| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

プリテンダー千雨

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

修学旅行編
  第九話


先生達と別れた後、私は探知機を頼りにデストロンの直ぐ近くになでやって来た。そして、そぼデストロンの反応があったもの。つまりデストロンが変形していた物は・・・路肩に止まった白いスポーツカーだった。車に詳しく無い私でもそれは高級車だと分かる。
くそっ!こっちは温泉を我慢して来たのに、高級車なんかに変形して何様の積もりだ!!何かしでかしたら血祭り確定だなこいつは!!!




で、あれから暫く経ったが奴に動きは全く無かった。
・・・こりゃもうほっといても大丈夫じゃないのか?そう思った時だった。旅館の方から誰かが走って来た。近付いて来るにつれて姿が明らかになる。

「何だありゃ!?」

それは何と猿の着ぐるみを着た女だった。しかも、その腕には近衛が抱えられている。どうやら先生達はしくじったみたいだな。まあ、このまま見過ごすのもあれだし、助けるとするか。
そう思い、出て行こうとした時だった・・・

「やっと来たか。ほら、乗れ!」

何と、止まっていた車のデストロンがドアを開けたのだ。すかさず、猿女はデストロンの車内へと滑り込む。そして、ドアを閉めると猛スピードで発車して行ったのであった。
どう言う事だ?何で陰陽師とデストロンが手を組んでるんだよ?

「ああ!もうあんな遠くに!!」

そこへ先生達が遅れてやって来た。

「あれ?長谷川さん、どうしてここに?」

すると、桜咲が私に気付いた。

「説明は後だ。スーツオン!プリテンダー!!トランスフォーム!!!」

私は一気にバトルスーツ、ロボットモードを経て戦闘機に変形する。そして、キャノピーを開いた。

「さあ、皆早く乗れ!!」

「は、はい!!」

私が乗るよう指示すると、三人は私のコックピットに乗り込んだ。普通の戦闘機と同じで二人乗りなので、先生には神楽坂の膝の上に座ってもらう。

「さあ、飛ぶぞ!!」

そして、私はキャノピーを閉めると離陸したのであった。




飛び上がってから一分足らずで、私は例の車を発見した。直ぐに追跡を開始する。にしても、めちゃくちゃ乱暴な運転だな。信号無視なんてまだ序の口。対抗車線に飛び出したり、他の車と接触しそうになったりしている。そして、車は広い廃墟の敷地内へと入って行った。

(よし!あそこなら攻撃しても大丈夫だ。)

私は機首のバルカンを発射する。撃ち放たれた弾丸は見事車のタイヤに命中し、機動力を奪った。

「よし!!」

自分の射撃の腕が向上しているのを感じ、心の中でガッツポーズを取る私だったが・・・

「長谷川!!お嬢様になにかあったらどうするんだ!!!」

「わ、分かったから桜咲!操縦桿をいじるな!!!」

桜咲が操縦桿をガチャガチャ動かしたせいで私はバランスを崩し、墜落しそうになる。だが、脚だけを変形させたいわゆるガ○ォーク形態になる事で何とか態勢を立て直して着陸した。そして、キャノピーを開いて三人を下ろしてロボットモードになる。

「こ、怖かった・・・」

「め、目が回る〜。」

「す、すみません!!!」

先生はまだ墜落の恐怖が残っていて、神楽坂は目を回し、桜咲はそんな二人と私に平謝りしていた。
だがその時、パンクして止まった車のドアが開いた。その音を聞いて先生達も車の方に視線を向ける。出て来た女は既に猿の着ぐるみを脱いでいたが、その下に着ていたのは何故か新幹線の車内販売の制服だった。そして、相変わらず近衛を腕に抱えている。

「このアホ!!」

すると、突然女は車を蹴飛ばした。

「なんちゅうめちゃくちゃな運転するんや!それならせめて乗ってからシートベルトするだけの暇くらいは欲しかったわ!!!」

さらに車に文句を言う女。その光景を見て先生達は理解出来ないと言った感じの表情をしている。その時。

「トランスフォーム!!!」

車がロボットへと変形した。

「俺の走りに文句があるのか!」

「大ありや!もうちょっと人が乗っとる事を考えて運転せえや!!」

そして、女相手に口喧嘩を始める。

「千雨さん、まさかあれが・・・」

「ああ、デストロンだ。」

その時、先生が聞いてきたので私は答えた。

「あれが、デストロン・・・」

すると、何故か桜咲が奴に並々ならぬ敵意を向け始めた。一体どうしたんだ?

「このかさんを返して下さい!!」

その時、先生が奴らに向かって叫んだ。って、何やってんだよ!言い争っている今が攻撃のチャンスなのに!!

「おっと、忘れる所やったな。これでも食らっとき!!!」

すると、女が一枚の護符を投げてきた。

「三枚符術!京都大文字焼き!!!」

それを元に術が発動し、奴らと私達の間の空間が火の海になる。

「この炎を突破するのは至難の技やありまへんで?」

なるほど、確かにこんなのに飛び込んだら火傷じゃ済まないだろうな。でも・・・

「それで止められんのは人間だけだ!!!」

鋼鉄の身体を持つ私にとってはこの程度の炎はどうって事は無い。不意打ちぎみに火の海を走り抜けて私は近衛を救出しようと腕を伸ばす。デストロンの方はひとまず無視だ。

「それくらい予想済みだ!!」

だが、同じトランスフォーマーである奴には私の行動が予測出来たようで銃で迎撃してきた。

「くそっ!」

私は思わず炎の中で足を止める。その時・・・

「ラス・テル・マ・スキル・マギステル!吹け一陣の風!!風花・風塵乱舞!!!」

先生が魔法で炎を全部吹き飛ばした。

「大丈夫ですか、千雨さん!!」

「ああ、何とかな。」

先生達は私の足元に駆け寄ってきた。

「私がデストロンの相手をします。だから先生達は近衛の救出を。」

「分かりました!」

「千雨ちゃんも気を付けてね!」

「御武運を!」

そして、先生達が女の方へ向かった後、私はデストロンと向き直った。んじゃ“時間稼ぎ”を始めますか。




《ネギSide》

千雨さんがあの大きなロボット、デストロンの相手をしてくれている間に僕たちはこのかさんの救出に乗り出した。

「アスナさん!仮契約のパートナーはその人に合わせたアイテム“アーティファクト”が使えます!!アスナさんのは確か“ハマノツルギ”だったハズです!!!」

「よし!行くわよ!!!」

仮契約カードに描いてある通りなら、ハマノツルギって言うの強そうな大きい剣なんだけど・・・出てきたモノは刃の部分がハリセンになっていた。

「ちょっとネギ!どうなってんのよ!!!」

「ぼ、僕に聞かれても・・・」

「姐さん!アーティファクトってのはそれを扱う奴の実力に合わせて形を変えるモノなんだ!!」

僕が答えられないでいると、代わりにカモ君が答えた。って事はアスナさんはまだ未熟って事?

「もう!こうなりゃヤケよ!!!」

すると、アスナさんは刀を抜いた刹那さんと一緒に陰陽師の女の人に向かって突撃して行った。そして、それぞれの武器を振り下ろすけど・・・突然現れた影に防がれてしまった。

「な、何よこいつら!?」

アスナさんが思わず叫ぶ。二人の攻撃を受け止めたのはファンシーなデザインの猿と熊の着ぐるみだった。

「陰陽師の“前鬼”と“後鬼”です!!!」

すると、刹那さんが説明した。“前鬼”と“後鬼”。魔法使いのパートナーと同じように術者が術を発動させるための時間を稼ぐ前衛の式神って旅館で刹那さんから聞いた。

「どうや、うちの“猿鬼”と“熊鬼”は。見た目はこんなんやけど、甘く見たら痛い目見るで。」

「こんのお!!!」

女の人がそう言うと、アスナさんが邪魔だと言わんばかりに猿の式神にハリセンを振り下ろした。すると、なんと式神が消えた。もしかして、これがアスナさんのアーティファクトの能力?

「どうやら、私のハリセンでどうにか出来るみたいね。刹那さん!そっちの熊の相手は私がするから、このかを!!」

「分かりました!」

熊をアスナさんに任せてこのかさんの救出に向かう刹那さん。でもその時、赤いスポーツカーが刹那さん目掛けて突っ込んで来た。

「刹那さん!危ない!!」

僕が叫ぶと、刹那さんはスポーツカーの突進を避けた。すると、スポーツカーは止まってドアが開くと、その中から誰かが刹那さんに向かって飛びかかる。

「くっ!」

刹那さんはそれを刀で防御した。すると、相手は一度距離を取って着地する。

「どうも〜。神鳴流で〜す。」

それは刹那さんと同じくらいの年の女の子だった。フリフリの洋服を着てメガネをかけていて、頭にはツバの広い日除け帽をかぶっている。そして、その両手には長さの違う二本の刀を持っていた。

「お前が神鳴流だと?」

同じ流派の刹那さんが聞いた。僕もそう思う。だってこの人、刹那さんとは違って侍って感じがしないんだもん。

「はい、月詠いいます〜。刹那センパイのお話は聞いていたので、一度お相手しとう思っとりました〜。」

「悪いが、貴様の相手をしている暇は無い!直ぐに片付けさせてもらうぞ!!!」

そう言って刹那さんは月詠と戦い始める。でも・・・

「ざ〜んが〜んけ〜ん。」

「ぐっ、速い!!」

刹那さんが押され始めた。どうして!?

「ふふふ。神鳴流は後生大事に対化物用の野太刀を抱えておるからなあ。小回りの効く二刀流相手やと不利になるのは道理や。」

すると、陰陽師の女の人が言った。

「さて、今のうちに私は失礼させてもらいましょか。」

そして、彼女はこの場から逃げ出そうとする。でも!僕を忘れ無いで下さい!!!

「ラス・テル・マ・スキル・マギステル!風の精霊11人 縛鎖となりて敵を捕まえろ 魔法の射手・戒めの風矢‼」

「しまった!ガキの事を忘れとった!!」

女の人は本当に僕の事を忘れていたらしい。なら好都合だ。このままやっつけてこのかさんを取り返そう。
そう思った時だった。月詠が乗って来た車が勝手に動き出して女の人を守ったのは。まさか・・・

「トランスフォーム!!」

そして、僕の予想通り。車はロボットへと変形した。

「助かったわ。デッドエンド。」

「お前が油断し過ぎなんだよ。」

女の人が礼を言うと、トランスフォーマー“デッドエンド”は素っ気なく答える。

「デストロンなんかと手を組んでまでして、このかをどうしようって言うのよ!!」

その時、熊と戦っているアスナさんが叫んだ。すると、女の人は答える。

「せやなあ・・・まずは呪薬と呪符でも使って口を利けんようにして、上いことウチらの言う事聞く操り人形にするのがええな。」

な、何だって・・・

「おいおい。そいつを俺らデストロンのためのエネルギープラントとしても提供するって約束も忘れんなよ。」

その時、デッドエンドが女の人に言った。

「分かっとるわ。せやけど、魔力を絞り取り過ぎて殺したらあかんで。」

・・・もう怒った!僕の生徒そんな事をしようだなんて!!

「このかに・・・」

「お嬢様に・・・」

「「そんな事させるかあああああああああ!!!」」

アスナさんと刹那さんも同じだったようで、お互い戦っていた相手を倒したり振り切ったりすると、女の人の方に突撃した。でも・・・

「無駄だ、小娘ども!!」

前に出たデッドエンドが腕を振るっただけで二人は吹き飛ばされてしまった。

「邪魔をするな!!!」

それでも、刹那さんは何とか立ち上がって再びデッドエンドに斬りかかる。でも、刀じゃその装甲には全く刃が立たない。どうすれば・・・

(そうだ!千雨さんなら!!)

そう思って僕は別のデストロンと戦っている千雨さんの方を見る。でも・・・

「どうした、小娘!その程度か!!」

「くそっ!」

千雨さんの方も追い詰められれいた。




《千雨Side》

やっぱりこいつ相当戦いに慣れてるな。射撃も格闘も私よりずっと上を行ってる。

「人間なんて弱い存在の味方をするから負けるんだ。」

「うるせえ、まだ私は負けてねえよ。」

「言うな。だが、この状況を一体どうやってひっくり返す?」

確かに、もう一体デストロンが現れたせいで先生達は近衛を救出出来ずに居る。このままだと私達だけじゃ逆転するのは無理だろう。そう、“私達だけ”なら。




《刹那Side》

二体目のデストロンが出て来たせいで、私達はお嬢様を取り返せずにいた。奴の装甲には愛刀である夕凪でも全く刃が立たない。やはり、ここは“あの力”を使うしか・・・
私がそう考えた時だった。

「ぐおっ!?」

「何だ!?」

突然、デストロン達の背中に光線が着弾した。

「あれは・・・」

光線の飛来した方向を見ると、紺色と赤の戦闘機がこちらへ向かって来ていた。

「「トランスフォーム!!」」

そして、二機ともロボットへと変形した。うち一体、紺色の戦闘機から変形した黄色いロボットには見覚えがあった。大停電の夜、魚型のロボットから私達を助けてくれたロボットだ。

「大丈夫か、レイン!」

「ああ。助かったぜ、父さん。」

ロボット達は着地すると、長谷川さんの方に駆け寄って行った。

「あの、千雨さん。この方達は?」

すると、ネギ先生が長谷川さんに聞いた。

「私の父さんのメタルホークとその仲間のフェニックスさんです。」

「メタルホークです。人間の姿では長谷川小鷹と名乗っています。ネギ先生、いつも娘がお世話になっていますね。」

「いえ!こちらこそ!!」

「おいホーク。先生への挨拶はいいが、まだ戦いは終わって無いぞ。」

長谷川さんのお父上、ホークさんがネギ先生に挨拶していると、その仲間のフェニックスさんがデストロンに視線を向けながら言った。私も同じ方向を向くと、二体は背中から煙を出しており、そこそこの傷を負っているようだった。

「くそっ、他にもサイバトロンが居たのか。」

「あの小娘といい、聞いてねえぞ。」

「さあ、これで形勢逆転だ。近衛は返してもらうぞ。」

すると、長谷川さんが二体に銃を向けた。そうだ!お嬢様!!

「お嬢様を返してもらうぞ!!」

私は直様飛び出した。ネギ先生とアスナさんも私に続く。

「く、来んな!!!」

女は再び式神を出す。

「無駄よ!!!」

でも、それはアスナさんのハリセンで掻き消される。それでも、女は新たな札を取り出そうとするが・・・

「風花!武装解除!!」

「なあ〜っ!?」

その前に先生が魔法で武装解除をし、奴を裸に剥く。

「秘剣!百花繚乱!!」

そして、最後に私が女を奥義で吹き飛ばし、お嬢様から引き離した。




《ネギSide》

やっと終わった。このかさんも無事救出出来たし、これで一件落着だ。

「で、こいつらどうするのよ?」

アスナさんが言った。確かに、どうしよう・・・

「とりあえず、この女と月詠は拘束して後で呪術協会に突き出しましょう。」

「デストロンの方は我々が捕虜として連れて行こう。」

すると、刹那さんとホークさんが答えた。その時・・・千雨さんの後ろの方から黒いトレーラートラックが走って来た。

「千雨さん!危ない!!」

「え?」

僕が叫ぶと、千雨さんは反応して後ろを向く。でも、間に合わずに跳ね飛ばされてしまった。さらにトラックは近くに居たホークさんとフェニックスさんも跳ね飛ばす。そして、最後に僕らの方に向かって来た。

「うわあああああああ!!!」

僕らは転がりながらそれを避ける。すると、トラックは女の人とデストロンの側で止まった。

「全く、何をやっているんだ。早く乗れ!!」

そして、運転席のドアとコンテナの後ろについた扉を開いた。

「済まねえ、モーターマスター。」

「おおきにな!」

すると、デストロンの二人がコンテナの中に、女の人と月詠が運転席に乗り込んで扉を閉めた。そして、トラックは発車する。

「待て!」

「逃がさないわよ!!」

僕とアスナさんはトラックを追おうとする。でも・・・

「ダメです。」

「深追いは禁物だ。」

刹那さんとホークさんに止められた。

「それより、人質の安否を確認した方がいいんじゃないか?」

「そうだ!このかさん!!」

フェニックスさんに言われ、僕とアスナさん、それに刹那さんはこのかさんに駆け寄る。ひとまず、さっき僕が使った武装解除に巻き込まれて服が脱げていたので、僕の上着を着せる。

「お嬢様!しっかりして下さい!!」

「ん・・・あれ、せっちゃん?」

そして、刹那さんが声を掛けるとこのかさんは目を覚ました。

「おっと。」

その時、千雨さん達サイバトロンが慌てて人間の姿になる。

「せっちゃん。ウチ、変な夢見たえ・・・」

すると、このかさんが言った。どうやら、攫われた時の事は夢だと思っているらしい。

「・・・よかった、もう大丈夫です。このかお嬢様。」

刹那さんはこのかさんが無事で一安心した様子だ。すると・・・

「良かった。せっちゃん、ウチの事嫌ってる訳やなかったんやね。」

その顔を見たこのかさんは本当に嬉しそうに微笑んだ。

「えっ・・・そ、そりゃ私かてこのちゃんと話し・・・」

すると、それを見た刹那さんはいつもとは違い、京都弁で言葉を返した。多分、こっちの方が素なんだと思う。

「し、失礼しました!!!」

と、その時。刹那さんは慌てて後ろに下がり・・・

「わ、私はこのちゃん・・・いえ、お嬢様を影からお守りで来ればそれ幸せです!だから、その・・・御免!!!」

逃げるように走り去って行った。すると・・・

「刹那さん!明日の班行動、一緒に回ろうね!!約束よ!!!」

アスナさんが叫んだ。それに対し、刹那さんは振り向いて小さく頷いた。




《千雨Side》

「何か、向こうは色々あるみたいだな。」

先生達の様子を見てフェニックスさんが呟く。とりあえず、聞いておかなきゃいけない事があるな。

「それで、二人はこれからどうするんですか?」

私がそう聞くと、父さんとフェニックスさんが順番に答えた。

「私は明日も仕事があるから、これから帰るよ。」

「俺はちゃんと休暇もらって来たからな。観光がてら京都で待機してるさ。」

「分かりました。何かあったらお願いします、フェニックスさん。」

「ああ、いつでも連絡してきてくれ。」

「千雨。父さんも何かあったら直ぐに飛んで行くぞ。」

「分かってるって。」

とりあえず、この後は旅館に帰って寝るかな。温泉は明日の朝にでも入るとするか。



続く

 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧