけでしょ?」

「変態オヤジのな」

「そう、変態オヤジ。こー見えて、色気にはちょっと自信あるのよ。うふん」

「ネコにはちょっと判断できないです」

「言っとくけどこの仕事………アンタ等やる事ないんだから、報酬の取り分7、1、1、1だからね」

「ルーシィが1でいいの?」

「あたしが7よ!」

「ちょ、ちょっと待て………俺達、もやる事……ある………」

「何よ」

馬車。つまり、乗り物で移動しているため酔っているナツが口を開く。

「捕まったら助けてやる」

「そんなミスしません」

「魚釣りでもね、エサは無駄になる事多いんだよ」

「あたしはエサかいっ!」

「まぁまぁ、落ち着けよ」

ナツとハッピーがルーシィを弄り、ルーシィはそれに怒る。そして、山本はいつものようにルーシィを慰めた。








「着いた!」

「馬車には二度と乗らん……」

「いつも言ってるよ」

4人はシロツメの街に着いた。

「とりあえず腹減ったな。メシにしよ、メシ!」

「ホテルは?荷物置いてこよーよ」

「腹が減っては戦は出来ぬ、だろ?」

「あたしおナカ空いてないんだけどぉ~、アンタ自分の『火』食べれば?」

「とんでもねぇ事言うなぁ。お前は自分の『プルー』や『牛』食うのか?」

「食べる訳ないじゃない!」

「それと同じだよ」

「ナツは自分の火を食う事ができないのさ」

「めんどくさー」

山本がルーシィに説明してルーシィはめんどくさそうな顔をする。

「そうだ!あたし、ちょっとこの街見てくる。食事は3人でどーぞ」

ここでルーシィは別行動をとる。

「なんだよ………皆で食った方が楽しいのに」

「あい」

「いいじゃねえか。俺達で行こうぜ」













ホテルに荷物は預けた3人はとあるレストランにきていた。

「脂っこいのはルーシィにとっておこっか」

「脂っこいの好きそうだもんね」

「おおっ!これすげぇ脂っこい」

「こっちに寿司を追加してくれ!」

ハルジオンで食べた時のような勢いで次々と料理を口の中へ運ぶナツとハッピー。山本は自分のペースで食べていた。

「あたしがいつ脂好きになったのよ……もう………」

「お!ルー……シィ?」

ナツが言葉を詰まらせた。

「ん?どうしたナツ………」

山本がルーシィをじっと見る。

「結局あたしって、何着ても似合っちゃうのよねぇ」

今のルーシィの格好はメイド服になっていた。ブロンドヘアをツインテールにして、メイド服を着ている。

「お食事はお済みですか?ご主人様。まだでしたらごゆっくり召し上がってくださいね」

メイドになりきったルーシィがナツ達に言うがナツとハッピーはひそひそ話で話し出した。

「ど~しよぉ~!冗談で言ったのに本気にしてるよ~!メイド作戦」

「今更冗談とは言えねぇしな。こ……これで行くか」

「聞こえてますが!!武ー、これ似合ってるよね!?」

メイドが冗談だと言われて、悲しむルーシィだが、今度は山本の方に向いて聞く。

「…………………よく、わかんねぇけどにあってると思うぜ」

「今の沈黙はなんだったのよー!!」











レストランで食事をした3人とメイド服に着替えたルーシィはどでかい屋敷の前にいた。

ナツは屋敷のドアをノックする。

「どちら様で?」

「魔導士ギルド、フェアリー……」

「しっ!静かに!すみません………裏口から入っていただけますか?」









「先ほどはとんだ失礼を………私が依頼主のカービィ・メロンです。こっちは私の妻」

「美味そうな名前だな」

「メロン!」

「メロンか……食いたくなってきたな」

「ちょっと!失礼よ!」

「あはは!よく言われるんですよ」

ナツとハッピーと山本の失礼な発言をルーシィが注意するが、本人はあまり気にしていないようだ。

「まさか噂に名高いフェアリーテイルの魔導士さんがこの仕事を引き受けてくれるなんて…………」

「そっか?こんなうめぇ仕事、よく今まで残ってたなぁって思うけどな」

「しかもこんなお若いのに。さぞ有名な魔導士さんなんでしょうな」

「ナツはサラマンダーって呼ばれてるんだ」

「俺は……なんもねえな」

「おお!その字なら耳にしたことが」

会話を終えて、カービィは真剣な顔をする。

「仕事の話をしましょう。私が依頼したい事はただ1つ。エバルー公爵の持つこの世に一冊しかない本『 日の出デイ・ブレイク』の破棄、または消失です」

「盗って来るんじゃねぇのか?」

「実質上他人の所有物を無断で破棄する訳ですから、盗るのと変わりませんがね………」

「驚いた………あたし、てっきり奪われた本かなんかを取り返してくれって感じの話かと」

「だが、20万払ってまで消したい本なんて……カービィさんにとって、その本は何なんですか?」

「どーでもいいじゃねぇか。20万だぞ、20万!」

「いいえ……200万Jお支払いします。成功報酬は200万Jです」

「にっ!?」

「ひゃ!」

「くぅ!?」

「…………それってどれくらいだ?」

ズゴンッ!

カービィの言葉を聞いてルーシィ、ハッピー、ナツの順で驚くが、山本はその額の凄さをわからなくて全員ずっこけた。

「ってかまて!なんじゃそりゃあああああっ!」

「おやおや………値上がったのを知らずにおいででしたか」

「200万J!ちょっと待て!4等分すると………うおおおっ!計算できん!」

「簡単です。オイラが100万、ナツが100万、残りはルーシィと武です」

「おぉ、ハッピー。頭いいなぁ!」

「残らないわよっ!」

「お前らなぁ………1人50万だろ」

「でも、どうして突然値を上げたんですか?20万でさえつり合わないのに、それの10倍なんて……」

「それだけどうしてもあの本を破棄したいのです。私はあの本の存在が許せない」

カービィがそう言うと、ナツはルーシィを腕を取った。

「おおおおおっ!行くぞルーシィ!燃えてきたぁ!」

「ちょ………ちょっとォ!」

ナツはルーシィとハッピーを連れ、屋敷を出て行って、山本もそれについていった。




エバルー公爵邸

「失礼します!ブロンドヘアのメイドさん募集を見てきました!!」

メイド姿のルーシィは、ドでかい門に向かって声を上げていた。


「うまくやれよルーシィ」

「頑張れ~!」

「しっかりなー」

そんなルーシィを近くの木の陰から見ているナツとハッピーと山本。すると、突然地面が盛り上がり、どでかいメイド服をきた女性が出てきた。

「メイド募集?御主人様!募集広告を見てきたそうですが」

「うむぅ」

メイド姿のでかい女は自分の出てきた穴に叫ぶ。すると、今度はそこから男がでてきた。

「ボヨヨヨヨーン、我輩を呼んだかね」

御主人様と呼ばれてる事から考えればおそらくこの人がエバルー公爵なのだろう。

「どれどれ」

「よろしくお願いします」

200万のために笑顔を作るルーシィ。しかし……

「いらん!帰れ『ブス』」

「ブ………」

失敗だった。

「そーゆー事よ、帰んなさいブス」

「え……!?ちょ………」

「我輩の様な偉ーーーーーーーーーーい男には………」


今度は4つの人影が地面から飛び出す。

「美しい娘しか似合わんのだよ。ボヨヨヨ………」

「まぁ、御主人様ったら」

「お上手なんだからぁ」

「うふ~ん」

「ブスは帰んな!しっ、しっ!」

出てきたのはルーシィより何十倍のブスの女の子だった。

「あちゃーーーっ!」











「使えねぇな」

「違うのよ!エバルーのセンスがおかしいのよ!見たでしょ、あのメイドゴリラ!」

「言い訳だ」

ハッピーにそう言われて悔しがるルーシィ。

「まぁ、そう言うなよ。ルーシィの作戦が失敗したんだ。……てことはナツ、いつものあれだろ?」

山本がそう言って、背中に担いでいた竹刀を取り出す。

「おう!こうなったら作戦Tに変更だ!」
「『T』OTUGEKI!」

「あのオヤジ、絶対許さん!……てゆーかそれ、作戦なの?」



















 
 

 
後書き
どうでしたか?
先に言っておきます。ランボはこの時点では
フェアリーテイルに入っていません。年齢的に。
キャラ紹介の事なんですが、フェアリーテイル
原作のように話の最初にキャラを紹介するか、
いっぺんに紹介するかどっちがいいでしょうか? 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧