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FAIRY TAIL -伝説の英雄-

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第3話・火竜と牛と猿に英雄

 
前書き
ハイ!きました第3話です!

今回は、アニメ版第2話のタイトルに合わせました。


火竜=ナツ

牛=エロ牛(ルーシィの星霊のタウロス)

猿=バルカン

英雄=レイド

ところで皆さん。今さらですが、以前に新庄雅彦として連載していたときとは主人公の名前が違うことに気付いていただけたでしょうか?

レイド・ナツ「「当たり前だ!!!!」」ルーシィ「き、気付かなかった・・・」「「っておい!」」

ハッピー「やっぱりルーシィは馬鹿だった・・・」

ルーシィ「ね、猫ちゅん?(黒笑)」

作者「ルーシィ!怖いよ!!」
(トーク終了)

感想やコメントなどがいただけたら嬉しいです! 

 
マスターの話で盛り上がった俺たちは、宴が続いていた。

「じゃあナツがサラマンダーって呼ばれてたのか!?他の町では」

自分が話した噂が実は自分がサラマンダーだと偽っていたボラで、そのサラマンダーがナツだと言うことに心底驚いているようだ。

「らしいな・・・それにしても、マンダーをつければいいって言うもんじゃねぇぞ!ハッピー!」

隣でハッピーがネコマンダーがどうとか言っていたために、ツッコミを入れる。

「ナツー!!!レイド!!!見てー!!!妖精の尻尾のマーク入れてもらっちゃったぁ!!」

「ギルドに入ったなら普通だろ!・・・そう思ったが、言わないでおこう」

「聞こえてるわよ!!」

お・・・おぉ・・・いいツッコミもってんじゃねぇかよ・・・ルーシィのやつ・・・

「良かったなルイージ」

「ルーシィよ!!!」

おいナツ・・・ルーシィくらいは別に難しい名前ではないからな・・・

おそらくわざとだろう。

「ルイージはよせよ・・・作者はコロコロは読まないんだ・・・だからせめてジャンプかマガジンに出てくるキャラ名にしろよな!」

「つっこむとこそこっ!?」

俺たちがしゃべっている間に、ナツが居なくなっていた。

仕事でも探しに行ったのか?

「・・・そうだ!ルーシィ!俺の仕事に着いてくるか?」

新人を誘うのは、先輩の礼儀だ!

一応誘ってみた。

「いいの!行く!行きます!」

来るんだ・・・

自分で誘っておいてなんだが、来ないと思ってた。

それにしても、ミラの視線が痛いんだが・・・気のせいか?

「レイド!ちょっといいかしら?」

笑顔で言うミラ

か・・・目が笑ってないけど・・・ミラさん・・・

「は、はい!」

元気に返事をすると、ミラの元へと全力で走る。



「み・・・ミラ・・・そのへんにしてあげたら?」

ミラの説教を受けている中救いの女神・・・ヒナノが声をかけた。

「う~ん・・・まあいいわ。今日はここらへんね」

きょ、今日は・・・って・・・明日もするの?

「は・・・はい!」

「ミラ・・・自分のものでもないのに他の女にとか何とか言ってた気がするけど・・・正確に言うと私の相棒だから、私の何だけど?」

お、お前まで俺を物発言!?

まあいいや・・・

俺が立ち直り始めてると、ロメオが出て行き、それを追いかけるかのようにナツが出て行くのが見えた。

「あの野郎・・・」

無意識にも2人を追いかけてるのだった。




「ねえ・・・ミラ?」

「何?ヒナノ」

「いっちゃったね・・・」

「ええ・・・でも、そういったところも・・・」

「「かっこいいのよね!!」」



馬鹿みたいなことを言っている2人をみていた人たちは・・・

「ヒナノもあれがなかったら完璧なのにな・・・」

「そうだな・・・ミラにしてもそうだ・・・」

「いいよな~もてるって・・・」

もてない男のひがみは続く・・・



「ね、ねぇ・・・ミラさん・・・ナツのやつ、急にどうしたんだろ?」

ナツの先ほど依頼板をたたき壊したのをみて疑問に思うルーシィ

「ナツも同じだからね」

「え?」

「自分とだぶっちゃったのかな・・・ナツのお父さんも出て行ったきり帰ってこないのよ。
・・・お父さんって言っても育ての親なんだけどね。しかもドラゴン」

にっこり笑って言うミラの一言に驚くルーシィ・・・

分かる気もする。

「ナツはね・・・イグニールがいつかまた帰ってきてくれると思ってるのよ。そういうところが可愛いのよね!・・・レイドにしてもそう・・・生まれたときから1人だから・・・親が居ない苦しみを味合わせたくないんだと思う・・・だから、イグニールのことで必死なナツに手を伸ばすんだと思う・・・」

楽しそうに笑うルーシィ・・・

イグニールのこととなると必死だからな・・・ナツは・・・

賑やかな雰囲気から、再び重くなる空気・・・

「私たちは・・・妖精の尻尾の魔導士は・・・みんな何かを抱えてる・・・傷や・・・痛みや・・・苦しみや・・・私も・・・」

「え?」

最後の言葉が聞き取れなかったルーシィ・・・聞き直そうとするが・・・

「ううん・・・何でもない!」

「・・・・・」


~馬車の中~

「でね!あたし今度、ミラさんの家に遊びに行くことになったの~!」

嬉しそうに言うルーシィ・・・

「下着盗んじゃダメだよ」

「盗むかー!!!」

ハッピーの奴・・・相変わらずルーシィと仲良いな。

それにしても、家に行けるだけでずいぶんと嬉しそうじゃないか?おい!

ま、当然か・・・見たところビッチにしか見えないルーシィなら、グラドルのミラに憧れててもおかしくないか・・・

「ねえ?今失礼なこと思ってたでしょ?」

「へ?・・・思ってないです!マジで・・・」

意外な一言に素早く言い返す。

声に出てたのか?・・・まあいいや!

「てか何でルーシィがいるんだ?」

「何よ何か文句あるの?」

「そりゃあもういろいろ・・・あい」

「だってせっかくだから、何か妖精の尻尾の役に立つ事したいなぁ~なんて・・・」

((株を上げたいんだ!!絶対そうだ!!))

ハッピーとレイドは同じ事を考えていた・・・

それにしても・・・さっきからナツが一言もしゃべってない・・・

「っておい!!大丈夫か!!ナツ!!」

いつの間にかナツは、話ができないほどに酔っていた。

無理ならくんなよ!!

「また酔ってるし!!かわいそう・・・」

「は?」

意味が分からない・・・みたいな感じで言うナツ・・・

それは、嫌みにしか聞こえないからな。ルーシィ・・・

「探し終わったら、いえ探さないと・・・」

「オイラとナツん家住んでもいいよ」

「本気で言ってたらひげ抜くわよ!猫ちゃん」

「住む家無いなら、大人しく探してろよ!!」

「それもそうです・・・」

俺のツッコミに、かしこまるルーシィ・・・どうだ!ライバルよ(ツッコミの)!俺の方が一枚上だ!

ガタンッ!

「止まった!!」

ナツが素早く目を覚まし、起き上がる。
その様子を見れば、乗り物酔いをしていたのが嘘のようだ・・・

「着いたの?」

ルーシィが運転手に聞く。

すると、運転手は、寒さのせいでの涙なのかきつそうに言う。

「す・・・すんません・・・これ以上は無理です!」



俺たちが下りて、寒さを体感していると(実際はルーシィだけだが)さっさと帰ってしまった。

俺は、一旦跳躍し上から周りを見る。

「!・・・あいつは!」

着地して、ナツ達にみた物を伝えようとしたのだが、何かいろいろ変わってました。

「おい!何休んでんの?早く外に出ろ!そんなんで雄ザルに襲われたら終わりだ・・・」

俺が言い終わらないうちにバルカンは現れ俺に攻撃をしてきた。

背後からの攻撃だったが、気配を殺してなければ、見えなくてもある程度かわせる。
ここはバク転でかわした・・・が、かわした瞬間に、奴の目はルーシィへといってしまう

「人間の女だ!うほほー!」

バルカンはルーシィを攫っていく。

だから出ていろと言ったのに・・・

「『助けて~~~!!!!』・・・ともうしております」



バルカンが入っていった山を、ナツの鼻だよりに進んでいると・・・バルカンに襲われているルーシィを発見した。

「うおおおっ!!!やっと追いついたーっ!!」

ものすごいスピードで進んでいくナツ

だが、そのスピードが仇となり、壁にぶつかってしまった。

「何しに来たの!お前!!」

俺の言葉を無視して、猿に話しかけるナツだが・・・さっきの戦闘で分かった。

こいつは・・・

「ナツ!気をつけろ!そいつは・・・」

「ん?こっちなのか?・・・どこだ!!?」

女にしか興味がない!

ドカッ!

油断したナツは、あっさりと雪山から突き落とされる。

「男いらん!オデ・・・女好き!」

「ナツーっ!!」

「やだっ!?ちょっと・・・死んでないわよね!?」

慌てているみたいだが、どんなときも冷静でなくてはならない・・・

「女~!女~!」

「女!女!ってこのエロザル・・・ナツが無事じゃなかったらどうしてくれるのよ!!?」

ジャリ!

金色の鍵!?星霊魔導士!?

「開け・・・金牛宮の扉・・・タウロス!!!!」

「MOー!!」

「牛、来たー!」

王道十二門の鍵・・・超レアな奴じゃねぇか!!

すごい奴だったのか!!

「ルーシィさん!相変わらずいい乳してますなぁ・・・MOー!ステキです!」

「そうだ・・・こいつもエロかった・・・」

落ち込むなよ!!可愛そうだろ!牛が!

「ウホッ!オデの女とるなっ!!」

「俺の女?」

怪物のくせに女っていう単語に過剰反応しすぎだろ!お前等!

「いけ!タウロス!」

「MO!準備OK!」

「ウホッ!」

2体のモンスターがぶつかる・・・と思いきや・・・突如現れたナツが2体とも蹴り飛ばしていた!

「おい!ナツ!仲間を蹴るなよ!」

「なに!?」

「仲間だったんだあの牛・・・」

「めんどくさいけど・・・お前の相手は俺がしてやるよ!」

「ウホホッ!」

軽い挑発に乗ってつっこんでくる猿・・・

だが、俺は右手に炎を纏い、前へと出していた右手で受け止める。

「嘘っ!あんなにでかい奴の攻撃を片手で・・・」

「あれ位・・・できて普通だ!」「あい!」

そして、止めた右腕を地面に叩き付ける。

これで奴の右手は地面に刺さり抜けなくなった。

「ウホッ!?オデの右手!」

驚く奴の顔面を今度は、同じく炎を纏った左手で殴り飛ばす!

だが、運悪く牛の持っていた斧のところへと飛んでいってしまった。

「あ!しまった!」

斧を拾った猿は、斬りかかってくる!

「・・・あの斧斬っていい?」

「え?あ・・・いいけど・・・できるの?」

俺が切ることのできそうな武器を持っていないように見えたからだろう・・・斬っても良いかという言葉に疑問を感じていた。

「とーぜん!・・・喚裝!【夜刀・月影】!!」

喚裝によって、俺の手元へと黒く細い・・・日本刀みたいな形をした武器が現れる
借り物だけど・・・

「紅蓮流一の型!熱風!」

俺は前へと突っ込み間合いを詰めて、風のように斧をすり抜け消えた・・・

「ウ・・・ウホホホッ!!!!」

バルカンの持っていた斧がまっぷたつに斬られ、そして、斬られた部分から徐々に燃えていき、次第に全身を覆う炎となる。

「お前は・・・俺の仲間に怖い思いをさせた!・・・今のはその分・・・そしてこれは・・・」

俺が持っていた剣が消えて、俺の右拳に再び炎が宿る!



「何なのあの魔法!・・・ナツみたいに炎を纏ったりしてるけど・・・」

「あれは滅竜魔法とは全く違う・・・似てはいるけどね。・・・炎を食べたて魔力を回復させることはできないんだ!」

「じゃ、じゃあ何なのよ!」

「あれは、今から約300年前・・・この世界を闇から救ったといわれる伝説の魔法(レジェンド・スペル)・・・英雄・・・ジョッドが使ったとされる魔法・・・名前があるとすれば・・・英雄の魔法!」

「ジョッドってあの本に出てくる!?」

「そう・・・だから伝説の魔法なんだ!」

「英雄魔法を使うって事は・・・レイドがあの・・・赤き獅子!?」

「そう・・・でも、その呼び方古いよ!ルーシィ!」

「お黙り!猫ちゃん!」

「今はみんな・・・赤き英雄って呼ぶぜ!」



「くらえ!炎の咆哮(フレイム・ブレスト)!!!」

前へとつきだした右拳から、炎が発射されて、バルカンに命中した!!

「仲間が死にかけたから・・・ではなくて、早く帰らせてくれ!って言う腹いせだ!!」

俺は黒こげになったバルカンに言う!

「もう!最後の台詞で台無しじゃない!!」

「そうか!?・・・結構良くなかった?」



後で分かったことだが、マカオはどうやら、19体のバルカンを倒して、後1体というところで不意を突かれて接収されたらしい。

ロメオ・・・よかったな・・・てめぇの親父は怪物19匹を倒したんだぜ!

ホントによかった・・・家族の絆を守ることができて・・・
 
 

 
後書き
3、4と合わせたので、とてつもなく長くなりました。

すみません・・・

主人公は、生まれたときから親が居ないことにしました。

そのうち、そこらへんは明らかにします!

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