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KAIXA

作者:斬刄
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平穏な日常の終わり

何だよ…何だよこれ⁉担任が怪物になった⁉
白い怪物に身体が変異して人間を襲う。
これじゃあオルフェノクまんまじゃないか⁉


「うわぁぁあ‼」
「誰かぁぁ!助けてくれぇ!」
「いやぁぁぁ‼」

殺される。誰か助けが欲しい!
このままだとみんな殺されてしまう‼美香だけでも…

「うろたえるな!人間ども‼」

一喝で教室は静まりかえった。
その後怪物は命令した。
話によると俺たちを人質にするつもりだそうだ。本来なら生かす必要もなく殺すべき存在であり、生かす価値はないということだ。

こいつらは人間を憎んでやがる。
これだけは分かる。こいつらはオルフェノクに違いない。
そいつらの仲間がドアから急に現れ話し合っていたが、突然地震が起きた。
廊下から悲鳴が聞こえそれを聞いた他のクラスメイト達はパニックになりクラスメイト全員の逃走になった。
俺と美香はなにかあった時のためにカバンを持ってゆき、美香は俺の手を掴み一緒に逃げた。
その慌てたクラスメイト達はドミノ倒しに倒れてゆき死んでしまった生徒もいた。
俺たちは逃げた方向の逆の上の階段に行き遠回りしてチャンスを待っていた。ギリギリのところでピッキングを利用して体育館の倉庫に逃げ、その後どうなっているかは分からない。このまま体育館の倉庫にとどまるしかできなかった。最悪な状況だ。外がどうなっているか分からない。食糧は少なく電気も水も何もない。
音を消すためにイヤホンを利用し携帯で電話しても
「あれからもう一時間は経ってるのになんで助けがこないの⁉」
「今携帯で繋いでいるけど繋がらない‼くそっ‼これだとここに残るしかない‼」
頭を使え。
絶対に勝てない強者が弱者を狙おうとする時、弱者はどうやって生存率を高めその方法を考えれるか。
力で勝てないなら逃げるが勝ち。
正門は論外。あそこに大量のオルフェノクがいるのは間違いない。
柵を登って逃げる?人外過ぎて逆に追いつかれる。
俺たちは1時間話し合った。
自分達の納得のいくまで。
助けなんてこないことが分かった。
なら逃げ道は一つ。
俺たち二人の頭の中にある地図を共有しどうにかすること。
「みぃ〜つけたぁぁぁ‼」
体育館の倉庫から出て俺たちは打開策を頭に叩き込む。
「走れ!俺が囮になる‼待ち合わせは分かってるな‼」
「うん!分かった‼」
向かう場所は安全な場所。
大脳をフル回転させ高い判断力を維持させるんだ。
そうしなかったら殺される。


合流地点:高級ホテル
ここなら水はあるし、食糧がある。電気もあるかどうかは分からないが必要最低限の量さえあれば問題ない。
オルフェノクが襲いかかってきても高級ホテルには手榴弾でも壊れない鋼鉄のシャッターがあるから問題ない。
防衛システムでホテルは完全封鎖されるかもしれないが俺は裏道を知っている。俺はホテルに駆けつけて急いで裏道を行き、美香については近道を教えて裏道を通り、俺は遠回りして集合地に駆けつけたが
「美香お前なんで大怪我してるんだよ⁉」
「ごめん…ね?ちょっとヘマしちゃった。」
俺は隠れて行動を起こすのは得意な方で段ボールを利用して何とか逃げ切った。嗅覚で追ってくるオルフェノクがいなくて良かった。
俺は無事に集合地点についたが美香は腹部を割れたガラスの破片で突き刺さっていた。それも重傷の怪我をしており、どうしようもない。
美香は死ぬ覚悟をしていた。
なんで…こんな時に⁉
「ゴールデンウィークの約束だってあるだろ!まだ休みは終わってないぞ!人生これからじゃないか!生きて俺の友達と一緒に遊んでワイワイ騒ぐんだ!

お前が死んだら俺は!…俺は」
「最後に…一つ言いたいことがあるけど…いいか…な」
最後なんてやめてくれ。
死ぬな。死なないでくれ。
「玲のことを愛してます…玲と生きてて私。凄く幸せだったよ。」
笑顔のまま心臓も冷たくなってゆく。
やめろ。やめてくれ。
叫んだ。叫んでも答えてくれない。畜生。


美香は自分の血で地面に文字を書いた。
その書いた文字は

大好き。

俺は涙を流した。
書いた後にゆっくりと力を抜き、目を瞑って死んでしまった。
「美香ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ‼‼‼」
美香は涙を流しても苦しくもなく苦痛に満ちた最後ではない。人生に後悔のなく笑顔のまま死んでいった。
俺は泣きながら死んだ美香を抱きかかえた。

「美香が一体何をしたんだ!過去による罪かよ!何も悪いことしてないだろ!この子は高校に入るまでの間は心も体も傷ついたのにまだ仕打ちを受けらせるのかよ‼ずっとひとりぼっちだったんだぞ⁉この子を一人にしないでくれ!
美香は優しいんだ‼


美香を殺さないでくれよ!なぁ頼むよ神様ぁぁぁ‼」
「最後は負け犬の…遠吠え。いや雄叫びか?」

頼みのシャッターは破壊された。
そもそもこのシャッターは時間稼ぎだ。生きるための生存方と栄養分補給の一つ。


しかし、ここから先は何も思い浮かべない。もう死ぬことは間違いないなかった。

なんでこんなに弱いんだ。
なんで美香が死ぬことになるんだ。
やっとまともな学校生活ができるじゃないか。苦しくてたまらない。
俺は遂に一人になってしまった。
それもこれも何もかも…
「人間の分際で逃げ足が早いものだ。その女。大事な人か?


安心しろ。お前の大事な人とまた合わせてやろう。良い考えがあるのだがお前を殺してオルフェノクにでもさせてやろうか?ほとんどの人間は灰になって死んでいったからな。貴様は高い生命力さえあれば少なくともかなり強力なオルフェノクになれるだろう。なに、記憶も残るし人間だった頃よりも気分が優れるぞ?お前が最後の一人だ。
選択肢を与えてやろう。ここで完全に死ぬか。オルフェノクになるか。」
なに笑ってんだよ。
お前らが日常を壊したのか。
俺らはお前らに何か悪いことでもしたのか?何もしていないじゃないか‼俺たちを人質に飽き足らずまだ俺たちを苦しませたいのかよ‼
俺はこんな奴らに殺されてオルフェノク化になれと?ぶさけるな‼‼
お前らは俺の大事な人を殺した。
「返せよ…」
【standby】
力なんてない。普通の人だ。
化け物を倒せる力なんてない。
じゃあ何でこんな玩具を使って戦おうとしているんだ?
信じたい。普通ならこの玩具で戦うなんて馬鹿げている。

頼む神様。
俺はどうなってもいいです。
力が欲しいです。
こいつらを薙ぎ倒す力が欲しい。
これが最後の賭けだ。
このベルトが力になるかそれも叶わないのか。
もしこの世界がフィクションでこのベルトもフィクションで変身が可能ならそうでありたい。
「美香を返せぇぇぇぇ‼」
【complete】
そしてこの時俺は





人間を辞めた。

 
 

 
後書き
仮面ライダーカイザVS
チキンオルフェノク
アントオルフェノク
タイガーオルフェノク 
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