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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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原作開始
  原作開始

夢ー

ひとりの少年が、黒い生物と戦っている夢

少年は死力を尽くすが、体力が限界のようで力尽きてしまう

少年は倒れ、その場には激しい戦闘の後と

綺麗な赤色の宝石が輝いていた



「………夢か、多分これは原作開始の合図…よし、ユウジに相談してみるか」

朝、目が覚めて体を起こし、少し考え事をする少年、蒼也は結論を出して一階リビングへ
降りていった

リビングには山猫の使い魔、リニスが人型になって朝食を作っていた

「おはようございます、蒼也」

「おはよ、リニス。ユウジは?」

「はい、何でもやることができたと、早くから出て行きましたよ?」

「やること?何だろ」

少し考えてみるがわからない

(まぁ、学校で会えるし、その時にでも聞こうかな)

「さ、ご飯を食べて支度して下さい?のんびりしていると遅れてしまいますよ?」

リニスは朝食をテーブルに起きながら言った

「うん、頂きます」

「はい、どうぞ」

朝食を食べ終え、学校の準備をして学校へと向かう

うん、此処まではいつもと変わらない日常だ


教室に入るとこれまた何時もの風景だ

自分の席について一限目の準備をする

その間に例の3人が登校して来て、それぞれに挨拶を交わす

ソレを見て馬鹿2人が突っかかってくる

三人はいやそうな顔を、僕に関しては呆れながらも無視をしている

平和って素晴らしい!そう思わずにはいられない、今日この頃


ーーーーー!

だが、そうも言ってられないようだ

感じられるだけでも巨大な魔力

(ユウジじゃない、誰だ?)

辺りを見回しても根元は見つからない

三人は首を傾げながら僕を見ている

そうしている間にもチャイムが鳴り、全員が着席し、先生が入ってくる

「今日は転校生を紹介するそ」

『転校生か、どんな子だろ?』

『女の子かな?』

そんなことを囁きながら先生の次の言葉を待つ

分かっている…扉の前にいる

(転生者か……!なんて魔力だ……)

そんな気も知らないでドアが開き、入室して来る転校生

その顔には………気持ち悪い、馬鹿2人と同じ様な笑みが浮かんでいた

(うん、大丈夫ださっきまでの緊張がアホらしいほど大丈夫だ)

「じゃあ自己紹介してくれ」

「ふっ、我の名は西条 降魔と言う!我を敬愛する女子よ!我が胸に抱きつくが良い!」

……………………………………………。

今日も良い天気だな……

あ、小鳥がさえずいている…可愛いなぁ…

「どうした?ふっ、恥ずかしいのも分かるが今は許そう!さぁ!来るが良い!」

……………………………キーンコーンカーンコーン

「あぁー…次の授業の準備しとけー」

そそくさと出て行く教師

……………

未だに両手を広げ、ウェルカム状態の西条

…恥ずかしくないのか?

「…どうした?ふっ、恥ずかしいのも分かるが今は許そう!さぁ!来るが良い!」

お前はRPGの村人か?

西条は視線を動かし、目の前の女子に近付こうとして…

『ガタガタガタガタ!』

クラス一斉に次の授業の準備を始めた

「……………………」

一人たたずむ転校生……哀れ(笑)

そのせいで僕はユウジに会いに行く事を授業後まで忘れていた




授業後、ユウジの教室に行ったが既に帰っており、僕も帰り道を歩いた

途中、三人組を追いかけている西条

金髪もとい、荘司と銀髪もとい、尾上が登場し

オリ主がどうのモブがどうのと言い合っていた

その隙に三人組は逃げ、なんとか帰路にたどり着いたようだった




ー自宅ー

ユウジside

俺は朝からちょっとした用事で出掛けていて、学校には分身を送っておいた

用事が一段落して帰宅したがリニスがいないことに気がついた

買い物に行ったと結論づけ、リビングに入った所で玄関の扉が開く音がした

「ただいま~」

「よぅ、お帰り」

帰ってきたのは蒼也だった

ならば学校にいる分身も既に消えている頃だろう

「あ、やっぱり帰ってたんだな
用事って何だったんだ?」

「用事?ああ、コレを探し回ってたんだ」

「なっ!?これ、ジュエルシード!?しかもこんなに!?何で!?」

「いやな?昨日の深夜あたりに落ちてきた気配感じてさ
何かなって探してみたんだよ。なるほどね…これがジュエルシードか」

「封印はしてあるのか?」

「してあるぞ?拾ってる最中に暴走しそうになったから力ずくで黙らせた」

(何て規格外………)

「しかしこれ何個あんの?15もあるんだし、まだあるんだろ?」

「あー21個だ…あと6個だね」

「ふーん…まぁ今日は終わりにするか、そんな頻繁に暴走する訳じゃ無いんだろ?」

「あぁ、そうだな…ってそうだよ!原作が始まったんだ!
今日の夜に高町なのはが魔法少女になる!」

「高町?あぁ、ブランコ少女か…魔法少女に進化するんだな?
よし、Bボタンを連打しなくては……」

「とまらないよ!?ってそうじゃなくて!その場所見に行こうよ」

「? 何で?」

「何でって…見たいから?」

「はぁ…別に行っても良いけど、しらねぇぞ?ほかの奴に見つかっても」

「ほかの奴?転生者の事か」

「そ、はち合わせて何があるかわかったもんじゃねぇぞ?」

「う……そうか……!そう言えば今日転校生が来たんだよ、転生者の!」

「転校生?転生者なんだ?」

「あれ?知らなかったの?馬鹿でかい魔力だったけど」

「馬鹿でかい?ああ、三日前位からいるやつか」

「気付いてたのか?」

「そりゃな、莫大な魔力、それもだだ漏れと来てる
最初は挑発かと思ったぞ?」

「僕気付かなかったんだけど……
まぁいいや!兎に角行こうよ!」

「ふぅ…分かったよ…でも透明化して行くからな?」

「ありがとう!ソレで良いよ!」

(嬉しそうにしやがって…)

その後、リニスに事情を説明して、早めに夕食を取った

リニスはもう直ぐフェイトに会えると喜び、蒼也と浮き足立っていた



sideなのは

今日は変な夢を見ました

男の子が黒いお化けと戦う夢

何か凄く現実的で眠った気がしなかったの

下の階に降りていくとお父さんとお母さんがいて

道場にいるお兄ちゃんとお姉ちゃんを呼びに行く

いつも通りの朝です

お兄ちゃん達は最近になって前より凄く練習しているの

何かあったの?って聞いたら何もないよってかえします

……気のせいなのかな?

バスに乗るとアリサちゃんとすずかちゃんがいて三人で一緒に座ります

途中、いつもの2人が乗ってきて、私達は全力で無視したの

教室に入るともう来ていた蒼也君に挨拶したの

そしたらまた2人が突っかかってきてうんざりしてたの

今日は転校生が来るみたいで、教室全体がそわそわしてたの

でも私はいやな予感がして仕方なく、すずかちゃん達の方を見ても同じ様で

何となく険しい顔をしてたの

………案の定あの二人に続く気持ち悪い子だったの

紹介が終わっても手を広げたまま動かないでいて、目の前の女の子に振れようとした瞬間

皆が一斉に動き出し、次の授業の準備を始めたの

蒼也君を見たら笑いを堪えてるように見えたの


下校時間になっていつも通り、アリサちゃんとすずかちゃんの三人で帰ろうとしたら

例によって転校生、西条 降魔君が来て追いかけて来たの

逃げてる最中に、また二人が来て転校生と言い合いを始めたの

私達はその隙に逃げることが出来て……まぁ感謝はしないの


帰り道の途中、頭の中に『助けて』って声が聞こえて、森の方に行ったら
フェレットが傷だらけで倒れてたの

その後皆で動物病院に運んでいき、別状はないって言われて一安心。

「良かったら見てく?」って聞かれたので三人一緒に「はい!」て答えたの



ー病室ー

病室に入ると真っ先にさっきのフェレットさんが目に入ったの


「なのは、触ってみたら?」

とアリサちゃんが私に言ってきました

「ふぇぇ………」

恐る恐る手を伸ばすとペロッと指先を舐めてくれました

「わぁぁ♪」

可愛いです!でもどうするかと言う話になり、
私の家で飼えるか聞いてみることになりました

家に帰って真っ先に聞いてみると私がしっかりと面倒を見れるのなら良いとOKの許可を貰えたの

早速アリサちゃんとすずかちゃんに報告して今日は寝ることにしました





sideユウジ

時が来るまで蒼也とリビングでくつろいでいた

「なぁ蒼也、まだか?」

いい加減飽きてきたぞ

「いや、もうちょっとじゃない?」

あやふやだな……

「まぁまぁ、落ち着いて待ちましょうよ」

「そうは言うがな…ホントに今日なのか?」

「夢で見たんだからホントだって!」

「夢?お前夢見の力なんて有ったのか?」

「夢見?何ソレ?美味しいの?」

「いや、食えねえけど…
夢見ってのはいつか起きるであろう事柄を何度も繰り返し見る能力だ
ある人は災厄を回避したり、ある人は予言として人々に残したりもしたんだ」

「へぇ………まぁそんな力はないよ?これは原作開始の合図みたいな物なんだ
だからもう直ぐ…!来た!」

「?この魔力か?何かジュエルシードに似てるな?」

「そう!コレはジュエルシードが暴走して思念体になって……えぇっと…とりあえず行こう!
見ればわかるよ!」

「アイサー!じゃあリニス、行ってくる」

「はい、お気をつけて」

「「行って来まーす」」

俺と蒼也は外に出て、反応する方角に飛んでいった

 
 

 
後書き
書き方を変えてみました

それぞれのしゃべり方は独特なので分かると思いますが

見にくければ元に戻します、コメント下さい

アクセルさん報告ありがとうございます。

近い内に編集しますのでよろしくお願いします 
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