世界忍者戦ジライヤ×スマイルプリキュア!
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第九話 闘破とあかねのゲーム対戦!
ある日の日野家
「いってきま~す」
闘破を雇ってから始めた出前。今日も闘破が自転車をこいで向かうのだが・・・
「待って闘破!ウチも行く~」
「いきなりダメだよ!!」
慌てる闘破を余所に後部に乗るあかね。寄りたい所があるらしく出がけの闘破によいしょするのであった。
第九話 闘破とあかねのゲーム対戦!
「ぬおおおおおおおおお!!」
「おお~闘破気合入ってるな~」
あかねを後ろに乗せて必死に自転車をこいでいる闘破。あかねの体重と中身がいっぱいのの岡持ち2つを合わせると結構重いらしい。女の子に対して思いは禁句であるのか絶対に言おうとしない。
すると
「ん?」
出前の途中の公園で何やらサイコロのような物を見つける闘破。
「何だこれ?」
闘破が拾い上げるとあかねが気付いた。
「それまさか!闘破あかん!」
「うわ!」
あかねの叫び声に驚いた闘破がサイコロを落とすと何やら不思議な空間に包まれた。
「何だこれ!?」
「やっぱし・・・ゲームニスイコマレールやった・・・」
頭を抱えるあかねに闘破がチンプンカンプンでいると・・・
「げえっはっはっはっは!罠に落ちただわさジライヤ」
「ん?マジョリーナ」
闘破の元へ現れるマジョリーナ。
そして
「俺達も居るぜ」
と言った具合にウルフルン・アカオーニの姿もあった。
「バッドエンド!」
「やっぱり」
あかねが頭を抱えると闘破は・・・
「一体何のようだ!今忙しいんだ!」
そう言って出前に行こうとすると見えない壁に激突する闘破。
「どうなってるんだ?」
「ふふふ!ここから出たかったらゲームに勝つことだわさ!」
脱出条件に闘破は・・・
「冗談じゃない!今日は出前がたまってるんだ!遊んでられるか!」
今日は景気よく既に出前が重なっている為急がなければならない。
「だったら勝負して勝つことだわさ~」
「しょうがない・・受けて立ってやるぜ!」
マジョリーナの言葉に気合を入れる闘破。
そしてあかねも・・・
「プリキュア!スマイルチャージ!」
キュアサニーに変身するのだが・・・
「今回のゲームはキュアサニーの参加は認められないだわさ!」
「え!何でや!!」
折角変身したのに出ばなをくじかれるサニー。
その理由は・・・
「一回やった奴の参加は認められないだわさ!」
「そんな!」
頭を抱えるサニーは・・・切り替えた。
「こうなったら!闘破!ウチがしっかり応援するから頑張りや!負けたら父ちゃんの逆鱗にふれるで!」
「よし!」
サニーの言葉に気合を入れる闘破。
「ふふふ・・・健闘を祈るだわさ!」
そう言って空間内のアトラクションの中に消える三幹部。
「ようし!行くぞ!あかね!」
「よっしゃ!!」
そう言って階段を上ると第一ステージ・・・
「なに!?ゴーカート!?」
何故か第一ステージがゴーカートの今回。
「あれ?おかしいな前はモグラたたきやったのに」
とサニーが頭を捻らせると・・・
「うるっふっふふ!俺様に勝てるかな!?」
といってゴーカートに乗るウルフルンの姿が・・・
そして
「「何であるの?」」
何故かゴーカートのところに用意されている闘破のブラックセイバー。因みに本当だったら日野家近くの駐車場に止めてあるはず・・・
「おい!何でブラックセイバーがここにあるんだよ!」
「何だと!お前!わざわざ持ってきてやった俺様にいう事か!?」
「ムカ!!」
と言いつつもブラックセイバーに乗る闘破とゴーカートに乗るウルフルン。
「フレーフレー!闘破あああ!!」
今回参加が認められてないサニーは一生懸命応援に専念する事にした。
(ウルッフフフ・・・その車のことは隅々まで調べたぜ・・・何の変哲もない車で勝てるかな?)
ウルフルンがたかをくくりシグナルが青になるとスタートした。
両者互角のデッドヒートが繰り広げられるが・・・
「へん!その程度で俺様に勝てるかよ!!」
ウルフルンが叫ぶとゴーカートがロケットに変形し猛スピードでゴールに向かった。
「な!そんなのありかよ!!」
「うるせえ!勝てばいいんだよ勝てば!!」
「ああそうかよ!!」
ウルフルンの身勝手な言い分に激怒した闘破はブラックセイバーのスイッチを押すとボンネットからウィーンっと巨大なミサイルが現れウルフルンに向かって放たれた。
「げ!攻撃なんてありかよぎゃああああああああああ!!」
見事に撃墜されたウルフルンはブラックセイバーに追い抜かれるがボロボロの状態でもゴーカートモードで食らいつこうとするが・・・
「何だ!?」
突然パンクした。辺り一面を見て見るとマキビシが撒かれておりそれはブラックセイバーのリア部分から次々と発射されていた。
「ちきしょう!そんなのありかよ!!」
と言いつつも周り中マキビシだらけなので動けないウルフルンだった。
それを見ていたサニーは・・・
「うわ・・・流石忍者カー・・・」
と言っていた。
そして次のステージ
「ボウリングオニ!!」
アカオーニの待つボウリング場で対峙する闘破。
「よっし!どっからでもかかってこい!!」
「オニいいい!!」
緑鼻のアカンベェのピンが現れるとアカオーニは巨大なボールを転がすが・・・
「!!」
ボールに当たる前に自ら倒れるアカンベェピン。
「やった~ストライクオニ~」
「またインチキを・・・」
アカオーニの姑息な作戦呆れるサニー。
すると
「今度は俺の番だ」
巨大なボールを構える闘破はピンに向かって転がすとアカンベェピン達はバリケードを張ってきた。
「嘘!そんなのありか!?だったら!ジライバスター!!」
闘破はボールがピンに当たる瞬間ジライバスターでピンを狙撃し全て『破壊』した。
それを見ていたサニーは・・・
「何ちゅう勝ち方を」
流石にピン破壊を想定してなかったサニー。
「く!サドンデスオニ!」
といってアカオーニがボールを投げようとすると闘破が再びジライバスターを用意していたことに気付いたアカンベェピン達は・・・
「!!」
何故かアカンベェピン達はアカオーニのボールを防いでしまった。
流石に破壊されたくは無いようである。
なお次の闘破の番にアカンベェピン達はなったらボールを投げる前に自ら撃墜されていったのは言うまでもない。
第三ステージ
「陸上だ!!」
そう言って体育館のような場所で待ち構えるウルフルン。
「よっし!走る事なら誰にも負けねえぜ!!」
闘破とウルフルンがスタートラインに立つとピストルが響きスタートするが・・・
「あれ?闘破何で動かへんの?」
といってサニーが闘破のラインを見ると闘破の位置だけマグマになっていた。
「おっさきに~」
といってウルフルンが闘破の前方を走る、
「どないするんや闘破!!」
そう言うと闘破は・・・
「下がダメなら上だぜ!!」
そう言って闘破は体育館の天井にへばり付いた。そのまま天井を地にゴールに向かって走り始めた。
「うわ・・・流石忍者・・・天井に張り付くなんて朝飯前やな」
忍者の技に感心するサニー。赤い閃光のような闘破のスピードがウルフルンのスピードを超え見事に逆転した。
第四ステージ
「射的だわさ!」
マジョリーナがピストルを持って待ち構えているとアカンベェ型の的が現れた。
「よし!」
「武器は自由。ただし!今回は当たった場所を判定するから破壊は無しだわさ」
「「い!?」」
マジョリーナの言葉に今回はジライバスターを使えない闘破。必殺武器としての殺傷能力は無いがそれでもあれ位のアカンベェであれば十分破壊することが出来る。
「あたしからだわさ!」
そう言ってマジョリーナがピストルを撃つとアカンベェ型の的は自ら辺りに行った。ペイント弾の為はっきりくっきり的がわかり、中心に近い高得点の場所にヒットした。
「闘破・・・どないすんの?」
「こうなったら・・・」
サニーが不安そうに見るが懐から手裏剣を取り出す闘破。
「一番得点が高いのは・・・」
アカンベェの鼻である。が素直に当たってくれるようなアカンベェではない。
「!!」
闘破が狙いを定め手裏剣を投げた。
「アカンベェ!!・・・?」
アカンベェ的が闘破の投げた手裏剣を回避し得意になっていると鼻に何かが刺さっている事に気付いた。
「アカンベェええええ!!」
見事に刺さった闘破の手裏剣。実は手裏剣を一度に二枚投げ片方を見せ球にしてアカンベェの気をそらし避けるであろう方向に向かって本命の手裏剣を投げたのだった。
「そんなのありだわさ!」
闘破の戦い方にアングリかえるマジョリーナだが・・・
「俺の勝ち!」
「おっ先♪」
「え!」
マジョリーナをしり目にさっさと先に進んでしまう闘破。
その後も綱引き・相撲・剣道・柔道・組手と何故か体力を使う一対一の勝負ばかり持ちかけられる闘破は持ち前のガッツで勝ち進み。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・休み無しで九連勝したぜ・・・」
単品参加の為休み無しで戦う闘破。
「ドンマイや闘破・・・」
見ているだけでも闘破が疲れている事がわかってしまうサニー。
そして
「よくぞここまで来ただわさ!最終ステージ!」
そう言って最終ステージの観覧車の前立つマジョリーナ。
だがウルフルンとアカオーニは身体に包帯を巻いてギブスまでしていた。
その理由は・・・
「やい!何でジライヤとの組手は俺達だけなんだよ!!」
さっきから闘破と戦っていたのはウルフルンとアカオーニだけだったようだ。
「やかましい!肉体労働は男の仕事だわさ!!」
「そう言う問題やないんじゃ」
マジョリーナの言葉を唖然として見ているサニー。
「やかましい!最終ステージの課題は何だ!?」
闘破の言葉にマジョリーナはイラつきながら・・・
「この観覧車に乗ってウルトラハッピーって言えたら勝ちだわさ!!」
「それだけかよ!簡単じゃないの!」
といって観覧車に乗る闘破。
「うわ!闘破あかんって!!」
経験者であるサニーも慌てて乗る。
「くう!早く終わらして出前に行かないと!」
「せやな~・・・」
と言った感じに観覧車で、ある事に気付くサニー。
「て!もう1時やん!!」
世間的には1時・お昼のピークである。
すると
「ん?・・・え!?」
闘破が外を見ると自分の幻が映し出された。
「何だあれ!?」
闘破が目を凝らしてみてみるとお好み焼きあかねにて大悟に怒られている映像でありそのまま追い出されてしまった。
「まさか・・・」
「クビ?」
サニーの言葉にガーンとなる闘破。そう今は1時であり出前の時間をすっぽかしてしまったのである。
当然お客さんから苦情があり闘破が怒られクビになると言った映像だった。
それを見ていたサニーは・・・
(闘破がクビ?ああ・・・ありえへんありえへん絶対ありえへん)
と言った感じに白けて見ていた。
そして勝ち誇った笑みを浮かべながらマジョリーナの元へ観覧車が止まるとよろめきながら闘破が現れ・・・
「う!ウルトラハッピーだぜ!!」
物凄い苦笑いしながら闘破が大人の意地を見せる。それを見たマジョリーナは・・・
「ふん!強がりを言うなだわさ!!ジライヤ!お前だって嫌な事はあるだわさ!!」
「うるせえ!俺は絶対に絶望なんかしない!!たとえ身近な事であっても!!」
「そうや!!闘破は頑張ってる!ウチがそれを保証するわ!!」
といって闘破の前に立つサニー。
その行為が心強いのだがサニーは・・・
「それにな・・・闘破がクビになる事なんて絶対ありえへん!!」
「「「「何で!?」」」」
高々と宣言するサニーに闘破・ウルフルン・アカオーニ・マジョリーナが理由を聞いてみると・・・
「闘破が居なくなったら・・・誰がウチの炊事・洗濯・掃除・家事やるんや!!」
・・・既に日野家の家事担当と化している闘破。
「そんな理由かよ・・・」
日野家の闘破の扱いを言うサニーのどうしようもない発言に目を丸くするウルフルン。
「あかね・・・バッドエンド!お前たちの勝利条件とおりで俺は勝ったぜ!」
闘破はサニーの応援?に開き直り喝を入れて立ち上がった。
「ぐう!!出でよ!アカンベェ!」
負けを認めたくないマジョリーナはアカンベェを召喚し闘破とサニーに向かわせる。
「!!」
すると闘破がジライヤスーツを装着した。
「戸隠流正統!ジライヤ!許さん!」
闘破が磁光真空剣を抜刀すると光り輝くレーザー刀に変化し正眼に構える。
「磁光真空剣!」
更に
「勝負が終わったからウチの参加も有効や!闘破!受け取って!!」
サニーが指で着火すると磁光真空剣の刀身が炎に包まれた。
「!!」
そして闘破が磁光真空剣を肩に担ぎ歌舞伎のような構えを取る。
「真っ向両断サニースペシャル!!」
「アカンベェえええええ!!」
アカンベェが襲い掛かると闘破の縦一閃がアカンベェを真っ二つにし・・・
「!!」
薙ぎ払うとアカンベェは七色に輝き消滅した。すると三幹部たちも撤退し闘破とサニーだけが残った。
「あかね!」
「!!」
闘破がサニーに向かってサムズアップするとサニーもブイサインで返す。
「て!闘破!早く届けな!」
「いっけね!!」
闘破はジライヤスーツを解除し、あかねも変身を解除し自転車に乗ると急いで出前を届けるのであった。
本日のオチ
「「ただ今~」」
結局お客さんに謝りまくった闘破とあかねは溜まりに溜まった出前を配り終え遠出もしたため帰ったのは夕方になってしまった。そして日野家に帰ると良い匂いがしてきた。
「ん?良い匂い♪」
「闘破!あれあれ!」
あかねが指を指すとかつ丼を食べているげんきの姿が・・・
「うわ!良いな~どうしたのそれ!?」
「闘破がおらんかったからな~今日は出前とったんや~」
「「へえ~で!俺のは?」」
げんきに自分たちの分を訪ねてると・・・
「無い!」
「「ええ!何で!?」」
「どうせ外で食べてくるやろって言ってたから頼んでへんで~」
「「ガーン!ウルトラハップップー!!」」
といって落ち込みながらも闘破とあかねは顔を見合わせ、二人で冷蔵庫を見て野菜炒めを作るのであった。
頑張れ闘破!めげるなあかね!
後書き
再びなまけ玉の効果で心を失ってしまうあかね。そして自分を奮い立たせるためあかねはあるとんでもない立ち直り方をする!そして今発動するジライヤの真の力とプリキュアの力!
世界忍者戦ジライヤ×スマイルプリキュア!
熱血!ぶっ飛ばせなまけ玉!
皆!見てね♪
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