仮面ライダー　エターナルインフィニティ

「最後は一回倒したオルフェノクの王を倒してな」
「バトルファイト、オルフェノクを生み出したそれも終わらせてか」
「俺達はオルフェノクじゃなくなった」　
　それはそうなったというのだ、だがだった。
「スサノオとの戦いは続いているがな」
「わかった、スサノオの楽しみ方は実に手が混んでいるな」
「楽しむ為には労力を厭わない奴だ」
　そのことは草加が話す。
「何をしてでも楽しむ」
「今回もそうだろうな」
　ヒメはライダー達の話からこのことを察して言った。
「何を仕掛けてくるかだ、どうしてな」
「今はオルフェノク達を出してきているだけですが」
　エレクが現状を話す。
「それは違いますね」
「そんな簡単な奴ではないな」
　ヒメは表情を変えないが目の光は強くなっている。
「乾達の時はかなり手が混んだのを仕掛けてきた」
「ならですね」
「今回もそうかも知れない」
　だからだというのだ。
「何をしてきてもおかしくはない」
「キャバクラ占領とかか？」
「違うな、エスエムクラブ占領だ」
「修行の場を占領ではないのか？」
「バーではないのか？」
　四人はそれぞれの大好きな場所を占領してくるのではないかと言った。
「スサノオは悪い奴みたいだしな」
「ああ、そうしてくるかもな」
「だとするととんでもない奴だ」
「全くだな」
「はっ、まさか」
　セングレンもはっとした顔になる、愕然とした感じと言ってもいい。
「猫喫茶を占領つもりか！？スサノオは」
「いえ、ゲイバーかも知れないわよ」
　マリアンデールはこの危険を察して危惧した。
「だとすれば本当に」
「大変なことになるわね」
「いや、どれもないだろ」　
　紺が彼等の危惧に眉を顰めさせ額に汗を流させて突っ込みを入れた。
「幾ら何でも」
「けどスサノオが何をしてくるかや」
　ペットはここで冷静な意見を述べた。
「それは予想して備えていかなあかんで」
「そうだよな、まあこの世界は普通じゃないからな」
「普通やない世界やと普通やないことをしてくるってか」
「そうなるんじゃないのか？」
　紺はペットにこう話した。
「そんな気がするけれどな」
「そやろな、わい等がオルフェノクになるとかな」
　今度はこう言うペットだった、鴨のテリーヌを食べながら話す。
「そんなことしてくるとかな」
「臣民をオルフェノクにしてくるか」
　ヒメの気が変わった、そのうえでの言葉だ。
「そうも考えられるな」
「？それあるんじゃないのか？」
　紺はヒメの今の言葉に眉を動かして返した。
「ひょっとしたら」
「御前もそう思うか」
「ああ、その中で元からいるオルフェノクが仕掛けてきたら」
「危うい」
　ヒメは一言で言った。
「その場合はな」
「敵かどうかを見極めるだけでも大変だよな」
「それかもな」
　乾もここで言う。