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勇者指令ダグオンA's

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第十六話 姉妹

本日八神家では来週のロストロギア散策の為、会議が行われていた。

その理由は・・・

「さて・・・どうやって力君に赤点を取らせないようにするかや・・・」

八神家は体力だけは有り余っている力をこき使おうとしたのだが、今週は最大の危機を迎えている。

その理由は学生には避けて通れぬ期末試験だった。赤点を取れば補習をしなければならない。

はやては問題は無いのだが・・・力の知能が問題だった。

その理由は・・・

「俺は二けたの足し算には指を使わないと追いつかないんだぁぁぁ!」

という事である。

「ふむ・・・どうやって力君に赤点を取らせないようにするかや・・・」

「主・・・火星にロケット打ち上げるより難しい事なんじゃないですかそれ・・・」

頭を捻るはやてを余所にシグナムの容赦ないツッコミにウンウンと頷く八神家一同だった。


第十六話 姉妹


そんなこんなで来週になり、はやて達はロストロギア散策をしていた。因みあの男は来ていない理由は。

「補習なんて大っ嫌いだーー!!」

補習中。

はやても健闘したのだがこの男に勉強は向かないようである。

と言う訳で久々に家族水入らずのピクニック気分の八神家だった。が一人だけ顔色の優れないものも居る。

「ん?リインどないしたん?」

「え?なんでもないです」

リインははやてのサンドイッチを食べるとどこかに飛んでいってしまった。

「変なリイン」

リインは飛びながら考えていた。

(リインには力が無いです・・・魔法戦は出来るのにロボットの戦いになるとリインは役に立ちません)

ふらつきながら飛んでいるとリインは誰かにぶつかってしまった。

「あ!すみません!!」

「いや、そっちこそ大丈夫か?」

リインの目の前に居たのは長い銀髪の女性だった。

(きれいな人です)

リインがそう思っていると女性はリインを察したようだ。

「嫌なことでもあったのか」

「え?」

「顔にそう書いてある」

言い逃れは出来ないそう思ったリインは全てを話した。

「そういうことか・・・」

「何も出来ないなんて・・・つらいです」

「・・・確かに見ているだけは辛い・・・私もそうだ」

「え?」

その時エイリアンが飛来した。はやての指示でリインはチームアルフェリスに連絡を取った。

『八神ファミリー!フォームアップ!!』

ルシファード、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラが合体する。

『古代合体!ファルビリオーン!!』

『シャマル!!』

『ライドパルス!!』

シャマル機のサイレンの超音波がエイリアンを破壊していく。なお破壊力はファルビリオンになったことで増幅されている。

『ウェポンモード起動!!レヴァンテイン!!』

ファルビリオンの右腕にレヴァンテインが生成される。シグナムの剣技で破壊されていくが今回も数が多いのと空中の敵が居るため苦戦している。ファルビリオンは飛べない。

『く!!』

ファルビリオンがやられる姿を見ていることしか出来ないリインは歯がゆかった。その時女性が口を開いた。

「・・・力がほしいか?」

「え?」

目の前の銀髪の女性がリインに言った。

「・・・彼女たちを助ける力がほしいかと聞いてるんだ」

「欲しいです・・・はやてちゃん達を助けられる力が」

「なら付いて来い・・・」

銀髪の女性はリインを近くの洞窟を案内した。洞窟の奥まで来ると女性はあるものを指差した。

「これは・・・」

リインが見たのはイカロスを思わせるような鳥人の銅像だった。すると銅像の目が光りリインの身体を包み込んだ。

「え?」

〈照合・・・対象を夜天の書と確認〉

その時銅像にリインが吸収されると銅が割れ巨人が生まれた。そしてリインの視点は巨人の目にあった。

『これは・・・』

リインが見下ろすとそこには先ほどの銀髪の女性が立っていた。

「私の役目は終わった・・・主を頼むぞ・・・私の妹・・・」

それだけ言うと銀髪の女性は光となり消えた。唖然としているリイン。

『お姉・・・さん・・・わかったです!!』

その言葉に答えるようにリインは鷹のロボットに変形した。洞窟から飛び出すとその姿に唖然としていた。

『あ!あれは!?』

ファルビリオンの目の前には巨大な鷹が舞っていた。

『はやてちゃん!!ここはまかせて!!』

『もしかして・・・リイン!?』

『チェエエンジ!!!リインフォースⅢ(ドライ)!!!』

リインが人型に変形すると攻撃態勢に入った。

『フェザーカッター!!』

リインの翼から羽が降り注がれ空中のエイリアンを粉砕していった。

『あれもロストロギア・・・信じられない人型のロストロギアがまだあったなんて・・・』

シグナムの言葉をよそにリインは次々と空中の敵を撃破していった。

『みんな!今です!!』

『はあああああああああああああ!!!』

ファルビリオンの起死回生の一撃がエイリアンにヒットすると力とアルフェリスが駆けつけた。

『勇者合体!!』

ブレイブローダーが人型に変形し胸部が展開しダグブレイブが収まった。

『ブレイブダグオン!!』

『『『『超時空合体!!』』』』

アルフェリスに合体しデルタが鎧になった。

『スゥゥパァァァァ!!アルフェリス!!!』

ブレイブダグオンとスーパーアルフェリスが空中を飛んだ。

『ブレイブバースト!!』

ブレイブバーストで敵が一掃された。

『超光速拳!!!』

スーパーアルフェリスの超光速拳がほかの敵を一掃した。


『みんなにいいかっこさせるかい!!』

ファルビリオンは地上のボスに狙いを定めた。

『レヴァンテイン!』

『アイゼン!!!』

『デバイス合体!!』

ファルビリオンからレヴァンテインとグラーフアイゼンが生成され薙刀に合体した。魔力が収束されていく。

『ラグナロクエディション!!!』

ファルビリオンの一閃がエイリアンを切り裂いた。戦いが終わるとリインはリインフォースⅢから出てきた。

「リイン・・・いつの間にあんなロボットを?」

「わからないです。お姉さんに託されたんです」

「お姉さん?」

はやてはまさかとは思ったが気づかない振りをした。

(主を頼むぞ・・・リイン・・・私は見守ることしか出来ない私の魂と一緒に戦ってくれ)

それだけ言うと銀髪の女性。リインフォースはリインフォースⅢの一部に吸収された。

 
 

 
後書き
なんだよなんだよ!はやての奴こんな朝早くに呼び出しやがって。なに?リインと合体って!!
次回!勇者指令ダグオンA’s 超古代合体!ゴッドファルビリオン
何だその合体?

 
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