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もう1人の子供魔法先生

作者:スラ
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2話

数日後
俺とネギは日本へと修行のために旅立った
日本に到着して赴任先の学園に向かうため今はネギと共に電車に乗ったんだが
ネギがくしゃみをした時に軽く風の魔法を暴発させてしまい
同じ車両に乗っていた女子生徒のスカートが捲れて白やらピンクやらの物が見えた
まぁ言ってもまだ10歳の俺には性に関してはまだ余り興味が無かったりするのだが……

そして少しすると電車は俺達の修行の地『麻帆良学園』の最寄駅『麻帆良学園中央駅』に到着した
すると電車の中にいた生徒たちは一斉に走り出した
そして俺とネギもつられるように走り出すと
「始業ベルまで10分を切りました------」
そうアナウンスが聞こえてきたため
「うぉっ!?時間ねーじゃん!?」
「だね!!急がないと!!」
「じゃーどっちが先に着けるか勝負な!!」
俺はそう言って走るスピードを上げ
「ちょっと!?」
ネギもすぐにスピードを上げて追いかけてきた
しかしネギは途中で何か女子生徒に話しかけていてスピードを落としていた
よって俺はネギよりも早く学園に到着すると
「お久しぶりでーす。カイト君!」
校舎の窓から『タカミチ・T・高畑』ことタカミチが挨拶をしてきた
「おっタカミチおひさ~」
それに対して俺が手を振ると
「ネギ君は一緒じゃないんですか?」
タカミチはそう言いながらこちらへと向かってきた
「さっきまで一緒だったんでそろそろ到着するんじゃないかな?」
俺がそう返答した時に少し離れたところから
ネギと少し声を荒げた女子生徒の声が聞こえたので
タカミチと一緒に近づいて見ると
ネギが女子生徒に頭を鷲掴みにされていた……
「何してんだネギ?」
俺が呆れながら聞いてみると
「あーカイト良いところにー」
ネギがこちらに気づいたので改めて
「んで何してんだ?」
聞いてみると
「実はこの人たちが占いの話をしてたみたいだったから
こっちの人に『失恋の相』が出ているのを教えてあげたらこうなったんだよ」
「いや…確かに『失恋の相』出てるけども余りそういうのをは言わないほうがいいぞ?」
「でもかなりドギツいのが出ていたから……」
「まぁかなりドギツが出てるけれども……」
「このガキ共!!何度も何度も失恋失恋って!!しかもドギツいって何よ!!取り消しなさい!!!」
俺とネギが会話しているとさっきネギの頭を鷲掴みしていた茶髪でツインテールの女子が
少し涙目で怒ったような感じで取り消しを要求してきたあと
「って言うかここは麻帆良学園都市の女子校エリアよ!!
あんた達みたいな小学生は1つ前の駅の初等部の方でしょうが!!」
そう言ってきたんだけど
「いや、俺達生徒じゃなくて先生としてここに来てるんだよ」
俺がそう言うと
「え……? せ 先生?」
ツインテールの女の隣にいた黒髪を腰ぐらいまで伸ばした女子生徒がそう言うと
ネギが『コホン』っと咳払いをしたあと
「この度この学校で英語の教師をやることになりましたネギ・スプリングフィールドです」
そう言って一礼したので
「同じくこの学校で数学の教師をすることになったカイト・フルデリカだ」
俺も自己紹介をしたら
「ちょ!?ちょっと待ってよ!!先生ってどーいうこと!?
あんあたちみたいなガキンチョが!!!」
ツインテールの女がネギの肩に両手を置いてそう詰め寄っていた
「いやー彼らは頭いいんだ安心したまえ」
するとさっきまで何も言わずに眺めていたタカミチが割って入ってきて
「それに彼らは僕に代わって君達A組の担任と副担任になってくれるそうだよ」
「ちなみに俺が副担でネギが担任だな」
タカミチと俺がそう言うと
ツインテールの女は『ガーン』っと言う擬音が聞こえてきそうな感じの顔をしたあと
「私はあんた達みたいなガキンチョがキライなのよ!!」
そう言いながらまたネギの肩に両手を置いて揺さぶっていた
するとネギが電車の中の時のように『ハックション!』っとクシャミと一緒に風の魔法を暴発して
目の前に居たツインテールの女の制服を吹き飛ばしてしまった
(くまパン……)
(毛糸のくまパンか)
(この歳でくまパンかよ……)
それを見たタカミチと黒髪の女子と俺はそんな感想を抱いた

そのあとツインテールの女の制服はボタンが引きちぎれていたため
ツインテールが体育用のジャージに着替えたあと
学園長室へと向かった

学園長室での用事は学園長と軽い顔合わせと今回の修行についてだったが
修行については俺たちは今日から3月まで教育実習として頑張り
まだ具体的には決まっていないが何らかの成果を上げなければ
故郷へと帰らなければならないらしい
それは置いといて俺とネギが住む場所がまだ決まっていなくて
ネギはアスナ(ツインテール)とこのか(黒髪ロング)の部屋に
俺はまだ決まっておらずこれから受け持つクラスの生徒の誰かの部屋にだそうだ

そしてわからない事があれば彼女にと指導教員のしずな先生を紹介して貰い
ネギがクラスの名簿を受け取り教室へと向かった 
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