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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第4章 悪魔の計画編
  第49話 火竜VS雷神

 
前書き
HEY!07だぜ!!
今回はナツ&マヤ&ハッピー&フレイVSチンクのバトルだ!!
マヤ目線でいってみよ~!!
それでは、第49話・・・スタート!!!

もうすぐで50話だ!!すご~い!! 

 
あ、あれ?さっきは崩壊した街の中にいたはずだけど・・・いつの間にか私は、すごく殺風景の部屋にいて、傍にはナツとハッピーとフレイしかいなかった。って、何でフレイ?

ハ「マヤ、ここどこ~?」

ナ「誰もいねぇな。」

フ「みんなどこ行ったんだ?」

その時、

チ「アン様の指示に従い、俺はお前らを倒す。」

奥からチンクが歩いてきた。随分自信満々だね。

マ「後から自分が後悔したって私は知らないからね。我と契約した者よ、ここに姿を現せっ!!シカのルリ!!ピィーーーーーーーーッ!!」

オレンジ色の魔法陣から立派な角の生えたシカが現れた。つい最近契約したばかりだけど、きっと大丈夫!!

チ「ルリ、チンクに怒りの角で突進!!」

ルリは軽く足で地面を蹴るとすごいスピードでチンクに突進していく。

チ「動物が相手だと?バカにするな。」

するとチンクは回し蹴りでルリを倒しちゃった!!

マ「ルリ!!」

慌てて駆けつけるとルリの右後ろ足の骨が折れていた。

ナ「お、おい!大丈夫かシカ!?」

ハ「ど、どうしよう・・・」

ナツとハッピーとフレイも慌てて駆けつける。でも、せめて名前で呼んでよっ!!

フ「あまり体を動かしたらもっと怪我が酷くなる。マヤ、包帯と支えになるものはあるか?」

マ「え、あ、うん。いつも持ち歩いてるから。」

私は背負っていたリュックから包帯と木の板を取り出してフレイに渡す。フレイは慣れた手つきでルリの足に木の板で固定して、その上から包帯を巻いていく。

ナ「お前すげぇ~な。」

フ「よくやってたからな。」

よくやってた?動物の手当てをするのは私みたいに動物に慣れている人だけ。いくら医者でも、動物の手当てをするのはかなり難しいのに・・・フレイはなんで、こうもあっさりと・・・私は疑問に思ったが口には出さなかった。

フ「よし、これでOK!」

ナ&ハ「おぉ~!!」

マ「す、すごい・・・」

とても初心者とは思えない。フレイ・レッドシェル・・・いったい、何者なの?

チ「やれやれ、動物の手当てがそんなに大事か。」

チンクが呆れたように首を左右に振る。私はキッとチンクを睨んで立ち上がると、

マ「動物だって生きてるんだよっ!!放って置くなんてできないよっ!!」

ナ「ハッピーだって俺の相棒だっ!!!」

ハ「ナツ・・・」

フ「動物は俺たちの仲間だっ!!」

ナツもハッピーの事を大切に思いながらチンクに向かって叫ぶ。フレイもチンクを睨みつける。フレイも・・・動物が好きなのかな?

チ「動物が仲間?ありえねぇ~。」

ブチッ!!と、私の中で何かが切れた。それはナツとフレイも一緒みたい。

ナ「てめぇ~、マヤの動物も、ハッピーも、俺たちの大切な仲間だっ!!!」

フ「動物は俺たちに勇気や希望を与えてくれる優しい仲間だっ!!」

チ「動物と人間は違う生物だ。一緒にされちゃあ人間がすたる。」

ブチッ!!ブチッ!!とまた私の中で何かが切れた。そして、私は駆け出し、気づいた時にはチンクの顔を思いっきり殴っていた。チンクは反動で反対の壁まで吹っ飛ぶ。これにはナツもハッピーもフレイも唖然としている。

チ「お前、よくも・・・」

口から少しだけ血を流し、痛そうに頬を押さえながら立ち上がるチンクに私は怒りに染まった目で睨みつけ、チンクに指を突きつけて、

マ「ここまで、動物の悪口を言った人は初めてだよ。ショールの仲間だろうが何だろうが、操られているが何だろうが、私は絶対、あんたを許さないっ!!!」

私の声が、殺風景の部屋に響き渡った。

フ「マヤ・・・」

私はこれ以上動物たちに怪我を負わせたくないから素手で戦う事にした。

ナ「お前、素手で戦えんのか?」

マ「小さいころ鳳凰に教わったんだ。今もユモに時々教わってるしね。」

ユモは格闘技の名手って呼ばれてるからね。さて、チンクはどんな魔法かな?

ナ「火竜の・・・咆哮ッ!!」

ナツの口から勢いよく炎が吹き出る。チンクはそれを待っていたかのように、

チ「雷神の・・・怒号ッ!!」

えぇ~!!な、何あれ~!!?口から黒い雷ッ!?

ハ「ナツ!あれ、ザンクロウと一緒だよっ!!」

ん?ザンクロウ?

フ「この世界には滅竜魔道士(ドラゴンスレイヤー)にお他に、滅神魔道士(ゴットスレイヤー)って呼ばれる魔道士がいるんだ。滅神魔道士の魔法は炎でも雷でも風でも、黒い色をしているんだ。」

フレイが横で説明してくれた。じゃあ、チンクは滅神魔道士っていう事?

チ「神殺しの魔法、滅神魔法の雷はちょっと触れただけでも肉は焼け、骨は溶ける。」

ひぃ~!!そんな魔法初めて聞いたよ~!!

チ「今度はそっちの女だっ!!さっきの拳のお返しだっ!!雷神の・・・怒号ッ!!」

ナ「しまった!!マヤ、避けろぉ~~~っ!!」

マ「え?」

私はその場に呆然と立ちすくんだままでかわす事が出来なかった。硬く目を閉じたその時、

フ「ファイアメイク、炎の渦ッ!!(ファイアトルネード)」

フレイが私の前に飛び出して、チンクの攻撃から私を防いでくれた。

フ「マヤ、大丈夫?」

マ「う、うん。ありがとう。」

ナ「・・・・・」

ナツがムスっとした表情でこっちを見ていた事には私は気づかなかった。

チ「はずしたか。ならばもういっちょっ!!雷神の・・・怒号ッ!!」

黒い雷はナツ目掛けて一直線・・・って、ちょっとナツ、なんでかわそうとしないのっ!?このままじゃ、ナツが骨になっちゃうよっ!!

マ「ナツ!避けてぇ~!!」

でも、ナツは避けようとしない。すると、

ナ「モード雷炎竜。」

え?モード?雷炎竜ッ!!?ナツの体を炎と雷が纏う。

ナ「雷炎竜の・・・咆哮ッ!!」

ナツの口から炎と雷が吹き出る。

チ「なっ!!神殺しの雷がっ!?」

マ「押されてる・・・」

ナ、ナツは、ば、化け物だ~!!

ナ「滅竜奥義ッ!!」

マ&フ「奥義!?」

ハ「きたーーーーー!!」

ナ「紅蓮爆炎刃ッ!!!」

強烈な一撃ッ!!すごい威力にすごいパワー。これが、火竜(サラマンダー)の力・・・

ナ「ガハハハハハハハ!俺たちの勝利だぁ~!!」

ハ「あい!」

やっぱりナツはすごい!!かなわないなぁ・・・

ナ「お~いマヤ、大丈夫か?」

マ「うん!ありがとうナツ。」

ナ「お、おぅ!」

ハ「でぇきてるぅ~。」

ナ&マ「できてな~い!!」

でも、本当にありがとう、ナツ!!

フ「・・・よかったな、マヤ。」 
 

 
後書き
第49話終了!!
ナツかっこよかったです!!マヤもすごかったなぁ~この二人の恋の花はいつ開花するんだろう?
次回はいよいよ記念すべき50話!ここまできたのも読者様のおかげです。ありがとうございます。
最強チーム+フレイたちはいよいよアンとの対決へ!!シラカバの街の運命は!?
絶対見逃すな!! 
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