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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百八話 リハーサルその四

「お笑い入ってそうね」
「実際にそうだ、殺人や麻薬の売買等もしていない」
 ガブリエラは殺し屋だ、しかし撃たれても撃たれた者は額から血を流しながらピンピンしているので何の問題もない。
「山羊愛好団体と思っていい」
「そうした連中なのね」
「何か私達に似ている人いてそうね」
「そうだよね」
 本当に直感からだ、亜美と真美はこう思った。
「他にもいてそうだし」
「楽しみだよね」
「君達を最初に見た時に思った」
 風間がその愛美と真美に答える。
「二人程似ている子がいるとな」
「そうですか、やっぱり」
「いるんですね」
「こうしたことは本当によくある」
 常である、この戦いにおいては。
「俺達はそれを見ることも仕事になっているな」
「では私達もですね」
「そういう気がするの」
 千早と美希も直感的に察して話す。
「そうですね」
「絶対に誰かいるの」
「そうだ、君達もいる」
「俺実際にそっくりだと思ったよ」
 二人には矢車と影山が言う。
「そしてやはりと思った」
「いたってね」
「そうですか、では」
「その娘に会うの楽しみにしてるの」
「私にも誰かいるかな」
 やよいは期待する声で言うのだった。
「いたらいいけれど」
「ああ、いるよ」
 加賀美がそのやよいに答える。
「君に似ている娘もね」
「あっ、そうなんですか」
「性格は全然違うけれどね」
 しかしいることは事実だというのだ。
「いるんだって思ったよ」
「そうなんですね」
「君達の場合は特に多いかな、君も」
 加賀美は雪歩も見て言う。
「絶対に誰かいるよ」
「私もですか」
「これから出て来るかもね」
 雪歩と非常によく似た分身の様な娘がだというのだ。
「どういう娘かはわからないけれど」
「そうですか」
「まあとにかくそっくりさんはいるよ」
 人によるが、というのだ。
「それぞれの世界にね」
「じゃあ私もいますね」
「国だったりするよ」
 加賀美は明るい顔で言う春香にこう返した。
「君の場合は」
「私国なんですか」
「ベルギーって国がさ」
「ああ、あのワッフルとチョコレートの国ですね」
 春香もベルギーのことは知っていた、お菓子で有名な国だ。
「あの国と私がですか」
「そっくりなんだよ」
 加賀美はこう春香に話す。
「喋り方は違っても」
「そうですか」
「とにかくそっくりな娘がいる娘は多いから」
「そうなんですね」
「そのことは期待してくれていいから」
 こう話すのだった。
「いや、本当に色々な人がいるよ」
「そういえばですけれど」
 プロデューサーもだ、ここでこう言うのだった。 
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