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マジカル☆ウィッチルフェイちゃん! 

作者:メア
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マジカル☆ウィッチルフェイちゃんお母様に怒られてお友達が増える







 アイスランが終わった後、私はお母様に呼び出されて説教されています。

「それで、どうして憑依なんてしたの? 1年生はアイスランへの参加は禁止されていますよ」

「いえ、参加したのはゴーレムですから……痛っ!?」

思いっきり杖で頭を叩かれました。痛いです。

「そんなのが通用するはずないじゃん」

「ウィルベル、貴方もです。誰が未完成のメテオストームを使っていいといいましたか?」

「でも、勝つことは重要だって、大叔……先生も言っていたじゃん! だから、勝つために……痛っ!?」

「この馬鹿弟子!! 私が直接介入しなきゃ、ウィルベルの未完成のメテオストームが観客の方にも向かってたのよ!!」

「ヒィィィィィ!」

「取りあえず、2人にはお仕置きね。何がいいかしら……」

お母様が考え出すと、ウィルベルちゃんがこちらを睨んできました。

『アンタのせいよ!』

『使ったのはそちらの責任です』

私達は正座しながら、隣同士で火花を散らします。

「お前達、本当にいい性格してるわね。どうやらきついのがお望みらしいから、全裸で寒中水泳でもしてみる?」

「「え゛」」

「もちろん、魔術禁止よ。そうね、そうしましょうか。水の王、契約に従い我に力を貸せ」

「「もがっ!?」」

一瞬で現れた水の奔流に捕らえられた上に服を溶かされて転移術で湖の中に叩き込まれました。極寒の中で身体は縮こまるし、魔術は封印されたのか使え無い。でも、魔力による直接の身体強化はなんとかできている。なので、私達は急いで上を目指すのだけれど、そこには分厚い氷がありました。

『安心なさい。死にかけたら助けてあげるわ』

「がぼがぼっ!?」

「ごほっ!? ぐぐぐぐっ!!」

私とウィルベルちゃんはそのまま溺死する直前まで沈められて、次の瞬間には助けられました。強制的に水を抜かれてたたき起こされたのです。

「さて、まだ反省はできないかしら?」

「「ぶるぶる」」

((((;゚Д゚))))というのが不去わいい感じに私とウィルベルちゃんはお互いの身体を抱き合って震えています。

「喧嘩も駄目ですよ。競い合うのは構わないけれどね。ウィルベルも妹弟子になるのですから、しっかりなさい。後、ルフェイも屁理屈捏ねて変な事をしない。そうね、次はお互いに何かしたらをしたら、火山にでも放りこもうかしら」

「「ひっ!?」」

「サハラ砂漠の真ん中に素足で放置するってのも良さそうだけど、それぐらい平気でしょうしね」

私とウィルベルちゃんはお互いに見合って、握手しました。取りあえず、仲良くしないとお母様に半殺しされます。

「アタシ、ウィルベル。ウィルベル・フォル=エルスリート。よろしくね!」

「私はルフェイ・ペンドラゴンです。こちらこそよろしくお願いします」

「というわけで、おお……先生、これで私とルフェイは仲良し。大丈夫だからね!」

「そうですか、まあいいでしょう。取りあえず、課題を沢山出すから、冬休みは覚悟する事ね」

「「は~い」」

お母様が帰ったので、私たちは改めて身体を魔術で温めて暖を取ります。

「ねえ、あのゴーレムアタシも欲しい!」

「作れと……今、既に1体予約あるんですけど……」

「そっかー。じゃあ、アタシが知ってる事でいいなら教えてあげるよ」

それなら、すごく教えて欲しい事がありますね。これはチャンスです。

「なら、オリジナルの魔導書の書き方を教えてください!」

「それぐらいなら、ウィルベルさんにおまかせだよ!」

それから、教わった魔導書作成方法は簡単でした。基本的に書き手がどんな魔導書かイメージしながら書く自動書記と理論的に書いていく技術の結晶としての手動書記があるそうです。前者は作者の魔力と狂気具合によって理を捻じ曲げた色んな危険極まりない魔導書が作成され、後者は暗号さえ解ければ比較的有用な魔導書になります。

「ウィルベルちゃんは神器を持っていますか?」

「アタシ? アタシは創世の(ジェネシスロッド)って奴かな」

なぜにディスガイアなのでしょうか。

「使いこなせてないけどね。実はメテオストームだって、これで隕石を作って落としてるだけだし」

「成程。いいですね、私はないんですよ……」

「そうなの?」

「ええ、無いので自分で用意しようかと」

「そうなんだ。でも、その魔力って充分神器クラスだとウィルベルさんは思うんだけど……というか、作る?」

「はい。最高に危険で凶悪無比な魔導書。神の影すら召喚する狂気の魔導書を作る予定です。他にも色々と」

「気を付けてね」

「はい。大丈夫です。一枚一枚のページにも莫大な魔力を込めて生成してありますから」

「まあ、何かあったらアタシも手伝ってあげる。それじゃあ、アタシは帰るね」

「はい、またです」

ウィルベルちゃんと別れた後、私は打ち上げをしている皆の所に戻りました。2位にはなれたので、なんとかなるそうです。ただ、後日お爺さまから来年の参加禁止が言い渡されて、私は工房にこもる事になりました。
 冬休み後の数ヶ月でユウカナリア先生とウィルベルちゃん用のジェー君を作るのです。今度はちゃんと砲撃装備の標準装備で、光の魔術とかも利用して荷電粒子砲を実際に再現して搭載してあげましら。もちろん、リーちゃんも搭載済みです。その後はひたすら図書館の魔道書を解析しつつ、魔道書を書いていきます。ぶっちゃけラノベですけどね。







 
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