仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第九十一話 忍ぶ乙女達その十
それでだ、こう言ったのだった。
「まあとにかく今からね」
「ああ、呼ぶよ」
「ここで」
こうしてだった、二人は狼煙をあげた、空に何か文字が出たがそれは津上達には一見では見えなかった。
だが、だ。アギトの三人は目を凝らし、氷川はG4の目を基に開発したメガネを出して見た、するとそこには。
「ああ、漢字ですね」
「あっ、見えるんですね」
「うん、見えるよ」
津上はその空に書いてある字を見上げながら飛鳥に答えた。
「よくね」
「この狼煙は忍にしか見えないんです」
「本来はだね」
「そうなんです、けれどやっぱりライダーの皆さんですと」
「俺達の目はアギトの目だからね」
もっと言えば仮面ライダーである。
「その目でなら見えるんだよ」
「凄いですね、それって」
「というかライダーの人達ってかなりの力なんだな」
焔もそのことを察して言う。
「この字まで見るなんてな」
「見える様になったよ、それでだけれど」
「皆もうすぐ来ますので」
飛鳥はその津上にこう答える。
「ご安心下さい」
「まあ仮面ライダーの人達と同じでな」
どうかとだ、焔は周りを見回してから述べた。
「すぐに来るよ」
「すぐに、だね」
「はい、あの文字は皆に見えますから」
「もう見てるからね、絶対に」
「今急いで来てますと」
「今にも来るだろうな」
こう話しているとだった、すると。
早速気配がして来た、そして来たのは。
まずは四人だった、その四人は飛鳥に対して言って来た。
「どうしたのですか?敵ですか?」
「今度は豹かい?それとも亀かい?」
「烏賊か、それとも」
「何が出て来たの?」
「あっ、敵じゃないの」
こうだ、飛鳥はその四人に答えた。
「仮面ライダーっていう人達なの」
「仮面ライダー?そういえば」
「随分でかくて顔のいい兄ちゃん達と一緒だね」
「忍ではないな」
「その人達がその仮面ライダーなの?」
「そうなの」
飛鳥はこう四人に答えた。
「ちょっと他の世界に行ってね」
「しかもそちらの方は」
「あんた悪忍じゃないか」
「生きていたのか」
「よかったね、生きてて」
「まあな、それでだけれどな」
焔も四人に言おうとする。
「飛鳥の言ったことは本当でな」
「俺達がその仮面ライダーだよ」
津上はその四人にも微笑んで述べた。
「俺は仮面ライダーアギト、宜しくね」
「仮面ライダーアギト、ですか」
「あんたがそうなんだね」
「見たところかなり強いな」
「格好いい人ですね」
「何か恥かしいな、ところで君達だけれど」
ここで津上は四人を見た、その四人はそれぞれ名乗ってきた。
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