仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百三話 BM(Bega Mountain)その五
「そやから向こうも目立つんや」
「それで獣と人間を合わせたみたいな姿なんだよな」
「その通りや」
「じゃああれか?」
その後ろを指差しての言葉だ。
「今何か出て来たけれどな」
「何やて!?」
「ほら、今いるだろ」
紺は後ろを指差しながらペットに話していく。
「何人か白いのがな」
「あっ、あの連中や!」
まさにだとだ、こう言うペットだった。
「あの連中がオルフェノクや!」
「そうなのかよ、やっぱり」
「というか落ち着いてる場合かいな!」
「いや、そう言われてもな」
「前からも来たわよ!」
マリアンデールは身体を前にして紺達の方を振り向いて言って来た。
「オルフェノクが!」
「ほんまや!戦闘開始やな!」
「そうだな」
ファイズはこの状況でも冷静だった、その冷静さで。
「はじめるか」
「流石に冷静だな」
「ああ、いつものことだからな」
こう傍らにいるエレクにも応える。
「はじまったらやるだけだ」
「そういうことか、ではな」
エレクは己の剣を構えた、そしてファイズも。
ブレイドを出した、右手に順手に持っている。カイザもブレイドガンを出しているが草加独特の逆手である。
そのそれぞれの構えでだ、彼等はオルフェノクを前にして一斉に前に出た、ミラの戦士達も彼等と共に進む。
その彼等と共に前に出ながらだ、ヒメは紺に言ってきた。
「後ろからも来ている」
「そっちはどうするんだよ」
「私が行く」
実に素っ気なくだ、ヒメは紺に答えた。
「御前も一緒に来い」
「ああ、じゃあな」
「俺も後ろに行く」
デルタが来た、変身しているのは三原だ。
「一緒に戦おう」
「三原さんがですか」
「ああ、俺でいいか?」
「いや、別に断る理由はないでしょ」
そうだとだ、紺はそのデルタに応えた。
「特に」
「では頼むぞ」
ヒメもデルタに言う、そしてだった。
彼等も戦いに入る、まずはデルタがすぐ傍まで来たスクィッドオルフェノクの拳を右手で受け止めそのうえでその顔に左拳を入れる、そして怯んだところに蹴りを入れて倒した。
次に来たラビットオルフェノクは接近される前に銃で倒す、紺はその戦いぶりを見てこう言うのであった。
「強いな、三原さん」
「うむ、あまり積極的な戦術ではないがな」
ヒメは自分から攻めている、その手に持っている杖で殴り飛び蹴りまで使ってオルフェノク達を倒しながら言うのだった。
「確かだ」
「そうだよな」
「そう言う紺、御前はだ」
無論紺も戦っている、ヒメは彼の戦い方も見て言う。
「見たところだ」
「俺?」
「相変わらずだな」
見れば彼はわざと隙を見せそこにオルフェノクが来たところで逆に喉やみぞおち、特に急所を攻撃して倒している、忍者の様な身のこなしで実際に苦無や手裏剣まで使って。
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