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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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学校風景~

昨晩の事件?から翌日、蒼也の遅刻に付き合って

学校へ到着した俺達は、先生共に完璧な言い訳を残してそれぞれの教室にむかった

そして今現在、自分の席に着いた俺は…

「ねぇ、今日はどうして遅刻したの?」

絡まれていた………

この女の子は昨日このクラスに転校してきたみたいで、

名前は有栖 麗花と言うらしい

確かに昨日はジュエルシード探すために分身を置いといたが

こんなのが来たとは思っても見なかった

て言うかコイツ昨日乱入した奴じゃねぇか

くそ、取りあえずここは……

「……君には………関係ない…」

なんとか突き放す!

「関係なら有るわよ?クラスメートじゃない(ニコ」

どんな関係だ

「ボクに………関わらないで……」

ん?話し方が変?いや、なるべく静かに過ごしたいんだよ、蒼也について来ただけだし

本来なら俺、学校行かないからね?

「何か悩みがあるの?だったら私が相談に乗るわ」

誰がそう言った…高々小学3年が偉ぶんなよ

「そんなの……ないから…」

周り見ろ、目線集まってるぞ

「大丈夫よ、秘密にするから」

いつ俺が秘密喋った!?

「意味が……分からない…」

「どうして話してくれないの?私がこんなに話してあげてるのに…」

そう言って落ち込んでいる(フリ)有栖

誰が頼んだ

大体こういうのがいる場合は大抵

「おい!赤志!麗花ちゃんが可哀想じゃないか!話してやれよ!」

こういうのが出て来るわけで…

「関係……ない」

「そんなわけないだろ!麗花ちゃん、悲しんでるじゃないか!」

お前等の目はどうなっている……

「そうだ!大丈夫?麗花ちゃん」

大丈夫に決まってんだろ

「お前、謝れよ!」

「………何で?」

「麗花ちゃん泣いてるじゃないか!」

眼科行け

「ほら、早くしろよ!」

「ボクに…関わらないでって……言った…それを無視したの……君たち……」

チャイムならねぇかな?

「何だと!」

「やめて!赤志君を虐めないで!」

お前も眼科行け………ついでに脳外科も

「麗花ちゃん……」

うぜえ……

「ねぇ、どうして何も言わないの?」

人の話を聞かんのかコイツは

「関係ない…」

「お前!麗花ちゃんに!」

お前は空気読め

「さっさと答えろよ!」

不良ですか?

「答えた方が身のためだよ?」

不良ですね分かります

「麗花ちゃんの親衛隊として!」

死んでくれると有り難い

「麗花ちゃんは俺様が守る!」

うん、死ね

「もう止めてよ!喧嘩はダメだよ!」

原因はお前だ

『蒼也、ちょっと来てくれ………』

『?どうしたんだい?』

『クラスの連中がウザい…後で説明するから助けろ』

『了解、口裏合わせてね?』

『了解だ』

数秒後に蒼也が来る

「赤志、遅刻の件で先生呼んでるよ?」

「………分かった」

「へっおこられちまえ」

黒いな、小学生

「じゃあ行こうか」

「帰ってきたら理由、教えてね?」

さっきまでの涙はどこに行った……超笑顔じゃねぇか




「で?何があったの?て言うかあれ、昨日の子だよね?」

「実はカクカクシカジカ………」

「……なんて言うか…災難だったね」

「俺の脳内ではアイツ等は既に宙を舞っていた……」

「やったら洒落にならないから止めようね」

「何でこうも転生者が多いんだ………」

「それだけ何かしらの目的が有るんじゃない?」

「あの女は逆ハーレムだそうた……」

「馬鹿認定出来そうだね…」

「「はあ………」」

「俺今日帰るわ」

「了解、また家でね」

「ああ」






side蒼也

昨日ユウジに言われた通り、寝坊&遅刻してしまった

ユウジは何も言わずに付き合ってくれていた

ともあれ学校について先生に言い訳をする

内容は『公園でおじいちゃんたちに昔の話を聞いていた』だ

先生は叱るどころか感心していた

あれ?怒るんじゃないかな、この場合

兎に角教室に入って席に着く

丁度3時間目の放課だった

今日は馬鹿三人は休みのようだ

何でも揃って用事があるらしい…まさかね

考えている内に名のは達がやってきた

「蒼也君、おはようなの」

「あんた何で遅れたのよ」

「今日は遅かったね」

とまあ三者三様

「いやぁ寝坊しちゃってさ」

「ドジねぇ…なのはでも起きれてるのに」

「にゃ!?それどういうこと?アリサちゃん!」

「あははは」

なんともまぁ賑やかだ

特にあの三人が居ないのが救いなんだろうな

クラスの雰囲気が和やかだ

「所で昨日のニュース、蒼也君は見た?」

「ニュース?」

「動物病院にトラックが衝突したって言うやつ」

「いや、見てないな…なんで?」

「昨日拾ったフェレットがその病院にいてね?事故前になのはちゃんが偶然会って家に連れてったんだよ?
すごい偶然だと思わない?」

いやースッゴい笑顔

それとなのは、嘘なのに照れるなよ…

「そうなんだ…良かったね、事故にあわなくて」

「「「うん!」」」

もう直ぐ授業始まるかな……

『蒼也、ちょっと来てくれ』

『?どうしたんだい?』

『クラスの連中がウザい…後で説明するから助けろ』

『了解、口裏合わせてね?』

『了解だ』

んじゃ、行きますか

「あれ?どこ行くの?もう直ぐ授業始まっちゃうよ?」

「トイレ(と言う名の人命救助)だよ」

「そう、早く戻ってきなさいよ?」

「分かってるよ」

そう言ってユウジのクラスに行ったのだが、

何この状況?

ユウジは基本学校では無口なキャラを作ってるし問題が起きるとはおもえない

それに数人の男子に守られるように立っているのは昨日の子じゃないかな?

と、とにかく……

「赤志、遅刻の件で先生が呼んでるよ」

「……分かった」

「へっおこられちまえ」

「帰ってきたら理由、教えてね?」

何だろう、あの三人に近しい感じが………

「じゃあ行こうか」

「うん……」

その後屋上で話を聞いたのだが……気の毒すぎる…

あの女の子は昨日転校してきたらしい

知らなかった

男子には結構人気があるらしい…特典だな

ユウジは帰ると言ったのでそのまま見送り、僕は教室に戻る

その途中、あの子が後ろからついてきているのがわかった

何のようかな…ユウジ作のご都合認識阻害ペンダントは付けてるから転生者とは
バレないはずだけど…

「ねぇ、赤志君が遅刻した理由、しってる?」

「?さあ、僕は先生から言伝を頼まれただけだからね」

何でこんなにしつこいんだろ

「そう、あなた、名前『キーンコーンカーンコーン』っ」

「早くもどらないと!じゃあね!」

ダッシュで教室まで行く、後ろから何か言っていたようだけど聞こえなかったから気にしないことにした

 
 

 
後書き
なのはたちが空気になってる気がする…

 
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