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ヘタリア大帝国

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TURN139 銀河の真実その十二

「元の世界に帰るからな」
「そうしますので」
「そうなんだ、長い付き合いだったけれどね」
 それでもだとだ、モンゴルも名残り惜しそうに応えた。
「その時はだね」
「ああ、縁があったらまた、になるな」
「お会いすることに」
「遊びに来ればいいよ」
 コアイがここで三人にこう言った。
「そうすればね」
「ああ、道はつながってるしな」
「そうすればいいですね」
「何時でも来てそうしてね」
「楽しめばいいな」
「こうして飲んで食べて」
「うん、楽しくやろう」
 笑顔でランスとシィルに話す。
「戦争が終わってもね」
「そうだな、戦いが終わっても」
「楽しめばいいですね」
 二人もコアイの言葉を受け入れた、そうして戦争の後も友人のままでいることにしたのだった。そうした話をして。
 クミズにモンゴル料理を楽しんでいく、そして。
 大修理工場に軍事基地も完成した、これで戦いの用意が出来たのだった。
 その軍事基地を観つつだ、防衛軍の指揮官を務める田中が言った。
「じゃあ戦うか、気合入れてな」
「はい、別世界に入る艦艇が完成するまでの間は」
「守り抜きましょう」
 平良と福原がその田中に応える。
「何、敵が強くともです」
「私達もまたかなりの強さを持っている筈です」
「後は油断せずに戦うだけです」
「ラメダス達と」
「いいか、誰も死ぬな」
 田中は仲間達にこうも言った。
「ここが最後の気合の入れどころだからな」
「そうですな、我々主力艦隊には第八世代から第十世代の艦艇が配備されています」
「そっちの配備は終わったよな」
「既に」
 そうなったとだ、ジューコフは田中に謹厳に答えた。
「出来ています」
「そうか、しかしな」
「何かありますか」
「いや、ジューコフさん元帥だよな」
 ソビエト軍元帥だ、ソビエト国防大臣でもありまさにソビエト軍を背負っている男だ。 
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