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メモリアル・ヴァフェ

作者:黒霧12
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プロローグ

 
前書き
これは文章力皆無の人が書く物語です。しかもカメ更新になるかもです。
それでも「別にかまわまいぜっ」という人はこれからよろしくお願いしますっ。
では、「メモリアル・ヴァフェ」はじまりますっ 

 
 奴らが最初に現れたのは南アメリカ付近の太平洋からだった。異形の敵、堅い外皮を持った奴らは「ヘイディファイント」と呼ばれた。

 その時現れたヘイディファイントは1体。体長3m程度、黒光りする外殻で覆われた、アノマロカリスに酷似したものだった。最初に被害にあったのは漁船。船体を側面から削ぎとるように食いちぎられ、船員が救難信号を出したことが発覚につながったのだ。アノマノカリス型のヘイディファイントはその後チリの海岸で上陸しようとしたところを警官に撃ち殺された。

 この時は、「古代の生物が生きていた」という題名でよくニュースで放送された。だが、おふざけ気分でいられたのはその時だけだった。なぜならその約一か月後、ドイツにヘイディファイントの大群が現れたからだ。

 現れた数は50体以上、ヤエケロプテルスという古代の生物をに似たヘイディファイントだった。ヘイディファイントには、見つけた生物を手あたり次第襲うと性質があった。故にドイツは軍隊を動かし殲滅作戦を行う羽目になる。これが本格的なヘイディファイントとの戦い始まりだった。





説明と世界設定


 ヘイディファイント、それは約一か月周期で現れる異形の敵。古代の生物に酷似した姿をしているもの。黒光りする堅い外皮・外殻を誇り、青いコアを破壊しない限り活動を続ける。また、見つけた生物を手あたり次第に襲うという性質があるため、出現した場合殲滅作戦を行うのが一般的になっている。現れはじめたばかりのころのヘイディファイントは通常兵器でも倒せる個体が主流だったが、ある日通常兵器では傷つけることができないヘイディファイントが現れた。これによりヘイディファイントにも区別されるようになり、前者はバージョン1、後者はバージョン2と呼ばれるようになった。

 ヘイディファイント・バージョン2、それはバージョン1と性質はほぼ変わらないが、外皮・外殻が強化されているため、脅威度が飛躍的に上がった個体。つまり防御力が上がり、バージョン1の外皮・外殻を用いた武器、また「メモリアル・ヴァフェ」でなければ傷つけられなくなった個体だ。初めて出現した当時は対処法が不明だったため、防衛線を守れず攻め込まれ、地球全体で10%の国土を失うこととなっている。バージョン1では昆虫型、魚類型多かったが、バージョン2では爬虫類型が多い。またこのことから、バージョン3が出るのではとも言われている。

 メモリアル・ヴァフェ ヘイディファイント・バージョン2と同時期に現れるようになった、子供たちの思い出の品がに起こる現象、また起きた結果で来たものの総称。メモリアル・ヴァフェ起こったものは、剛性が上がり、異能を得る。また、ヘイディファイントの外皮・外殻をほぼ無抵抗で切る、また破壊できるようになる。持ち主本人じゃないとメモリアル・ヴァフェは使用できないので子供自身が戦場に出ることとなっている。戦場への参加は自由意志となっている。思い出の内容、思い出の品の本来の用途、思い出の強さにより異能が変化することが分かっていたりする。つよい思い出を受けたものならなんでも、メモリアル・ヴァフェになるので一時期はガンベイビーと呼ばれる、赤ん坊に銃を持たせてるという行為も流行ったこともあった。

 ヘイディファイント武器 ヘイディファイントの死骸を加工し武器、弾頭に利用した兵器の総称。削るのは非常に大変で銃弾を作ってもうまく飛ばなかったりするので、非常時用の拳銃以外は、ほぼすべて近接武器に加工されている。

 今では、メモリアル・ヴァフェ保持者5~10人で編成される分隊を2隊、ヘイディファイント武器を保持した歩兵10~12人で編成される分隊を3隊、で編成された小隊がヘイディファイントと戦う中での最低条件となっている。

 ヘイディファイントの出現場所は決まっていないので、今まで出現したことがない空中に避難場所を設け、通常の生活は内陸部に集中させた都市で行っている。これは、ヘイディファイントの出現時軍隊の集結を円滑にする狙いと、海に出現したヘイディファイントから即座に被害を受けないためである。が、農地などを設けないといけないので、どうしても都市から離れて暮らす必要のある人が出てしまう。しかも、その人たちが被害にあいやすいので改善しろという声が絶えない。また、資源不足なので盗賊などが出てしまうということもあり、都市の中心から離れれば離れるほど治安が悪くなってしまうことがある。

 
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