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とある委員会の委員長

作者:stk
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風紀委員会

 
前書き
前回から読んでくださっている方はお久し振りです。
ついに二期も終わり落ち着いてきたので書き始めました。
短い期間となりますがまたお願いします。 

 
風紀委員(ジャッチメント)です。常盤台中学二年御坂美琴さん。すぐに帰りなさい。此処はSTUDYの研究施設です。」
私はどおしてこんなことしているのだろうか?
そもそも統括理事会からこんな依頼がなければこんなことにはならなかったはず。
つまり運が悪い。
「木原さん。そこをどいて。」
「そうですか。友達との戦闘は嫌でしたけど仕方がありません。」


《チリチリチリチリ・・・・・・・・》
あっ!
今のは夢?
なんか現実しみていたなー。
たしか夢ならこのあとすぐに《ピロピロ〜》そう。
こんな感じで携帯がなって・・・えエーーーーーーーー。
「まさか本当に統括理事会から?」
私は疑いながら携帯を手に取った。
「もしもし。」
『あー。依頼よ。』
やっぱりか。
と言うことは以来内容も同じなのかな?
『現在学園都市研究発表会の会場が四ヵ所なのは知っているな。』
「はい。」
『今年は変更があってね。そこの事前調査にいってもらいたい。』
「はぁ~?」
なにを言っているのか分からない。
「場所は?」
『第七学区中央講堂会館。』
あ~あ。
彼処か。
「分かりました。すぐに調べてきます。」
それにしても中央講堂会館ってことはあの人に会うのか。
はぁ~。
「仕方がない。行きますか。」


「はあ~。私も車に乗れればいいのに。」
周りには多くの車が行き来していた。
その中には見覚えのある車も何台かあった。
「しょうがない。歩きますか。」


「しずくちゃ~ん。久しぶり~。」
「大城先輩。くっつかないでください。」
やっぱりいました。
この人は大城つぐみ元風紀委員長。
本来は大学生であるが、必要な単位は取得しているため学校には行かずに働いている。
「なに言っているのよ。私はここよ。」
すると私の前にも大城先輩が現れた。
これがこの人の能力である多重分身(アザーマルチ)
見分けることもできるけど私はやりたくはない。
なぜならめんどくさいからである。
「触れるのが本物なのは分かるけど、大城先輩は分身と場所を入れ代わることもできるから厄介ですよね。」
「私以外からするとそうかもしれないわね。でも操作が案外難しいのよ。」
そう言うと大城先輩は指をならして分身を消した。
残っているのは私のとなりでくっついている物だけだった。
「ところでなにをするために来たのかしら?」
そうそう。
「今度の学究会の会場らしいので偵察に来ました。」
「仕事熱心ね。」
「大城先輩程ではないですけどね。」
大城先輩は笑いながら館内図を渡してくれた。
館内図の持ち出しは禁止されているのだか大城先輩は小声で
「返さなくていいから。」
と言ってきた。
私としては嬉しいけど私なんかに渡していい代物ではないはず。
「当日は私がいないけど、当番の人には伝えておくね。」
「別の仕事ですか?」
「ええ。暗部のね♪」
暗部。
この人は暗部と言うよりは暗殺者の方が正しい気がする。
「しずくちゃんにもスタートに入ってほしいわ。」
暗部(スタート)の主な仕事は統括理事長からの任務のみである。
しかしそれはかなりキツいものであるため高位能力者によって結成されている。
しかし私はこれには入れない。
何故なら私は
「監視者なので無理ですよ。」
監視者なのだから。
「そう言うと思っていたわ。それじゃあね。」
「はい。」
どうしよう。
歩いて行くのめんどくさい。
呼びたくないけどあの人を呼びますか。
私は携帯を取り出して派閥メンバーの一人に電話を掛けた。
『はい。どうしました?』
「すぐに第七学区中央講堂会館まで迎えに来てくれるかしら?」
拒否権はないけどね。
『わかりました。すぐに向かいます。』
すると電話が切れ、となりに長点上機学園中等部の制服を着た女子生徒が現れた。
彼女の名前は西條加奈。
長点上機学園中等部が誇る空間移動系の頂点にして、超能力者(レベルファイブ)である。
ちなみに長点上機学園中等部には三人の超能力者が在学している。
一人は私。
表向きは第3位。
しかし本当の順位は一方通行(アクセラレータ)と並んで一位である。
そして彼女、加奈さんは第4位。
もう一人は第6位である。
そしてこの二人は私の派閥に所属している。
「加奈さん。急ぎで悪いんだけど風紀委員会本部に連れていって貰える?」
昔は私に指図されるのが嫌いだったらしいが、今では素直に何でも聞くいい子である。
「了解しました。」
空間移動(テレポート)を使える私がなぜ彼女を読んだのかと言うと理由は簡単だ。
演算をするのがめんどくさいから。
単純にこれだけである。
「そう言えば雫さん。智美が探してましたよ。」
「えっ?なんで?」
智美が私をね~。
なんか有りそうだな~。
「適当に流しておいて。」
智美さんには悪いけど厄介事はゴメンだもん。
「わかりました。ですがメールくらいしてあげてくださいよ。彼女はあなたのことがす「分かったから。」・・・ならいいです。」
時間は掛かったがなんとか本部に着いた。
あっ!
警備体制どうしようかな?
また今度で良いよね。 
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