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バカとテストと召喚獣ing

作者:SAKUMI
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23限目 清涼祭一日目

清涼祭一日目
吉井――もとい坂本たちは吉井に会いに行くためその旅費を稼ぐため懸命に働いていた。

「ウエディング喫茶へようこそ!ただいま席が満席ですのでしばらくお待ちください」
恐らく今現在一番繁盛しているだろう。姫路、霧島、秀吉の魅力だろう。常時満席御礼状態である

「いやーここはいなぁ!Fクラスだっけ?どうだろうな?」
「あそこはもう最悪だろ!!」
この不快な声は3-Aの常村と夏川である。だがこの二人は一個勘違いしている。もう既にFクラスの教室には誰もいない。なぜなら半年前にAクラスとFクラスは合併したから

「坂本よどうするのじゃ?あの常夏コンビ」
「別にいいだろ。ほっとけあの二人は」
あの二人は何かと坂本たちに因縁ぶってくる。

「ここにおいしいのあるんじゃん」
「うまそうじゃん食おうぜ」
それはテーブルの上に会った団子。??誰も作ってないはず・・・・

「「ウガガガガガガ」」←魂の壊れる音

「秀吉、まさかあの団子・・・」
「症状からして間違いなく姫路の団子だろう・・・・」
「・・・・・いつの間に」
「そんなことより、土屋、蘇生だ!!」
「・・・・・・承知」

300ジュールチャージ   
3,2,1

「「ウバババババババ」」蘇生完了

「さすがだな手馴れたもんだ」
「いつも死線を彷徨ってるから」
ハハハハ。。。吉井がいなくなってからいつものように姫路の手料理を食べてるため毎日使っているのだ

「ナンだこの料理は?」
「殺す気か!!ここの料理なんて食えるか!!責任者をだsぐふぁ!!」
常村がいたはずのところにはいなく気づいたら壁に激突していた

「私が代表の坂本ですが?何かご不満でも?」
「何か常村が壁に吹っ飛ばさんだけど」
「それは私のとび蹴りから始まる交渉術でございます」
と雄二は丁寧に説明をしお辞儀をするが、暴力から始まる交渉術なんてただの雄二のストレス発散のためだろ
「ふざけんなこの野郎!!ぐふぁ!!!」
続いて夏川が後ろに回転しながら常村の横で倒れた
「そして回し蹴りで繋ぐ交渉術でございます」
と丁寧に説明し、お辞儀をするが絶対にしてはいけないのでやめましょう。すると夏川の衝撃で目が覚めた常村は雄二の『プロレス技で締める交渉術』でとどめをさした
「これにて交渉終了」

「いらっしゃませ!!今『嫁にしたいウエイター』のアンケートを開催しています。よろしければお願いしまーす」

「皆頑張っているかなぁ?」
吉井が文月学園にやってきていた。恐らく半年ぶりだろう。
「にしても変装するのはいいけどなんで女装なんだよ!!まぁこれならばれないか」
「アキチャン!!」
いきなりばれた!!それも玉野さんに・・・・
「やばい、一人にでもばれたら絶対雄二たちに伝わる。ここは逃げる」
吉井ーーーもといアキちゃんは人ごみに紛れ込んで逃げた

一方学園長室では
「今のところ2-A&Fクラスがダントツの売り上げです」
「やるね!やっぱりバカはやる時はやるんだね」

Prrrrr
「はい、もしもし」
『こんにちは学園長』
「おやおやこれはこれは竹原元先生じゃないか」
『相変わらずむかつく言い方ですね』
「なんか用かい?暇じゃないんでね」
『フフフ、今僕は文月学園の機密情報持っているんですよ?』
「ナンだと!もしそれが広まったら」
『ええ、文月学園はつぶれるでしょう。チャンスをあげましょう。二日目に試験召喚大会ありますよね?』
「ああ」
『情報をその優勝商品にいれておきます』
「ふざけんじゃないわよ!!明日は関係者も参加するんだよ!!生徒がエンジニアとかに勝てるはずが」
『せいぜい頑張ってください!!』

ツーツーツー

「学園長どうなさいました?」
「坂本たちを呼んでおくれ」
だが果たして雄二たちが大の大人、ましてエンジニアに勝てるとは
「せめて吉井がいてくれたら」

吉井ーーもといアキちゃんなら・・・

「君!!僕と一緒に回ってくれないかな?」
「嫌だーーー!!」




「どうする夏川?」
「どうするって?決まってんだろ!復讐だ!」
御なじみ?の常夏コンビは坂本達への復讐を企てていた
一方、吉井(アキちゃん)は・・・

「僕と一緒に周ってくれー」
「何言ってんだ!!あの子と周るのはオレだろ?」
「違うね!この子と周るのはこの僕だよ!ね?」
3人にナンパされていた。だが吉井はただ男であり女装しているに過ぎない
それほど吉井――もといアキちゃんは可愛いのだろう
「いーーーやーーーだーーー」
吉井は学園中を駆け走り逃げ回っていた。あっ、アキちゃんだった

その頃坂本たちは
「いらっしゃいませ!ウエディング喫茶へようこそ!ただいま満席なので少しお待ちください」
相変わらずウエディング喫茶は人気で常時満席御礼だった。今のところ開店からずっと満席だったのだろう。にもかかわらず教室の前は行列があった。

「随分繁盛してるのう、坂本よ」
「いい事だろ。この調子なら今日だけで十分稼げるだろう」
「これもウエイターのおかげだろう」
パシャッパシャッ  ブシャーーーー

「しゃ、写真、、を、、、と、撮らなくては」ガクッ
ムッツリーニはウエディング姿の霧島、姫路、島田、木下(秀吉)を撮影していた
もちろん鼻血を出しながら・・・

キーンーコーンカーンコーン
『えー、姫路瑞希と島田美波、木下秀吉さん。吉井明久がお待ちです。至急体育館裏倉庫に来てください。とのことです。』
もちろんこれはあの常夏コンビの復讐の作戦だろう。しかし今の姫路たちにはそれだけで十分だろう

「姫路、騙されるな!これはどうせ常夏コンビの作戦だ!!もし行っても居るのはあの二人だけだ」
「でも、私は行くんです!もう私は明久君を信じるって決めたんです」
半年前、姫路は明久を最後まで信じずにいたことを今まで後悔しているんだ。それは坂本たちは十分知っていた。だがこれはどう考えてもこの三人を捕まえるための作戦というのはバレバレだった
「分かった。。でも携帯はずっと繋げておけ」
「分かりました。」

「え?僕呼んでないよ?誰?うーん。誰だろう。うわぁ!逃げろ!」
とうの本人は相変わらず逃げていた。そして吉井の服装はいつの間にかウエディングドレスだった


「来ると思うか?あの3人」
「来るさ、特に姫路はな!」
雄二の思惑通り体育館裏倉庫には常夏コンビが待ち伏せていた。どうせ、3人を拉致して坂本たちを邪魔するつもりだろう

ガラッ
「「吉井(君)!!アキ!!」」

「ほらな!」
思惑通り姫路たちは常夏コンビに捕まった

「くそ!!やっぱり居やがった!!」
「翔子、少し任せた」
「分かった。気をつけて」
雄二とムッツリーニは姫路たち奪還へ体育館裏倉庫へ向かった。そしてもう一人体育館裏倉庫に向かっている男がいた。
「あの3人、罠に決まってる」
バカの吉井(アキちゃん)でもこれは罠だと思った
「待ってって姫路さん、美波、秀吉」
海外へ行っても吉井(アキチャン)吉井(アキちゃん)だった

ゴドーーン
「だ、誰だ!!」
「姫路さんたちを返して貰おうか!!」
「お、お前、吉井か!!」
「今は吉井明子だーー」
吉井(アキちゃん)は常夏コンビを殴り飛ばして、なぜか眠っている三人を縛っている縄を解いた。
「無事で良かったよ。でも、ごめん会う訳には行かないんだ」

(ここだよな、裏倉庫は)
(・・・・・・・・うん)

「じゃあね」
そして吉井(アキちゃん)はその場から姿を消した

「大丈夫か!三人とも」
坂本達が到着したときにはもう常夏コンビは倒れこんでいて、三人はソファで寝ていた
「大丈夫か?」
「うん、誰かが助けてくれた。でもとっても懐かしい声だった」
「うん、名前が明子だったと思う」
姫路たちはよくその時の事はよく覚えてないらしい

「まさか吉井か?」
「・・・・・わからない。でも明子は・・」
「気のせいか?」


清涼祭一日目、学園では学園祭で盛り上がっていた。しかし学園長室では緊急会議が開かれていた。

「どういうことですか?学園長」
「私も知りたいよ。西村先生」
「しかし、文月学園の機密情報が漏れればこの学園の存続に関わります」

会議の内容はさっきの竹原の脅迫の件である。竹原はクビになったあてつけにこの文月学園を潰しに来たのだろう。これはなんとしても阻止せねばならない

「警察は呼ばないのですか?」
「今文月学園にはスポンサーがいるんだ。そんなときに警察に来たら何があるかわからない」
「やってくれますね。それで、何か方法はないのですか?」
「明日の試験召喚大会の優勝賞品に忍ばれるらしい。明日の大会には外部の人も参加する」
「それで外部の人間に行けば・・・・でも生徒が優勝すれば・・・・」

しかし、外部の人間と言っても半分以上はエンジニアで学園で言うなら特Aクラスだろう。

「太刀打ちできる生徒がいるとは・・・・とりあえず坂本たちに話しておこうか」

教師たちはそれしか方法がない。教師は試験召喚大会には出場できないからである

「しかし彼らだけでは不十分では?学園長」
「仕方ないだろう。吉井がいてくれたら」

吉井の召喚獣のデータは残っていて最後の点数はAクララのときの点数で太刀打ちできるのは明久の召喚獣しかない。しかし、召喚できるのは本人(明久)しか召喚できないのだ

「だから、今いる生徒に懸けるしかないだろ」

明日の大会で優勝できる確率は正直ほとんどないだろう。吉井がいてくれたら・・・・
と思っていたら

「お邪魔しまーーす」
「「「!!!???」」」
なんとそこには吉井(アキちゃん)がいた

「すいません、ハァハァ、すぐ出ていくんで、ハァハァ、少し居させて」
「吉井?」
「はぇ?学園長!それに鉄―西村先生?じゃあここは学園長室?」
「何でここにいるんだ?、、、今はそれどころじゃないんだ」
「はい?」

それだけではわからないようなので今までの経緯を吉井に説明した。

「じゃあ明日の大会で生徒が優勝しなけらばこの学園は消えるって事ですか?」

バカの明久も成長したようですぐに理解できたようだ。大雑把にいえばそういうことになる。唯一の救いは竹原は明久がもう文月学園生徒ではないという事がわからないということだ

「でも、大会に出たら僕が居る事ばばれるけど・・・・でも。。。。わかった」
「協力してくれるのかい?」
「雄二たちのためだしね!でも召喚獣は?点数は?」
「それなら問題ないよ」

これで優勝する確率は一気に上がるだろう。吉井の存在の大切さが今になって気づいた


「そんじゃあ。午前は大繁盛だったので午後もこのまま一気に行くぞ!!」
『おぉぉぉぉぉぉ!!!!』

坂本たちは午後にむけてミーティングをしていた。といいながらももう宴会状態である。

「大繁盛だったのう坂本」
「ああこの状態なら二泊ぐらいできるかもな」
「・・・・・・・・一つ気になる」
「あれか?」
「・・・・・・・・(コクッ)」

あれというのは、午前のアンケートにあった『アキちゃん』と姫路たちを助けた『明子』という存在である。両方に当てはまるのはどう考えても吉井しかない。だが

「明久は今海外にいるはず」
「・・・・・・・探すか?」
「いや、いいだろ。稼いでみんなで会いに行こうぜ」

決意を改めてするが、実質、明久(アキちゃん)は文月学園の中にいた

「午後は僕を回ってくれーーー」
「いや。俺とだよね?」

「いーーーーやーーーーだーーーーー」
ナンパから逃げていた・・・

キーンコーンカーンコーン

『これより清涼祭一日目午後の部を始めます』

「行くぞ!!やろーども!!」
そして文月学園清涼祭一日目午後の部は始まった











ちなみに




「午前の部の集計がでた」
「土屋君、誰ですか?」
「土屋。教えなさい!」
「第一位は・・・・・霧島」
ダントツの霧島だった
ちなみに第2位は姫路、島田。第3位は木下秀吉

「そしてこれを見てほしい」
「どうした?ムッツリーニ」
「これ、『アキちゃん』って吉井のことか?」
「じゃあ吉井は今この学園にいるのか?」
「わからない」

 
 

 
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