仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百二話 MW(Mira World)その九
「やられるで」
「マジで怖い勝負になるな」
「そやから、生き残る為にな」
「後ろにも注意しないとな」
「いきなり一緒にやられて仕方ないで終わりや」
こうするしかなかった、草加等はこれで終わらせかねないというのだ。
「しかも向こうは無茶苦茶な兵器まであるさかいな」
「ミサイルとか撃つっていうからな」
「かわすんや、そんなもんはな」
「わかったよ、じゃあ今晩はな」
「寝るんやな」
「そうするしかないだろ、ゲームもないんだからな」
ミラの世界にはそうしたことがないことはもうわかっている、それで紺も寝るしかないと諦めている感じで答えたのである。
そうしてだ、こうも言うのだった。
「御前も寝るんだろ」
「まあな、それしかないさかいな」
「それじゃあな」
紺はベッドの中に入る、そしてペットもまた。
彼のベッドの横に置いてある小さなベッドの中に入る、そして言うのだった。
「よお寝るんや、戦いは激しいで」
「敵の本拠地に殴り込みだからな」
「人間寝えへんと体力がもたへん」
これはペットにとってもだ、まずは何につけても寝ることなのだ。
そのことを話してだ、そのうえでだった。
今は寝ることにした、そしてライダー達も今は自分達の世界に戻っていた、そこでセングレンから借りたベガ山の地図のコピーを囲んで話すのだった。
「この山のことだが」
「ああ、見たところな」
「険しい、しかもだ」
草加は乾に応えながら他の面々にも話していく。
「頂上から山の全てが見える形だ」
「つまり俺達の動きは全部奴等には丸見えの中で戦うんだよな」
「しかも頂上から援軍も送りやすい」
このこともあった。
「地形も険しい、向こうjは守りやすい」
「俺達はその逆か」
「攻めにくい」
そうなることだった、草加は険しい顔で彼の仲間達に話す。
「それもかなりな」
「じゃああれだよな、やっぱり」
当然海堂も地図を見ている、六人と啓太郎、それに真理や沙耶達も加えて全員で卓を囲みその中央に置いている地図を見ているのだ。
その中でだ、海堂はこう言ったのである。
「マシン使うのが一番か?」
「ジェットスライダーは三人共持ってるよね」
木場は巨大なバイクの存在をここで出した、そのうえで乾と草加、そして三原に問うたのである。
「まだ」
「ああ、ちゃんとあるよ」
三原が木場のその問いに答える、あるとだ。
「いざとなったら呼び出せるさ」
「じゃあオートバジンとサイドバッシャーに」
そのジェットスライダーが三体だった、彼等が動かせるマシンは。
そして木場はその海堂も見てだ、彼にはこう言った。
「君がサイガになってね」
「それで空を飛んでだよな」
「うん、戦ってもらってね」
「私と木場さんがそれぞれジェットスライダーに乗るんですね」
基本ライオトルーパーになる長田の言葉だ、サイガには海堂の方が合っているのか上手に使えるからだ。尚海堂はオーガにもなれる。
「そうしてですね」
「うん、これならね」
木場は長田に応えてさらに言う。
「戦力として充分だと思うから」
「そうだな、それがいい」
草加も木場の案に賛成の言葉で応える。
「戦力は少しでも欲しいところだからな」
「向こうも兵器があるのよね」
真理はこのことを確認した。
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