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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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明かされた真実、そして事件勃発2

 
前書き
ふと見てみたら…お気に入り件数が100越えてました!

見て下さっている方々、感謝です! 

 
「貴方いい加減にしたら?」

後ろを向くと麗花が冷ややかな視線を送っていた

「そんな設定が通ると思っているの?(転生者のくせに」

最後の言葉はユウジと蒼也以外には聞こえと居なかった

「黙ってろよ…誰のおかげで力が戻ったと思ってるんだ?」

蒼也から僅かな殺気が送られ、麗花は顔を下に向けた

「ラクス…150年前、管理局の行動を調べ上げろ。お題はアルハザードだ」

『了解………完了』

「貴方…何を…」

リンディがわなわなと震え、信じられないような顔をしている

「読み上げろ」

『了解。
我々は魔法の根源とされる男の特定に成功した。
その男はラファル•ロウと言う世界に居るらしい。
我々はそこに人員50名を派遣し、連れてくる事を最高評議会で決定した。』

「最高評議会だって!?」

「クロノ、最高評議会って?」

「管理局を作り上げた…言わば管理局のトップだ」

「……続けろ」

『yes……ラファル•ロウへ到着後、直ぐに彼を創作した。
彼は簡単に見つかった。
何故ならこの世界には彼独りしか居なかったのだから。
彼はアルハザードと名乗った。
早速交渉を始めたが決裂を示した。
このままこの男を放置しておけばいずれ我々にとって脅威となるであろう。
最高評議会は此処にアルカンシェルによるラファル•ロウ消滅作戦を決定づけた。
結果は成功を記しておく。
後処理として局員達には記憶操作を行い、アルハザードという”世界”は虚数空間に落ちて次元をさまよっている

さらに言えば発展しすぎた技術が崩落を導いたと言うことにした。』

「…………そんな…まさか…」

「真実をねじ曲げたなんて…」

リンディ、クロノの顔は絶望を示していた

「でもまって、何で君はそんなにアルハザードに詳しいんだ?」

ユーノが顎に手を当てて問うて来た

「……俺がラファル•ロウに居たからだ」

「それって…」

「まさか……貴方は…」

「俺の名はユウジ•A(アルハザード)•ラドクリフ……この件の被害者にして証言者だ」

「嘘…」

「つまり君は…いや、あなたは150年以上生きていると言うことですか!?」

「そうなるな」

「不老不死…」

「違うな。俺は長寿なだけだ。この姿はこの世界に来た際に副作用として受けてしまっただけだ」

「………まさか管理局が…こんな事って……」

「だから聞いた何でこんな組織に属しているのかと。
正義であると信じていたものも、今では悪と分かった…お前等はこれからどうするんだろうな?」

「……逆に問います…貴方は管理局に復讐するつもりですか?」

「150年も前の話だ…当時の奴らはもう居ない。無駄な話だ」

『マスター』

「どうした」

『当時の関係者が生存しています』

「…なに?」

『最高評議会です』

「…………生きてんのか…くそったれた思想者共が…」

『yes』

「……誰だ……そいつは?」

『最高評議会です』

「……そうか」

ふふふ…生きてるのか。150年もの時をどうやって生きながらえたかは知らんが…
裁きを受けたい輩がまだ生きているのか

「まってくれ!それはおかしい!この事件は150年も前の話だ!」

クロノが信じられないと言うように顔を強ばらせた

「確かにね…もしその通りなら最高評議会は150歳越えてることになる…」

ユーノが付け足して測定した

「……延命法…」

「え?」

「奴らは俺の技術を欲しがった…ならば何らかの方法で俺の技術を盗んだんだろ」

「それが延命法?」

「聞こえは命を長くするわけだが正確には違う。
これは自分の脳を別の体に移植して記憶等を引き継ぐと言う方法だ」

「脳を…移植?」

「そう、そうすれば死にそうになっても別の体で行動する事が出来る」

「……そんな技術まで有ったなんてね…」

リンディは下を向き……口を釣り上げた

「……クロノ、彼を拘束しなさい」

「は!?ど、どうしてですか!?」

突然の命令…クロノはたじろいで聞き直した

「彼は危険だと判断しました。よって拘束し、本局まで身柄を引き渡します」

「…………………」

「……できません」

「!?」

驚いた…まさかコイツがね…

「…使えないわね。全局員に通達!ユウジ•A•ラドクリフを拘束しなさい!」

命令と同時に局員に囲まれた…が、愚策だな?そんな腰が引けていては………

「ならば僕は彼を護ります!」

「……執務官ともあろう者が…」

「なあ、クロノ……」

「えっ!?何だい?(今名前で……」

「……(名前で呼んだ…認めたんだね、ユウジ」

「誰だ?コイツは」

「ユウジ?ふざけてる場合じゃないんだけど」

「……もう良い。こんな言葉を知っているか?」

俺はリンディに尋ねた

「何かしら?」

「正当防衛と油断大敵」

言い終わった直後、周りにいた局員は壁にたたきつけられた。

「きゃあ!」

「うわ!?」

なのはとユーノは息なりのことにびっくりして頭を下げた

「さて、今度は本人に聞こうか?」

気がつけばユウジはリンディの首を掴んでいた

「な!?まってくれ!」

「…クロノ、コイツはお前の何だ?」

意味が分からない。そんな周りの雰囲気に包まれて室内は静まり返る

「母さんは僕の母親で…大切な人だ」

「……お前達の世界では男を母と呼ぶのが主流なのか?」

「………えーと、はい?」

「つまりはこういう事だな!」

”ドガァン!”

リンディ、正確にはリンディになりすましていた男は壁にめり込み気絶した

「これがホントのめり込みパンチってやつだな」

「……誰こいつ?」

「……さあ?」

「嘘だろう?それじゃあ母さんは!?」

「んー………みっけ」

シュンッ!←ユウジが消えた音(転移)

シュシュン!←ユウジ+αが現れた音

「母さん!?」

「ムグムグ!?ムームー!」

「ははっ なに言ってんのかわかんねーや」

ユウジはそう言ってリンディに付けられた猿轡を外した











「本当にありがとう!助かったわ」

落ち着いた室内でリンディ、クロノに感謝されまくっている俺が居た…

「あーうん、あの空気は痛かった」

「そうだね。ところであの男は?」

蒼也は苦笑いをしながら話を変えた

「あの男については現在捜査中ですがおそらく管理局員でしょう…」

「そうっすか」

「でもでも!なんで変装なんて?」

「なのは落ち着いてっ」

「多分彼を利用したかったんじゃないかな?」

「なる程ね…(本当に転生者じゃないのかしら…」

「兎に角此方としても謝罪はしたいですし…何より今後の管理局についても考えを改めなければね」

「うん、管理局は悪…なんだよね?」

「そうだねぇ…またなにかして来るかもしれないしね」

皆多種多様な意見だな。

「管理局………潰そうかな……?」

「まって!それはもう少しまって貰えないかしら」

「…なんで?」

「クロノが独り立ち出きるまで稼がないといけないし…お金がないと生活も出来ないから」

「そうかそうか…可哀想に…(^O^)」

「ユウジ、表情とセリフがミスマッチ」

「ありがとうございましたー」

「……それでどうするの?」

「取りあえず管理局は潰す。これは決定事項な?」

「でもそれだと無職なニート暇人が量産されちゃうよ?」

「量産……まぁたしかにそうなってしまうな…」

「ドンマイってことで」

「いやいやいや!一言ですますな!」

「じゃあ、ドンマイからのドンマイで」

「ドンマイふえただけだからね?!」

「いやー照れるなぁ(笑)」

「ダメだコイツ、早く何とかしないと…」

「おっ、そのネタをしっているとは…やるな!」

「うれしくないよ!?」

「だけd「艦長!」なんだぁ?」

「どうしたの?」

「すみません!先程街に散策に出ていた局員2人が何者かに襲われました!」

「何ですって!?」

「それで…」

「どうしたの?」

「それが、2人のリンカーコアが極端に小さくなっているのです」

「……!まさか」

「何か知っているの?」

「あっ、いえ…何でも」

蒼也…何か知ってるな…

しかしまぁ何でこうもトラブルばかり舞い込んでくるんだこの町は…?

「暫く警戒態勢を取ります。各員に通達してください」

「り、了解しました!」

「あなた達も、十分に気をつけてくださいね?」

「はい」

「分かりました」

「でも何だろうね?」

「………(間違いなく闇の書ね…どうしようかしら」

「……(闇の書だ…はやて……大丈夫かな…?」

「ま、取りあえず今日は解散で問題ないだろう?帰って良いか?」

「ええ、それでは今日は解散とします。くれぐれも気をつけて帰ってくださいね?」

「「「はい!」」」

それぞれに部屋を出て行き蒼也、俺、リンディ、クロノが残った。え?銀髪?転送で外にほかったさ。

「蒼也、先に帰れ」

「え!?あぁうん……」

放心状態だった蒼也は声がかけられるまでみんなが帰ったことに気がつかなかったようだった



「……どうして君だけ残ったんだい?」

「…………」

ハラオウン親子は深刻な顔をしている

「……お前達にも心当たりが有るんじゃないか、と思ってな?」

「「!?」」

「おおぅ、図星だぜよ」

「…あなたは闇の書という物を知っていますか?」

「しらんな」

「闇の書はかつて僕の父を殺したロストロギアなんだ…」

「ふーん…ラクス」

『yes、検索件数、3件。しかしどれも似たようなものばかりです』

「…………らちがあかんな。アカシックレコードを用いて検索」

『了解…検索件数 1件です』

「読み上げろ」

『了解…闇の書と呼ばれる魔導書はもともと夜天の魔導書と呼ばれていたようです』「!」

「どうかしたのか?」

「いや、続けろ」

『転生機能を持っており、数多くの転生を繰り返し、そのたびに主から無理な改変を施されたようです。
改変の殆どが力を求めた故に悪しき欲望が膨れ上がり、結果全てを滅ぼす魔導書となってしまったようです。』

「……改変した奴全員調べ上げろ」

『了解しました』

「闇の…いえ、夜天の魔導書にそんな事があったなんて…」

「運が悪かったとしか言いようがないな」

「!そんな言い方!」

「だが、お前さん等は運がいい」

「どういう事かしら?場合によっては…」

「ふむ、では単刀直入に聞こう。願はないか?」

「それならば魔導書の封印に協力してほしい」

「……それだけでいいのか?」

「……何が言いたいんだ?」

「……」

俺は無言でリンディを見る。リンディは俯いて肩を震わせている

「言いたいことは無いのか?願いは?今思っていることを言っても良いんだぞ?」

「…イド…い」

「もう一度」

「クライドに会いたい!」

「ふっ」

「かあさん……僕からもお願いしたい。この世の心理をねじ曲げるようだが…僕も父さんに会いたいんだ!」

「良いねぇ…若いねぇ?」

「やっぱりむ「承った」……!」

「じゃあ!」

「ああ、楽しみに待ってろ」

そういい残して部屋を後にする。

扉の向こうでは2人の啜り泣く声が聞こえてきた

「ラクス」

『終了しています…やはり管理局の人間が大半でした』

「やっぱりか…面倒だな。」

ため息を一つ…そしてニッと笑い

「だが、面倒事は大好きだ」

そう言って転移した

行き先は蒼也の場所…何を知ってるか…聞き出さないとな?




「本当なんだ!信じてくれ!」

「………………なにこのカオス」

転移した先では数人の者達に土下座をかましている蒼也の姿だった…

何してんのコイツ? 
 

 
後書き
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読んでくださっている方々、本当に感謝っす! 
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