東方異人伝
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冬 vol. 3 第1章・続
「・・・さん!・・・きさん!慎輝さん!」「うわあ!?」誰かの声で眠りから覚めた。「うわあ、ビックリしたーってえ?今、俺の名前言わなかった?」自分の名前を名乗っていないのに自分の名前を言われてビックリした。「それはおいといて、朝食ができています。集会所へお越しください。」
戸惑いながら集会所へ向かう。「わぁー!」そこのテーブルに並べられた料理の数々。
「あら、起きたのね、待ってたわよ。」既にテーブルに座っているのは、知識と日陰の少女―パチュリーノーレッジだった。「おはようございます、パチュリーさん。」「さんをつけない。」「そうだったな。」
朝食には紅魔館の住人達で食していた。そのなかで唯一男である俺は・・・(居づらい・・・)
カチコチに固まっていた。他の人は飯にがっつく。固まっててもしょうがないと思い、少しずつだが食べ始めた。「あ、自己紹介がまだだったな。俺は吉田慎輝だ。」「知ってるよ。」「え?」皆が声を揃えて言った。「そ、そうですか・・・」「私が紫に頼んで呼んだの。」レミリアが話す。「何のために?」俺は聞き返す。「貴方の力が知りたいのよ。」要は弾幕ごっこをしようということだ。「じゃあ、準備します。時間は?」「今日のPM 8:00に空で。」「わかりました。」と、俺は去ろうとしたとき。「あ、ここの全員相手してもらうわ。」「え・・・(汗)」そのとき、冷や汗が止まらなかった。
そして、その夜―
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