仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百三話 BM(Bega Mountain)その六
そのうえで倒す彼を見てだ、ヒメは言うのだ。
「卑怯と言えば過ぎるか」
「いや、普通に戦ったらさ」
どうなるかとだ、ヒメに返す紺だった。
「やられるからさ」
「だからか」
「俺は正々堂々と戦うのは苦手なんだよ」
それでだというのだ。
「こうしてな」
「相手の隙を衝くか」
「ああ、そうして戦うんだよ」
今している様にだった、まさに。
「というかこの連中マジでやばいからな」
「何度も話してるけど灰にされるで」
ペットは紺の左肩にいる、そこから彼にこのことを話す。
「生き返られてもそうなりたくないやろ」
「何処に灰になりたい奴がいるんだよ」
これが今の紺の返答だった。
「絶対に嫌だよ」
「そうやろ、そうやさかいな」
「絶対に、だよな」
「ああ、何でもええからオルフェノクを倒すんや」
ペットも言いながら前足と後ろ足の間の膜を使って跳んでオルフェノクの間を跳んだりその頭を殴ってオルフェノク達を惑わす、そこに隙を作らせる。
紺はそれを見逃さず手裏剣や苦無を投げて急所を攻める、それで倒させつつそのうえで話す彼であった。
「こうしてかよ」
「そや、わかってるやないか」
「俺は持久力はないけれどこうしたことは得意なんだよ」
敏捷性や柔軟性を駆使して相手の隙を狙う戦術はというのだ。
「だからな」
「そやな、そやからな」
「こうして戦っていいよな」
「とにかく生き残るんや」
それが大事だというのだ、今は。
「そやからわいも協力するで」
「ああ、悪いな」
「礼はええ、相手が相手や」
凶悪なオルフェノクだからだというのだ。
「三原さんもヒメさんも必死やさかいな」
「確かにな」
見ればデルタは今も敵の攻撃を受け弾きかわしその隙を衝いて反撃を繰り返して戦っている、そしてだった。
ヒマはヒメの戦い方で戦っている、二人共見てすぐにわかるだけ必死だ。
その彼等を見てだ、紺も言うのだった。
「俺もちゃんとしないとな」
「生き残るんや」
まさにだ、そうしてだというのだ。
「ええな、山の頂上まで行くで」
「そうだな」
「前は大体終わった」
レオンがその剣でオルフェノクを一体吹き飛ばしてから紺達に顔を向けて言って来た。
「先に進むぞ」
「くそっ、こっちはまだいるからな」
先に進めない、紺はこう応えた。
だが、だ。その彼にデルタが言ってきた。
「いや、大丈夫だ」
「っていいますと」
「あれを使うよ」
「まさかあれって」
「ジェットスライダーをね」
デルタのそのマシンをだというのだ。
「それでここにいるオルフェノクを吹き飛ばすよ」
「では見せてもらおう」
ヒメはジェットスライダーのその力をとだ、デルタに言った。
「今からな」
「わかったよ、それじゃあ」
デルタが言うとだ、彼に反応したのか。
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