仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第八十六話 Anotherworld(もう一つの世界)その六
だがそれでもだというのだ。
「相当なことだということだね」
「僕がこの世界に来たということが」
「そう、そして今からね」
「僕達の世界に来て」
「ブレインバーストに入らせてもらうよ」
そうしてだというのだ。
「それでいいね」
「わかったよ、それじゃあね」
「今から扉の方に案内させてもらいます」
「それならね」
こうした話をしてだった、戦士達はその門のところに来た、その門は西洋の壮麗なものを機械にした様な門だった。
その門を前にしてだ、アンクが言った。
「中に入っていきなり、ではないな」
「僕達の中学校の屋上です」
そこに出るというのだ。
「それに戦う場所はブレインバーストの中じゃないですから」
「いきなり戦いはないか」
「はい、ありません」
春雪もこのことは保障する。
「少なくとも僕達の世界では」
「ならいいがな」
「ただ、御存知と思いますが」
「数だな」
「はい、多いです」
「それは知っている」
ライダー達も熟知していることだった、このことは。
「それがスサノオのいつもだからな」
「心理的な罠も仕掛けてきて」
最近のスサノオは物理的な罠よりこちらを好む、彼の好みもその時によって変遷があり今はそちらを好んでいるのだ。
「それで、だからな」
「数はな」
「そこかなり独特の傾向ですよね」
春雪はライダー達に考える顔で述べた。
「数と心理戦挑むって」
「ああ、けれど君それをちゃんと把握してるんだ」
「それが何か?」
「いや、頭がいいなって思ってさ」
火野は春雪の言葉から彼のそうしたところを見抜いたのだ、それで言うのだ。
「それでなんだよ」
「僕は別に」
「いや、御前は中々切れる」
アンクも言うのだった。
「少なくとも悪くはない」
「だったらいいですけれど」
「頭がいいことは戦いにも有利に働く」
それだけ有効な作戦、戦術を考え実行出来るからだ、アンクにしても火野の参謀だが火野の知力の高さにはかなり助かっている。
「馬鹿はそれだけで死ぬ」
「死ぬって」
「気付かないことは命取りにもなる」
だからだというのだ。
「戦いにおいても頭が大事だ」
「僕より頭のいい奴いますけれど」
言いながら友人達のことを思い出す、しかしその彼にエリカも言う。
「つまり春雪君達は皆頭がいいんですよ」
「皆ですか」
「私が話を聞く限り皆さん頭がいいですよ」
彼も彼の仲間達もだというのだ。
「その先輩にしても幼馴染みの二人にしても」
「先輩達もですか」
「はい、それはかなり助かります」
共に戦うライダー達にしてもというのだ。
「スサノオは頭脳戦めいたこともしてきますので」
「というかグロンギ以降それ多いんだよな」
伊達はこの種族からの話をした。
「あの連中からな」
「特にワームとかファンガイアとか」
湊も言う。
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