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バカとテストと召喚獣ing

作者:SAKUMI
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14限目 優しく残酷な最後の嘘

 
前書き
バカテス特有の笑いを今回は少し入れつつ今回はコメディ中心です

では第25話始めマース 

 
吉井明久は全生徒から逃走中。

「待ちやがれ!吉井!いい加減捕まれーー」
明久「嫌だよ!捕まるものか!」
「お前を捕まえて木下のプレミアム写真集を貰うんだ!」
明久の命と引き換えは木下のプレミアム写真集(1250円)である。
つまり吉井明久の命の金額は1250円ということになってしまう・・・


一方では....

霧島「姫路...明久に本音いいな」

姫路「どうしたんですか?」

霧島「今日言わないときっと後悔すると思う」

姫路「え、そ、そんな、急に言われても...」

霧島「吉井の事が好きなんでしょ?」

姫路「でも、今吉井君逃げてますよ?」

霧島「大丈夫」

もう一方では・・・・

坂本「まだ来ないのか!吉井は!」

須川「坂本!大変だ!」

坂本「ナンだ?」

須川「二年は誰も行ってねえ」

坂本「ナンだと?何故行かない?」

吉井明久は未だ逃げていた・・・・・

どうしよ・・・どこに逃げよう?

???「こっちにきて」

明久「誰?」
どこからか誰か急に言われた・・
???「こっちだって!」

明久「ちょ、ちょっと待って」
いきなり横から腕をつかまれどこかの教室に入れられた・・
イタタタッ
明久「だれか知らないけどありがとう」

小山「別にいいわよ。うるさいし、私は関係ないから」

明久「えっと、Cクラスの小山さん!」

小山「私はあなたに興味はないから。しばらくここにいれれば?」

明久「ありがと....???ここって?Cクラスだよね?」

小山「ええ、そうよ」


「にひひひ」

ビクッ  しまった!この声は・・・・

明久「ひどいよ!」

小山「私はないって言っただけよ?」

玉野「アキちゃん――いや、吉井君!」

明久「しまった!玉野さん!」

玉野さんは明久の女装アキちゃんが大好きな女子である

玉野「逃がしませんよ!この服を着て貰います」

明久「やーめーてーーー」

玉野「可愛いですよ!アキちゃん」

明久「来るんじゃなかったぁぁ」



玉野「いやー満足した。はい、服返します」

 あれ?いつもなら返してくれないのに
明久「今回は返してくれるんだね?」

玉野「今のアキちゃんは私だけのものですから♪」

信じた僕がバカだった!!!

Prrrrrrrrr

明久「はい、霧島さん?」

霧島「今から体育館裏に来て・・」

明久「体育館裏?」

霧島「姫路がそこにくるから」

明久「・・・分かった。頑張る」

ここから体育館裏は遠くはないが大変だ・・
でも瑞樹が待ってるんなら行くしかない

待ってて瑞樹!!

10分後

ハァハァハァ
明久「やっとついた。随分遅くなったけど・・・瑞樹居るかな?」
霧島の電話からもう10分は軽く遅れていた

でも、体育館裏なんかに呼んでどうしたんだろう・・・まさか!待ち伏せ?
いや、待て。瑞樹はそんなことしない・・・・はず・・・

姫路「明久君!」
急に後ろから姫路の声がした・・
明久「あ!瑞樹!もうびっくりさせないよ!」

姫路「ごめんなさい、明久君。こんなところに呼び出したりして」

明久「いいよ別に、大変だったけど・・・ね」

姫路「本当にごめんなさい」

明久「ところで何か僕にようかな?」

姫路「は、はい。じ、実は。あ、あのですね・・・」
急に顔を真っ赤にしていた?
明久「どうしたの?瑞樹?」

姫路「だ、大丈夫です!」

(居たぞ!吉井だ!)

明久「しまった!」

姫路「あ、明久君!」

明久「行こう!何か言いたいことあるんでしょ?」

姫路「はい・・・・」
ということで姫路と一緒に逃げることになった・・

ハァハァハァ
明久「大丈夫?瑞樹」

姫路「すいません」

明久「大丈夫だよ」


姫路「明久君!」

明久「うん?」

姫路「ずっと明久君の事が好きでした!」

いきなりの告白に処理不能になりかけた・・


姫路「あの明久君?」

明久「ちょっと待ってくれる?今混乱してるから」

姫路「はい」

(居たぞ!こっちだ)
明久「くそ!こんな時に!行くよ」

姫路「はい」

そんなことで屋上に行ってしまった

ハァハァハァ
明久「ここならいいだろ」

姫路「あのー明久君」
姫路は返事が待ちきれないようだ
明久「ハァハァハァ・・・ちょっと待って」

姫路「いつでもいいです。どんな結果でもいいですよ」

明久「いや、びっくりしたよ」

姫路「それで」

明久「そうだね、瑞樹。ありがとう。とてもうれしいよ」


瑞樹が僕の事が好き?雄二かと・・・・これほど嬉しいことはないよ。

姫路「明久君?どうしたんですか?」


明久「あ、ごめんね?」

姫路「い、いいえ」

明久「ありがと、正直びっくりしたよ」

姫路「すいません。急に」

明久「てっきり瑞樹は雄二かと思ってたからさ」

姫路「私は昔から明久君が好きでしたよ♪」

明久「ありがとね、瑞樹」

姫路「改めて言います。私と付き合ってください!」

ありがとうね瑞樹、とってもうれしいよ。でもごめんね瑞樹僕は・・・・・
明久「ありがとう瑞樹、でも....ごめん...瑞樹」

姫路「....そう、そうですか...でもどうしてですか?」

明久「僕は彼女より自分の命が大事だから」

姫路「え?」

明久「姉さんって僕の不純異性行為は絶対認めないでしょ?だから彼女ができた...ってばれたらもう生きていけないよ!ハハハハハ」

姫路「玲さんと私・・どっちが大事ですか?」

明久「うーーん。姉さんかな?家族だし、怖いといっても」

姫路「もういいです!!明久君は自分の事しか考えないんですね!!」
瑞樹が怒っているようで少し怖かった・・
明久「当たり前だよ。死にたくないからね!」

姫路「もう・・明久君なんて・・だいッ嫌いです。」

明久「瑞樹・・」

姫路「名前で呼ばないで下さい!」

と言って姫路は走り去った。勿論明久から姫路を遠ざける為の嘘
明久「結構効いたな.....居るんでしょ?隠れてないで出てきたら?」

霧島「.....なんであんな事言ったの?」

明久「好きだからだよ」

霧島「じゃあなんで?」
と言っても霧島さんはその言葉が理解できずに怒っていた。明久でも酷い言った事は知ってる。でも明久はそうしなければいけないと思っていた

明久「僕を嫌いにされるため・・・・・かな?」


霧島「・・・何でそんなことするの?」

明久「好きだから。辛い思いはして欲しくない」
昭久は姫路のために自分だけ全部背負って行くつもりである

霧島「でも、吉井の気持ちは?どうなるの?」

明久「僕はいいよ。姫路には僕より良い人がいるはずだから」
本当に他人の事ばかり考えて自分の事を犠牲にしているようだ
霧島「なんで明久はそこまで瑞樹にするの?」
そこまでする明久が霧島には理解できずにいた

明久「惚れた人に幸せになってほしいだけだよ」

霧島「でも、それじゃあ明久が可哀想だよ」
姫路のために自分は身を引くと言う明久が霧島には耐えられなかった様だ
明久「もう誰も泣くところは見たくないんだ」
この言葉に霧島は返す言葉は出なかった。皆の為に自分を犠牲にしてしまうのが吉井だから

明久「それじゃあ・・行くよ」

霧島「逃げるの?」
もちろんリアル鬼ごっこは続いていた・・・

明久「いいや、もう逃げないよ」
明久は逃げることをやめた。

『どーも吉井です。皆僕に用があるようだから今からグラウンドに行くから、首洗って待ってろ!』

相手は軽く100人は居る。もう明久には迷いはない
早くもグラウンドには生徒たちが集まっていた
明久「うわ・・多いな!僕って案外人気者?」
人気ではなく恨みである

明久「待たせたね!みんな!」

雄二「いい度胸じゃねえかぁ!」

明久「雄二とは決着をつけたかったからね」

雄二「いい度胸だ!行くぞ!」

(死ねー吉井)

起動(アウェイクン)
全員『試獣召喚(サモン)ッ!』

明久「補習送りにしてやるーーーー」

全員「死ねーーー吉井」
いよいよ吉井対全生徒の喧嘩が始まった・・・・

キーんコーンカーンコーン

学園長『終了!!!時間切れ。早く帰りなよ、じゃり共!』

全員「何ーーー!」

雄二「図ったな!」

明久「もちろん!勝てるわけないだろ!」

全員「ふざけんなーーー!」

明久「いやーー僕って人気者?」

『今すぐ吉井は学園長室に来るように』

明久「じゃーーね皆♪」

全員「死ねーー」

歯がゆい終わり方で鬼ごっこは終了した。


―2-Fの教室―

fクラス「くそ!絶対許さん」

霧島「・・・雄二、吉井は?」

雄二「明久なら学園長だ」

霧島「そう。瑞樹・・・・どうだった?」

姫路「私、明久君にガッカリしました。あんな人だったなんて」

霧島「・・・姫路、あれが本当の気持ちだと思う?」
全てを知っている霧島はなぜか姫路に聞いた

姫路「そうにきまってます」
姫路はもう明久の事を憎んでさえいるようだ。明久の思惑通りに

雄二「どうしたんだ?姫路は・・」

秀吉「さぁ、さっきからこうなのじゃ」

島田「何言ってるの?アキはそんなに悪い人じゃないわよ」
島田は一応明久の事を信じているようだ。しかし、姫路は・・・・・
姫路「どうせ明久君は私たちをからかってるんです」

霧島「瑞樹、これ以上言わないほうが」
これ以上明久の悪口を言わないように霧島は一生懸命撫でた・・・・が
姫路「明久君なんて私の事」
バチンッ!
続きを言おうしたら霧島がなんと瑞樹をビンタしていた・・・・
霧島は明久の本当の気持ちを知っているから
霧島「それ以上言わないで!」

姫路「翔子ちゃん、何するんですか」

霧島「本当に姫路はあれが明久の本当の気持ちだと思ってるの?」

姫路「当たり前です」

霧島「何で明久を信じてあげないの?」
霧島はどんな思いで姫路をふったか知っているから。どれだけ明久は姫路の事を想ってるのか分かっているから姫路が明久を信じてあげないのに怒っていた

姫路「明久くんなんて信じる価値もありません」

霧島「何でそんなこと言うの?明久がどんな思いで姫路をふったか知ってるの?」
今の姫路の言葉に霧島は我慢の限界に達しただったようだ

姫路「明久くんの事なんてもう知りたくありません。翔子ちゃんこそ明久くんの何が分かるんですか?」

霧島「分かるわよ。どんな思いで姫路をふったのか」
そりゃあ本人から聞いたのだから当たり前である

姫路「へー何ですか?じゃあ教えて下さいよ」
霧島はもうついに姫路の言葉に怒ってしまった

バチンッ!

霧島「教えてあげるよ。明久がどんな思いで姫路をふったのか」

ガラガラッ!

明久「霧島さん。もういいよ」
大事なことを言おうとしたとき偶然明久がやって来た。いや偶然ではなかろう

雄二「明久」

明久「霧島さんありがとう。もういいよ」
と言うなり明久は教室にある吉井の道具を全部バックに入れはじめだ

島田「アキ?どうしたの?」

明久「もういいんだ」

雄二「どういうことだ?明久」

明久「霧島さん、先に行ってて」

霧島「・・・分かった」
ここからはFクラスの問題だ

明久「雄二」

雄二「ナンだ?明久」

明久「雄二。いい加減自分の気持ちに素直になりナよ?霧島さん待ってるから」

雄二「ナンだよ急に」

明久「ムッツリーニ。工藤さん大事にしてあげなよ?」

ムッツリーニ「・・・・どうした」

明久「秀吉」

秀吉「な、なんじゃ?明久」

明久「男って認められるといいね」

雄二「どうした、明久?」

明久「黙ってて!いえるのがこれが最後なんだから!」
そう本当に明久が皆と居るのがこれで最後である・・・
明久「最後に姫路さんと美波・・」

島田「何よ?アキ」

姫路「・・・・・」

明久「元気で」

島田「アキ、どうしたのよ?」

雄二「何があった、明久」

明久「みんな元気でね・・・・バイバイ・・・」

バイバイみんな・・・さようなら・・・楽しかったよ
今までありがとう




雄二「どういうつもりなんだ。いきなり荷物全部持って帰りやがって」

秀吉「まるで最期の言葉のように言ってたのじゃ」
明久は教室を出る前に皆に一言ずつ残した。明久は皆に言わずに皆の前から姿を消した


ムッツリーニ「・・・・・そろそろ行ってくる」
いきなりムッツリーニが立ち上がり教室を出てった

島田「土屋はどこに行ったの?」

雄二「回収だろう」

あれとは今日の隠しカメラと隠し盗聴器の回収である。カメラと盗聴器は校舎内に数多くあり、ある場所は本人しか知らない。

秀吉「相変わらず変わらないのう」

鉄人「ほら座れ!ホームルームはじめるぞ」

雄二「明久とムッツリーニが居ないけどな」

鉄人「吉井なら別にいい」
雄二は鉄人の明久に対する態度にちょっと違和感を感じていた。ここ最近明久にどこか優しいところがあったからである。

鉄人「今日の放課後は大事な用がある為、部活も全部なしでこのHRが終わり次第すぐ帰る様に」

大事な用とは勿論試召戦争。学園長は力を貸すと言っていたがまさか戦争中は学園を関係者(試召戦争参加生徒)以外立ち入り禁止にしてしまった。

鉄人「確かに言ったからな!すぐ帰る様に!」

雄二「どうする?」

秀吉「ムッツリーニを待つかのう」

姫路「明久君なんてだいッ嫌いです!」
さっきから姫路はこんな調子でずっと繰り返していた

鉄人「姫路、あまり明久の事責めるな」
なんと鉄人があの明久をかばった!そのとこに皆がびっくりしていた。

「なんと鉄人が明久をかばっただと!!」

「なにがあったんだ?一体」

鉄人「姫路。お前が吉井に何をされたか知らないがお前が吉井を信じてあげなくてどうするんだ?」
鉄人は明久の事情を知っている。だからだろう・・・

姫路「でも明久君は!」

鉄人「今までにお前にしてくれた事まで否定するのか?」

姫路「そ、それは・・・・」
さすがに姫路は返せなかった。明久が今まで自分にしてくれたこと。確かにうれしかったからだ。

姫路「でも、明久君は私を・・・私を」
姫路は大好きな明久に裏切られた気持ちがあふれていた

ムッツリーニ「・・・・・それは違うと思う」

姫路「どういうことですか?」
ムッツリーニの盗聴器は屋上にもあったのだ

ムッツリーニ「・・・・・これを聴けば分かる」
姫路と明久の会話が録音されたICレコード。そしてそのあとの吉井の本意も・・・・

雄二「よく分からんが聴くか」


『彼女より自分の命が大事だから』
『・・・・え?』
『ほら、姉さんん僕が女の子と親しくしてるの禁止しているでしょ?だから彼女ができたってばれたらもう生きていけないよ!ハハハハッ』
『私と玲さんどっちが大事なんですか?』
『姉さんかな?やっぱり家族だし、姉さんは』
『もういいです。明久君は自分の事しか考えてないんですね!』
『そうだよ。自分の命が一番大事だから』

ムッツリーニ「・・・これが明久の答え」

島田「何よ!あいつ!まさか!ウチのこともこう思ってるの?」

ムッツリーニ「・・・・・・・待て。これを聴いてからにしろ」
ここから先は本当の明久の気持ちが録音されている。

『なんであんな事言ったの?』
雄二「何で翔子が明久と話してるんだ?」

ムッツリーニ「・・・・・雄二、うるさい」

鉄人「さっさと帰らんかあ!!」 『好きだからだよ』
『姫路さんにはつらい思いをされたくないからね』

この一言は鉄人の声のせいで2人には聞こえなった

雄二「姫路。明久の事信じてやってくれ」

姫路「何を言ってるんですか?」

鉄人「帰れ!といったのが聞えんのか!」

全員「はい」

鉄人「これ没収だ!」
没収されたのは明久の本音が入ってるICレコードである。

秀吉「待ってくれ先生、せめて姫路に聞かせてやってくれんかのう」

鉄人「無理だ!」

雄二「明久はどこにいる」

鉄人「帰ったんじゃないのか?」
雄二たちは結局最後まで知らされることなく帰っていた

その頃学園長室では

学園長「本当にするのかい?」

明久「ここまできたらもう引き返せませんよ」


学園長「じゃあ始めるかい?最後の試験召喚戦争」

全員『はい』


高橋「それではこれより2-Aクラス対2-Fクラス吉井明久の特別試験召喚戦争を始めます」
これで明久最後の試験召喚戦争が始まった。
試験召喚戦争の詳細
使用教科 総合得点
特別ルール サドンデス(回復試験なし)
明久の勝利の場合 AクラスとFクラスの合併で設備はAクラス
Aクラスの場合  特になし
制限時間 なし 
 

 
後書き
感想まってマース 
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