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精霊と命の歌

作者:蒼鈴六花
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Disc1
  精霊は異界へと

 
前書き
つい勢い付いて1話しか書けてないのに投稿してしまった……
まあ、後悔はありません。やるからには頑張ります。

あ、これは時空を渡る精霊とはまったく関係ないお話です。
同じラタトスクの騎士のクロスオーバーですが。

それと、この作品も含む全小説ですが……会員じゃない方も感想が書ける様にしました。あまり過激な感想を書かれると困りますが……批判でもどこが悪いか書いてもらえると助かります。直すかは別ですが。(内容次第?)

ともかく、新作どうぞ。
 

 
これは、心の織り成す物語――

真諦―しんたい― ジタン・トライバル
誰かを助けるのに理由はいるかい?

純真―じゅんしん― ガーネット
「王女らしく」ではなく本当の自分を確かめたいの……でも……

哀傷―あいしょう― ビビ・オルニティア
生きてるってこと、証明できなければ
死んでしまっているのと同じなのかな……

迷律―めいしん―― アデルバート・スタイナー
人の為に生きることは真に自分の為なのか教えて欲しい
何のために人は生きるのか――

彷徨―ほうこう― フライヤ・クレセント
思い続けることの辛さより
忘れられることが怖いのじゃ……

求道―きゅうどう― クイナ・クゥエン
好きな事やってて悪いアルか!!
だけど……たまには叱って欲しいアルよ……

孤独―こどく― エーコ・キャルオル
大丈夫だなんて思わないで……
一人でいると、寂しさがいっぱいやってくるの……

過信―かしん― サラマンダー・コーラル
自分が何をしたいか、何ができるのか
今 その答えを出せというのか……

活路―かつろ― エミル・キャスタニエ
諦めないよ、絶対に道はあるって信じてる……
だから……諦めないで……

真如―しんにょ― ラタトスク
俺は、俺の心に従って動く
だからこれは……俺の本心だ



真実の心、穢れなき心、深く感じる心、迷う心、さまよう心、求める心、孤独な心、過信する心……そして、足掻く心と在るがままの心――

全ての心が響きあい、奏でる音色は果たして――






◆ ◇ ◆

アレクサンドリアの入り口近く、とんがり帽子の小さな男の子が何かを見つけた。
近づいてみると、人だった。
男の子は慌てて大丈夫!? と言って、自分よりやや年上そうな人を起こす。見た目は15~16歳だ。
倒れていた人はゆっくり目を開けて起きた。そしてとんがり帽子の男の子を不思議そうに見た。

「ボ、ボクはビビ。君は?」

「え、えと、エミルです」

とんがり帽子の男の子は自己紹介する。それを聞いて倒れていた人も自己紹介した。
そうして二人は出会った。




◆ ◇ ◆

僕は今、先ほど助けてくれたビビと一緒にアレクサンドリアと言う町を歩いている。
そんな中、自分の疑問に思った事を自身の中に存在するもう一人に問いかける。

(どうして僕達違う世界に来てまた二つに分かれちゃったのかな?)

(分からねぇ、唯一つ言える事は帰る為には力が足りねえって事だ。相当力が減っている)

(えと、時間が経てば回復するんだよね?)

(ああ、何故かは知らないが俺達自身でマナを生成している。マナのないこの世界でも活動できるのはそのためだ。その生成したマナを溜めていけば帰れるようになるだろう。かなり時間は掛かりそうだがな……)

(良かった。絶対に帰れないわけじゃなくて)

「どうしたの?エミル」

自分の中にいるラタトスクと話すのに夢中になっていたみたいでビビが心配そうにしている。

「あ、ごめん。ちょっと考え事してたんだ」

「良かった。気分が悪いのかと思った」

ビビはとっても不思議な外見だけど、この世界じゃ普通なのか他の人はあまり気にしていない様子。
話してみるととっても話しやすくてすぐに友達になれた。
こんなに早く友達が出来るなんて……昔じゃ、ちょっと考えられないなぁ。

(似たもの同士だからじゃないか?)

(ビビと僕って似てるかな?)

(似てる)

どこが似てるんだろう?
そう思いつつもビビと一緒にアレクサンドリア王国を歩いていく。
なんでもビビは劇を見に来たようで僕も一緒に見に行こうと誘ってくれた。

そしてその途中、どてっと音がする。

「だ、大丈夫?ビビ」

「うん、だ、大丈夫」

またビビが転んだ。
何もない所でも転ぶけれど、運動苦手なのかな?

(いや、苦手ってレベルじゃないだろ)

ラタトスクのそんな声を聞きながらビビと一緒にチケットブースへ。
するとチケットが偽物と分かった。

「ご、ごめんね」

「そ、そんなに落ち込まないで。僕は大丈夫だから」

ビビの落ち込みように店のおじさんがカードをくれた。とってもいい人だ。
それでも少し落ち込んでいるビビに気分転換になるかなと思って近くにいた縄跳びをしていた子達に加わって縄跳びをするとビビはすごい跳んだ。

「すごいよビビ!」

「そ、そうかな?」

本当にすごいと思う。あの縄跳びを1000回も跳んじゃうなんて。

(どうしてこんなに動けるのにこけるんだ?)

ラタトスクは呆れていたけど、普通にすごいと思うけどなぁ……
それから僕達はチケットブースの人が言っていた裏通りのジャックって人を探しに裏通りへ。
すると、ねずみの子が話しかけてきた。

「おいっ! お前らっ! さっき、持ってたチケットがニセモノって言われてただろ!」

ねずみの子は自分の家来になれば今日の芝居を見せると言うけど……
なんだかんだでねずみの子と共に芝居を見に行く事になった。
ただ、ラタトスクを抑えるのが大変だったと言っておく。

途中で最初に探していた裏通りのジャックって人にビビがお金を盗まれたけど、ラタトスクがそれに気付いて僕と入れ替わってジャックさんを追った。
……その後、ジャックさんが悲惨な目にあったけど……自業自得だよね?

ねずみの子には遅い! と怒られたけど、謝ったら許してくれた。
この後はモーグリのクポとスティルツキンに出会ったり屋根の上を歩いたり。

「が、頑張ってビビ!」

「う、うん」

途中、渡っていた板が落ちちゃったり瓦がずれて滑り落ちそうになったりひやひやしつつも屋根を渡りきる。
その間にねずみの子と自己紹介した。
ねずみの子はパックっていうみたい。

(でも、本当に忍び込んでも大丈夫なのかな?)

(見つかった時は全力で逃げりゃあ捕まらねぇよ。なんならその時は変わってやる)

(頼りにして良いのか悪いのか……)

ラタトスクとそんな会話をしつつ無事、城の中にある芝居が行われる船にたどり着いた。
そこは、まるで賑やかさを取り戻したアルタミラみたいだった。
始まった劇では結構迫力のある戦闘が行われたり演出用の魔法が使われたりと結構楽しめる内容でラタトスクも興味深げに見ていた。

(演出用の魔法か……興味深いな。俺達の世界じゃ見た事がねぇ)

(そうだね。そもそも劇に魔法を使おうって思わなかったもんね)

(それに、こちらの世界の魔法はマナじゃない力で発動するみたいだ。魔法体形も俺達の世界と違う。だが、辺りに漂っている力を使えば再現可能だろう)

(え? って事はこの世界の魔法が使えるって事?)

(使えるには使えると思うが、再現する前にしっかりこの世界の魔法について調べないと不自然に思われるかもしれないぞ)

(そ、そうだね。でも、魔法かー。使ってみたかったんだよね)

ゼロスみたいに魔法と剣を組み合わせてみたかったんだ。
……まあ、魔法じゃないけどセンチュリオンの力を借りて似たような事はできたけど。

(あれ? ここって違う世界だけどセンチュリオンの力って使えるの?)

(今は難しいな……それと一時的にだが、魔物を呼び出す事も可能だろう。ただ、魔物呼び出したらその分マナを消費して帰るのが遅くなるがな)

(戦う前に聞いておいて良かった……戦う時に発動せず驚いていたら危険だもんね)

と会話をしつつも劇はちゃんと見る。
そして、芝居が終わりを迎える。

「う、良い話だね」

「く~っ、良い芝居だぜ!」

「うん、そうだね」

三人で涙ぐんだり興奮したりしていると兵士にバレて追い掛け回される事になった。

「び、ビビ! 速く!」

「う、うん!」

パックは逃げている間にはぐれて僕達は舞台上に上がってしまい、ビビは中間にお姫様役の人がいるのに混乱して兵士に魔法を使ってしまった。
お姫様役の人はローブが燃えたためすぐさま起き上がってローブを脱いだ。
混乱が続いて逃げようと必死なビビは転んでしまい、起き上がらせている間に何故か騎士の人達と戦うことに……

(え? え? どういう状況なの? これ)

(どうやら本物の姫が逃げ出そうとしているのを騎士が捕まえようとしているらしい。で、劇のやつらは姫を助けようとしているっぽいな)

(え、ええええええ!? で、でも騎士の人達と戦っていいのかな?)

(姫の方は何か切羽詰っているみたいなのに騎士は気付いてないみたいだな。ま、俺はお前が望むならどっちについてもいい)

(ひ、姫様の方は何か事情がありそうなんだよね? なら、姫様の方を助ける!)

(好きにしな)

会話を終えた僕は戦闘を始めた。
戦闘の途中で騎士の部下の人達が逃げ出して騎士の人が膝をついた時、劇場だった船は浮き始める。
なんでこんな所に船があるんだろうとは思っていたけど浮くと思っていなかった僕達は驚いた。
船に鎖が打ち込まれてゆれる船内が辛うじて持ち直した時、城から火の玉の魔物が打ち出された。
魔物は騎士の人の後ろにいるのだが、騎士の人は気付かない。

「おっさん、後ろを見ろ!」

「後ろをみてください!」

僕達は必死に騎士の人に言ったが、騎士の人は騙されん! と後ろを向いてくれない。

「ボムがぁ……」

ボムと言うらしいあの魔物は嫌な予感しかしないと思ったら爆発するらしい……

(ら、ラタトスクー! ど、どうしようーーー!!)

(なさけない声出すな! くそ! このままじゃあ爆発に巻き込まれる! エミル、魔物を呼ぶから変われ!)

(う、うん!)

僕とラタトスクは一瞬で入れ替わる。

「来い! パニッシャー!」

地面が揺らめき、そこから闇色の気高き乙女の姿をした魔物が出てくる。
体が闇に紛れ込むように暗い色をしているため誰にも気付かれていない。

「パニッシャー! フォースフィールド!」

「オオオオォォォ……」

僕達を包むように一瞬だけバリアが張られ、その瞬間爆発が起きる。

(うわあああああ!!)

「っく!」

爆発で船が破壊された音とともに大きな揺れで立っていられなくなり、森が見えてきた所で僕達は宙に投げ出された。






 
 

 
後書き
パニッシャーは原作だと黄土色。闇の人工精霊なのにね……そう思ってちょっと変えちゃいました……(すみません。バレないようにバリア張れそうな魔物がいそうにないので……)
それと最初の言葉はFF9のオープニングから。

……実はFF9は一度クリアしたのですが、かなり忘れている部分が多いです。
とくにラスボスなんてまるで覚えていません。と言う訳で今プレイ中です。
なわとび30回も飛べなかったり裏通りの人にお金盗まれた上にカードで負けたりとてつもないへっぽこプレイで進めながら書いてます。

あ、エミルのトランスの姿どうしよう……色を変えるだけかそれともごそっと変えるか……どっちがいいですかね?一応精霊っぽくをイメージして考えた姿があるんですが……

あれ?他にも書きたい事あったような?
まあ、気がついたら書き足します。
 
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