IS<インフィニット・ストラトス> 動かした男達
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二話『最強と天災さん前篇』
前書き
後書きから、ちょっと変わります。
ではスタートデス!!
―――IS学園応接室―――
どーも、樹希です。ただいま、職員試験みたいのを受け終わりました。さっきの問題の答え貰ったから、答え合わせしてるけど90点以上はいってると思う。試験官みたいな人いるんだけど、何故かブリュンヒルデこと、織斑千冬さんだった。
「んっ、何か私のことを嫌な呼び名で呼んだ気がするが?」
「いや、呼んでないっす」
「なら良いんだが」
何なんすかこの人、読心術でも心得てるのかよ、俺のプライバシーは!?
「それにしても新嶋、お前やるなぁ。さっきのテストほぼパーフェクトだぞ」
「ちなみに、違ったところは?」
「ISの世代の問題だ、今は第三世代だろ?なぜ、第四世代と書いた」
「織斑先生の弟さん、確か一夏君でしたっけ?一夏君の機体どう考えても第四世代じゃないですか」
「何故そう言い切れる」
「単一仕様能力だけで拡張領域ほぼ使いはたすなんて無理っすよ、しかもアレ、束博士が作ったものじゃないですか。だから、第四世代だと思ったんですよ」
「そう言われると、確かにな。ちょっとあの駄兎に聞いてみるか」
織斑先生、目が怖いっすよ。たぶん、小学生ぐらいだと泣いちゃいますよ。
「じゃあ、もしかして俺って、パーフェクトですか!?」
「そうだな、おめでとう。そして、ようこそIS学園へ、新嶋先生」
「これからお願いします」
「んでは、これから明日の打ち合わせを・・・」
んまぁ、そんなこんな打ち合わせをしていて、あらかた終わった時、
「織斑先生!!大変です!!」
「なんだ、騒々しい。ノックぐらいしろ」
「すっすいません…、それどころじゃないんです!!また史紀君が、脱走しました!!!」
「あの馬鹿は、姉の方は?」
「お姉ちゃんの方は、脱走する意味がないと言って食堂でご飯食べています」
「はぁ、全くあの馬鹿は世話を焼かせるな。新嶋、さっそく仕事だ、この男を探して捕まえろ」
そう言って、写真見せてきた。
「これ、男ですか!?」
「正真正銘、お前と同じ性別だ」
「うそぉ、マジで」
「マジだ、というわけで、早く捕まえてこい」
「イエス、マム」
いやぁ~、この雰囲気だと言いたくなるなぁ
「いいから行ってこい」
バシン、
いってぇ、何今の!?出席簿ってこんなに痛いの!?
「あっ、聞きたいことがあるんすけど」
「何だ」
「今まで逃げたところと、ISの所持についてです」
「今まで逃げたのは、校門と森の中だったな、ISについては、こちらで保管している」
「あざっす、じゃあ、行ってきます」
「半殺しでもいいからな~」
何か最後に、恐ろしいこと追加された気がするけど…、まぁいっか。
―――IS学園浜辺―――
「俺の予想だと、ここに来ると思うんだけどなぁ」
浜辺で待っていると、
「よっしゃー、逃げ切った。さっさと泳いでいこっと」
ドンピシャだよ、どんだけ単純なんだよ。ありがたいけどww
「残念だけど、それは無いよ」
「誰だよあんた、ここの職員じゃ見ない顔だな。まぁ関係ないがそこをどけぇぇぇ」
殴りかかってくる、目標にクロスカウンターを決めながら、
「だが、断る」
この言葉、言ってみたかったんだよなぁ。他にも色々言いたいセリフあるんだが。つーか、目標の男一発でのびちゃったけど、死んでないよなぁ。
「ともかく、電話、電話」
Puuu,Puuu,
『はい、織斑です』
「あっ、先生。目標のバカ捕まえました」
『そうか、それで馬鹿はどうしてる』
「クロスカウンター決めたら、のびました」
『それでは、職員室まで連れてこい』
「了解」
俺は、のびている目標を担いで職員室へ向かった。
―――職員室―――
「まったくもって、貴様は何をしている」
「いやぁねぇ、先生コレはですねぇ、毎度のことながらの好奇心というか、冒険心というか…、ハハハ」
ヴァシ――ン
えっ、今の音、『バ』じゃなくて『ヴァ』だったよ。絶対、ダメなパターンだよコレ。
「いってぇ。先生、軽く本気出したでしょ、マジで痛いよ」
「貴様が口答えするのかいかんのだ」
「あの~、織斑先生。置いていかないでほしいんですけど…」
「すまんな、この馬鹿は峰村史紀だ。世界で三番目の男の操縦者だ。お前と同じで公表されていない」
「峰村史紀だ、よろしく」
「新嶋樹希だ、IS技術スタッフ兼教員補佐だ」
一瞬にして、史紀君の空気が凍りついた気がするが…、
「マジで」
「マジです」
何か、一気に溝ができた気が…、
「新嶋先生?一つお願いが有るんですけれど」
「ん、何?」
「俺を強くしてください!!!」
!!!???、すんげえ予想外なんだけど。
「俺よりも織斑先生の方がいいと思うよ」
「だって、教えてくんないんだもん」
「当り前だ、貴様が脱走したりするからだろう」
「だから、新嶋先生、強くしてください」
「いいけど、条件がある。先生たちに迷惑かけない、もう逃げたりしない、これを守れば教えるが出来るか?」
「出来ます」
「んじゃ、合格。頑張ろうな」
「うっす」
こうして、初めての弟子が出来たのあった。
―――第三アリーナ―――
今は、織斑先生とに校内の案内をしてもらっていて、アリーナに来ている。アリーナには、休みも関わらず、訓練している奴らがいた。
「織斑先生、あの白いのが弟さんですか?」
「あぁ、家の愚弟だ」
「打鉄使って混ざってもいいすか?」
「そうだな、ちょっと鍛えてやれ」
「りょーかいです。あっ、顔が隠れるマスクみたいなのあります?」
「忍者みたいに、布を巻いとけ」
―――アリーナグラウンド―――
「なぁ、どうやったら瞬時加速(イグニッション・ブースト)のスピード上がるかなぁ」
「一夏それはだなぁ、こうギューと貯めて、ドガ―ンていう感じだ」
「一夏さん、瞬時加速はですねぇ「それなら、俺が教えてやる」えっ」
いやぁ、みんなこっち見て唖然としてんなぁ、確かにこれ見たらそりゃなるか。
俺の今の姿は、黒いISスーツに打鉄を付けて、顔は黒い布を頭に巻いて口元は黒いネックフォーマーを付けている。この格好熱い。
「史紀じゃないよな、誰だ!」
「おいおい、これから教えてやるって言ってる奴にそれは、無いんじゃない?一夏君。あと、年上だぞ」
「そうなんですか、すいません」
「「なんで、普通に誤ってるんだ(ですか)」」
「すっすまん」
「ククク、お前ら仲いいなぁ、そんじゃ、始めるぞ」
そう言って、俺は、打鉄の近接ブレードで斬りかかった。
ガキィィン
一夏に届く前に、打鉄を付けていた奴に止められた。
「へぇ、今の止めるんだぁ。君名前は?」
「急に斬りかかる奴に、名乗る名などない!!」
「んじゃ、ブシド―さんでいっか」
「変なあだ名をつけるな!!」
力が強まる。でも、全然踏ん張れていない。
「全然力が入ってないよ」
そう言って、俺はノーステップで壁まで斬り飛ばした。
「うぐっ」
「「箒 (さん)」」
「大丈夫だよあれは、ちゃんと手加減してあるよ」
「てめぇ、いい加減にしろよ。ぜってぇゆるさねぇ」
「チョイ待て、一夏君、君は勘違いしているよ。俺は、教えてやるって言ったんだよ。ここの皆にさ」
「だからって、箒をブッ飛ばして言いわけないだろう!!」
ダメだこいつ、熱くなって周りが見えてない。
「ちゃんと見てみろ、えっと、箒ちゃんだっけ?彼女無傷だよ?」
「そんなわけあるかよ、あんだけブッ飛ばされたんだぞ」
『一夏、落ち着け。私は、そいつの言うとおり無傷だ』
「えっ!?」
間抜け声を出しながら、箒ちゃん?の方を見ていた。やっと、落ち着いてくれるだろう。
「なっ、だろ。無傷だって」
「そうみたいだな。すいません、熱くなりすぎていました」
「イイってイイって、それよりかも、何か嫌な予感がするんだが」
予想は、的中していた。後ろから何か飛んでくるのISが感知していた。俺は、間一髪避けたが、その代わりに一夏君に当たってしまった。その正体は、出席簿だった。
「やりずぎだ、馬鹿者だ。あと、避けるな」
「いやいや、避けなかったら、ああなっていましたよ、俺」
指をさし、でこに直撃してもだえている一夏君を確認した。
「うぅ~、いってぇ~、千冬姉何すんだよ!!」
「織斑先生だ、馬鹿者」
落ちていた、出席簿を拾いまた叩いた。
「いっつ、というか織斑先生、そいつ誰なんですか?」
「明日になったら分かることだ、行くぞ」
「りょ~かいです。んじゃぁ、また明日、一夏君。あと、年上だから敬語にしといてな」
「えっ、あぁ、はい」
俺は千冬さんに連れていかれた。
「なぁ、何だったんだろうな、あの人?」
「「さぁ」」
こうして、アリーナの一見が終わった。
―――寮入口―――
「全く、貴様は何をしている」
「すいません、IS乗ると若干性格変わるみたいなんですよ」
「まぁいい、部屋は職員部屋だ。あと、少し面白いことになっているぞ」
そう言って、鍵を渡してくれた。
「ろくでもないことな気がするが、まぁいいや。それでは、失礼します」
「それでは、また明日。あと何かあったら電話するか、一年の寮長室に来い」
「分かりました」
―――自室前―――
俺の部屋は、角部屋だった。角部屋って広いんだよなぁ。さっき、面白いことになってるって、言っていたけれど何なんだろう。
ガチャ、
「おかえりなさい、簪ちゃんにする?それとも、切歌ちゃん?それともあ」
バタン、
(あれれ~、何か幻覚見た気がするなぁ。今、俺の嫁と妹二人が裸エプロン(たぶん、水着付けている)だった気がするんだけどなぁ。ひとまず、織斑先生に電話だな)
Puuu,Puuu,
『はい、織斑です』
「あっ、先生。樹希です。部屋に露出狂が「ギャァァァァ、止めて樹希ぃぃぃ」ぬぅわ」
『ん、あぁ、それが面白いことのしょ』
ツー、ツー、ツー、
切れちゃった。
「O・HA・NA・SIがあるので中へ、どうぞ、マイハニ―」ゴゴゴ
「うっうん」
―――自室―――
部屋に入ったら、切歌と簪がいた。二人とも裸エプロン姿もどきで、ベットに座っていた。
「さて、この状況を説明してください」
「はい…」
理由を聞くと、俺の部屋が角部屋なので広いということもあり、三人もこっちに引っ越ししたらしい。それで、ついでに帰ってきた俺を、驚かせようとしたらしい。
「判決言います。容疑者は、新嶋刀奈改め、更識楯無とする。その他の二人は無罪です」
「えぇ、何でよ~」
「「(お)兄ちゃん(さん)ありがとう(デス)!!」」
「それでは、更識楯無にはこれから、一週間、料理当番をしてもらいます。ちなみに皆の弁当も作りますので」
「うそぉ」
「ホントです。まぁ、おふざけはここまでして、とりあえず着替える。さっさとしろ」
三人を着替えさせる。ん、俺はその間どこに居たかって?そりゃあ、廊下で座禅していたよ。だって、中がキャッキャウフフなんだもん。だから、座禅してるんだよ。
『いいわよ~』
「やっとかぁ」
いつもの普段着に着替えた三人と暇なので大○闘○マッシュボールをしていた。キャラは、俺が傭兵さんで、刀奈が黄色のネズミで、簪がピンクの悪魔、切歌が桃姫だ。結果は、簪の無双状態だった。五戦やって、すべて勝ちやがった。こうして楽しく遊んでいたのでした。
この後のものすごいこと俺達はまだ知らない。
後書き
Lio「いやぁ、IS学園に入りましたねぇ。樹希」
樹希「いきなりすごかったよ。つか、疲れた」
刀奈「まぁまぁ、そんなこと言わずにテンションあげて♪」
切歌「お姉ちゃん、無理デスよ。私だって、一週間は疲れが抜けなかったデスもん」
簪 「うん、確かに」
樹希「お前らのせいじゃこのやろ~」
刀切簪「「「ぎゃあぁぁぁぁ」」」
Lio「仲いいねぇ。んじゃ、そろそろ、次回予告よろしく」
樹希「次回、IS<インフィニット・ストラトス>動かした男達、第三話」
切簪「「『最強さんと天災さん後篇』」」
刀奈「次回も…」
Li樹刀切簪「「「「「お楽しみに!!!!」」」」」
樹希「なぁ、何でLioって言うんだ?」
Lio「それを聞くのは、タブーだよ、樹希」
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