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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第152話 紅茶とコーヒー

 
前書き
お久しぶりです☆駄作者07です☆やっとテストが終わりましたぁ~♪これでしばらくは勉強とゆう名の『地獄』から解放されます。今日からまた更新を始めますので温かい目でご覧下さい。

今回は古い道化師(オールドピエロ)・・・いや、鎖の少女(チェーンガール)の討伐から帰って来た最強チーム。あれから1週間後・・・(←時間進むの早ッ!!)
ルーシィ目線で書いていきます。
それでは、第152話・・・スタート☆ 

 
鎖の少女(チェーンガール)の討伐から帰って来て1週間。鎖の少女(チェーンガール)の魔道士は評議委員によって皆逮捕されたの。逮捕協力により、ギルドに50万Jが渡されて、マスターはすっかり浮かれちゃって、

マカ『今夜は宴じゃあーーーーーーーーーーっ!!!』

って事になって、その日は朝から晩までぶっ通しでお祭り騒ぎだったわ。お陰で今日は寝不足なのよねぇ~・・・

ル「ふわわわわぁ~・・・」

眠気覚ましに紅茶でも飲もうかな。私は椅子から立ち上がり、やかんにお湯を入れて沸かし始めた。私は窓から空を見つめた。今は昼だけど、『ブラックテンプラネット』のせいで必ず1日1回は空を見上げる癖がついちゃったのよねぇ~。

ル「金星が、私の守護星・・・か。」

あんな大事件に、まさか自分が中心的な存在になるとは思ってもみなかったし、未だに信じられない。それに、あんな強敵相手にたった1人で戦ったのも初めてだったし、宇宙をあんな間近で見たのも初めて。いろんな事が同時に起こって大変だったけど、無事に帰って来れただけでも『奇跡』だと思わなくっちゃ。シュンシュンシュンシュンシュン。

ル「あっ!もう沸騰してるっ!」

ボォーーーッとしてたからお湯が沸騰してるの全然に気がつかなかった。私は急いで下の戸棚から紅茶の粉と、食器棚からお気に入りのカップを取り出して紅茶を入れた。入れたての紅茶の入ったカップを持って、また机に座ると、引き出しから数枚の便箋と1枚の封筒を取り出して、天国のママとパパに手紙を書く事にした。白い羽ペンのペン先に黒いインクを付ける。





『ママとパパへ
お元気ですか?私はこの通りピンピンしています。

この前あった新たに誕生した闇ギルドの最大勢力、ビゲスト同盟の1角、鎖の少女(チェーンガール)を討つ事になり、私達妖精の尻尾(フェアリーテイル)の最強チーム10人+2匹+1羽が行く事になったの。そして、一緒に鎖の少女(チェーンガール)を討つ事になった古い道化師(オールドピエロ)の6人の魔道士と連合を組む事になったの。でも、その古い道化師(オールドピエロ)の6人は、何と!鎖の少女(チェーンガール)の魔道士の変装だったのっ!鎖の少女(チェーンガール)の目的は、コロールの森にある唯一の湖に500年以上も封じられている伝説の闇魔法、『ブラックテンプラネット』を手に入れる事だったの。『ブラックテンプラネット』は、全宇宙にある10の惑星を支配する事が出来る闇魔法で、『ブラックテンプラネット』の封印を解く為には、10の惑星を自由自在に操る事が出来る惑星操作(プラネットアペレイト)の能力と、失われた魔法(ロスト・マジック)の1種、怪物召喚(モンスターズ)の魔法が必要だったの。鎖の少女(チェーンガール)は運が良いのか分からないけど、偶然にも惑星操作(プラネットアペレイト)の能力を使える魔道士がいて、怪物召喚(モンスターズ)の魔法を最強チームの1人、トーヤが使えたの。そのせいで、トーヤは鎖の少女(チェーンガール)のボス、チェスに魔力を奪われちゃって仮死状態に陥っちゃったの。絶体絶命のピンチだったけど、何とか取り返せたからよかったわ。でも、『ブラックテンプラネット』の封印は解かれちゃったの。しかも、『ブラックテンプラネット』は10個に分裂しちゃったのっ!私達最強チームは、『ブラックテンプラネット』を止める為に1人1個ずつ『ブラックテンプラネット』を止める事にしたの。私が止めたのは、金星を支配する事が出来る『ブラックテンプラネット』。そこで闇に落ちた金星の守護神、ヴィーナスと戦ったの。ヴィーナスの鞭はすごく痛かったなぁ~。でも、何とか私1人で勝つ事が出来たの。嬉しかったなぁ~。そして、10個全ての『ブラックテンプラネット』を止めた後、皆で野宿する事になったんだけど、そこで『ブラックテンプラネット』の開発者、ギンガ=P=ノービリさんに会ったの。本人はすでに死んじゃってるんだけどね。最後にギンガさんに宇宙空間、COSUMOSを見せてもらったの。すっごく綺麗だったなぁ~。

・・・こうやって文にして書くと、ものすごく短く感じる。今は鎖の少女(チェーンガール)の討伐も無事に終わって、平和でお祭り騒ぎの生活を送っています。常に365日24時間、お祭り騒ぎの妖精の尻尾(フェアリーテイル)だけど、私はこのギルドが大好きっ!!だって妖精の尻尾(フェアリーテイル)は、すでに私の1部であり、私の人格を認めてくれる温かい場所だから。妖精の尻尾(フェアリーテイル)がないと、最強チームの皆がいないと・・・私はたぶん、ここにはいないと思う。最強チームの皆は、私に勇気を、優しさを、希望を与えてくれる。私の周りは、常に『光』で輝き満ちているんだ。

私は最初に書いたとおり、今日もピンピンしています。だから心配しないでね、ママ、パパ。』





書き終えると驚いた。

ル「嘘ッ!?便箋7枚も使っちゃったっ!」

史上最長記録かもっ!私は文字で埋め尽くされた7枚の便箋を、1枚ずつ丁寧に2つに折ると、封筒に入れ、赤いスタンプで封をした。ギュポンと心地よい音が部屋に響く。封をした手紙を部屋の隅にある戸棚に入れる。いつの間にか、手紙は戸棚いっぱいになっていた。最初はママだけに書いた手紙があって、パパが死んでからはママとパパに書いた手紙がある。中にはなぜか封が開いてる手紙も・・・ま、まぁ、気にしないようにしようっと♪戸棚の戸をそっと閉める。すると、

ナ「また手紙書いてたのかルーシィ?」

マ「手紙?誰の?」

ハ「ルーシィのママとパパ宛の手紙だよ。でもルーシィのママとパ・・・ムゥッ!」

フ「ハッピー、それ以上は言うな。ルーシィにはもちろん、リョウにも禁句だ。」

リョ「ハッピー、ルーシィが傷つくような事を一言でも言ったら・・・どうなるか分かってるよなぁ?」

ハ「あ、あい・・・」

ル「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

いつの間にか私の部屋にはお馴染みの最強チームの皆がいた。また不法侵入したのね・・・

グ「何言ってるんだルーシィ?」

ユ「私達、ちゃんとインターホン鳴らしたよ。」

エ「鳴らしたんだが、ルーシィの応答がなくて、ドアの鍵が開いていたから勝手に入らせてもらったぞ。」

う、嘘・・・インターホン、鳴らしたの・・・?いつも不法侵入してる皆がインターホンを鳴らした事にも驚いたけど、インターホンが鳴った事に気がつかなかった自分にも驚いた。ていうか、何でドアが開いてたのかしら?

ショ「悪いなルーシィ。」

ウェ「と、止めたんですけど・・・」

ト「皆さん、ズカズカ入って行っちゃって・・・」

シャ「全く。少しは礼儀とゆうものを学びなさいよ。」

ショール、ウェンディ、トーヤ、シャルル、よくぞ言ってくれましたっ!

ナ「んで、何言ってたんだ?」

ル「えっ?」

マ「部屋に入ったら、ルーシィ1人でぶつぶつ呟いてたよ。」

フ「はっきり言って、ちょっと不気味だったぞ。」

ハ「不気味なルーシィ、略してブキィーだね。」

ル「変な略称つけんなっ!しかも超ダサいっ!」

リョ「よく聞こえなかったけどよ、「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」・・・最強チーム・・・何ちゃらこんちゃらって言ってたぞ。」

あ、あら・・・私ったら、声に出していたのね・・・

マ「あっ!紅茶だぁ~♪ルーシィ、飲んでいい?」

マヤが机の上にある1回も口をつけていない冷え切った紅茶を指差す。

ル「いいけど、たぶん冷えちゃってると思うわよ。」

マ「そんなの気にしていたら生きていけないよ。世の中には土を食べ物としてる人がいるんだからさ。冷たい紅茶なんてどうって事ないよ☆」

ユ「それ、本当なの・・・?」

ユモの質問にマヤはスルーし、カップを持って紅茶を飲む。すると・・・

マ「まずーーーーーーーーーーっ!」

ル「えぇぇっ!!?」

グ「おぉいマヤッ!噴出すんじゃねぇぞっ!」

グレイのお陰でマヤは噴出しはしなかったけど、

マ「げほっ!がはっ!ごほっ!うへっ!」

かなり咳き込んでる。ユモとエルザがマヤの背中をトントンと叩く。そ、そんなに不味かったのかしら・・・?するとショールが、カップを持ち上げて紅茶のにおいを嗅ぐ。すると、

ショ「ルーシィ、もしかして紅茶じゃなくて、コーヒーを淹れたんじゃないか?」

ル「えっ?」

ショ「しかも、かなり苦いコーヒーだ。しかも、完全に溶け切ってない。」

ト「ショールさん、コーヒー好きですもんね。」

あ、あら・・・私ったら、紅茶とコーヒーを間違えちゃったみたい・・・アハハハハ・・・

ウェ「だ、大丈夫ですかマヤさん?」

マ「げほっ!だ、大丈夫・・・じゃ、がはっ!な、ない・・・ごほっ!うへっ!」

マヤは溶け切っていなかったコーヒーの粉を喉に詰まらせちゃったみたい。マヤのオレンジ色の瞳に薄っすら涙が溜まっている。

マ「私・・・げほっ!ま、まだ、一度も・・・がはっ!コーヒー・・・ごほっ!飲んだ事・・・ない・・・」

フ「ルーシィ、今度から気をつけろよ。」

ル「う、うん。」

私、今日ボォーーーッとしすぎたみたい。 
 

 
後書き
第152話終了しましたぁ~☆
いきなり余談ですが、皆さんはコーヒー飲めますか?私は飲めませんっ!牛乳と、砂糖を10杯くらい入れたら飲めるんですけどね・・・
次回はリョウ宛に1通の手紙が届いた。送り主は・・・えっ?アカネ?
次回見逃したらいけない☆ 
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