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仮面ライダーブレイド~蒼雷の剣士とけんぷファー~

作者:鳴神 ソラ
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ミッシングエース1:剣士と乙女の出会い

 
前書き
始まりは何時も通りの日常を歩もうとしてた時だった。 

 
???「はあ~………」

とある日の朝、肩をすくめて落ち込んでいるのはこの物語の主人公『剣崎 一真』である。

なぜ彼が落ち込んでいるかと言うと…

剣崎「またアルバイトクビか…」

はあ~と今度は深いため息を付く。

彼が元いた人類基盤史研究所『BOARD』でほとんど安月給だったのでほとんどなく、戦いがない間、彼はこうしてアルバイトしているが長続きしなくて色々と懐が狭くなっていた。

剣崎「真司と巧が色々と羨ましい…あいつ等はあいつ等で勤めてる所があるし…」

空を見上げて、親友であり、同じ赤貧仲間である2人を思い浮かべた後にまた、ため息を付く。

その時…

剣崎「っ!?」

剣崎の耳に銃声が聞こえ、瞬時に剣崎の顔つきが戦士の顔となり、懐からバックル『ブレイバックル』を取り出し、それにアンデッドが封印されたカード『ラウズカード・♠A』をインサートすると剣崎の腰に装着され、剣崎は構えた後に叫ぶ。

剣崎「変身!!」

それと同時にブレイバックルの右のレバーを引く。

ブレイバックル「ターンアップ」

その音声の後に青い壁『オリハルコンエレメント』が現れ、剣崎はそれを通り抜ける事でその姿を変えた。

赤き目に青いスーツの上に真ん中に♠が描かれた銀色の鎧を纏い、腰に剣士の証である剣『醒剣ブレイラウザー』を持った仮面の戦士

これこそ、剣崎が変身するアンデッドを封印する戦士『仮面ライダーブレイド』である。

変身完了と共にブレイドは音のした方に向かった。



ブレイドが向かう場所で3人の少女がいた。

1人は赤い髪の少女で手に拳銃を握っていて、そんな赤い髪の少女と対峙するは青髪の少女で膝を地面に付いてる彼女を茶髪の少女がきょとんとした顔で見ていた。

赤髪の少女「クソ女!邪魔すんじゃねえ!」

茶髪の少女「!?」

青髪の少女「おいッ!!」

赤髪の少女が銃を茶髪の少女に向けた時、青髪の少女が停止をしようとした時に右手が光る。

その時

???「メタル」

ダンッ!

ドォォォォ!

機械の音声がした後、赤髪の少女が銃弾を放つと同時に青髪の少女の手から火の玉が放たれ、2人の少女の間に何かが現れ、2人の攻撃を防ぐ。

赤髪の少女「なっ!?」

青髪の少女「なんだ!?」

いきなりの事に2人の少女が戸惑う中、2人の攻撃を受け止めた人物…ブレイドは2人を交互に見た後、赤髪の少女に言う。

ブレイド「危ないじゃないか!こんな街中でそんな物を使って!!どこで手に入れたんだ!」

赤髪の少女「うっせぇ!いきなり割り込んで来て何様だお前!!」

銃を構える少女にブレイドは言う。

ブレイド「俺はブレイド!仮面ライダーブレイド!!…君の名前は?」

赤髪の少女「…『美嶋 紅音』だ…それでもう一回言うが邪魔するな!」

そう言ってブレイドの脇を通り抜こうとして…青髪の少女の右手首を見て動きを止める。

ブレイド「?」

いきなり動きを止めた紅音にブレイドは訝しげに彼女を見ると紅音はチッと舌打ちした後にブレイドと青髪の少女に背を向ける。

紅音「つまんねーの」

そう吐き捨てるとこの場を離れて行った。

ブレイド「(何がしたかったんだ? あの子?)あっ、大丈夫かい?」

青髪の少女「あっ、はい…たすかった~~~~」

そう言ってハーと脱力する青髪の少女だったが茶髪の少女を見て目を点にする。

茶髪の少女「…あの(ジッ)」

青髪の少女「(ヤバイ!!)」

茶髪の少女を見て口をパクパクさせた後、ブレイドと茶髪の少女に背を向けて走り去って行った。

ブレイド「なっ、何なんだ…あっ、君はどこか怪我をしていない?」

茶髪の少女「あっ、はい」

ブレイドに話しかけられ、茶髪の少女はそう答えた後、茶髪の少女は青髪の少女が去った方向を見ながら胸を両手で押さえ、顔を赤くしていた。




剣崎「っと言う訳なんだよ…」

数日後、剣崎は良く行く喫茶店『ハカランダ』にて、目の前の親友と仲間、『城戸 真司』、『乾 巧』、『橘 朔也』、『相川 始』、『上条 睦月』に数日前に会った少女達について話していた。

橘「剣崎、確か赤い髪の少女…美嶋 紅音って言う子が銃を、青髪の少女が手から火の球を出したんだな?」

剣崎「はい…橘さんは何か知ってるんですか?」

剣崎の問いにいや…と答えた後にしかしと言葉を続ける。

橘「お前が言った女の子達の制服は知ってる…その子達は『私立星鐵学院高等学校』の学生かもしれない」

真司「橘さん、知ってるんですか? 確かあそこって10年前までは女子高でその後に共学になったけど男女交際に厳しいって言うのが俺の知ってる事ですけど…」

巧「俺もそれ位だな」

橘の言った事に真司がそう言い、巧も同意する。

橘「実はと言うと…俺はそこのOBだ」

始「そうなのか? 天音ちゃんが大きくなったらそこに行くって言ってたな……それで睦月…そんなにへばってどうした?」

今までの会話でぐぜ~となっている睦月に始は首を傾げながら言う。

睦月「いえ…転校した学校で知り合った子達に色々と振り回されてて…しかも望美の奴もそれで黒くなったりしてて…苦労してます」

真司「分かる。分かるよ睦月君;」

どよよ~んとなる睦月に真司が涙目になりながら同意する。

???「あら? 橘さんも星鐵学院の卒業者なんですか?」

そんな会話に入り込むのはハカランダの店長『栗原 遥香』で、橘を見てそう言う。

橘「ええ…そう言う栗原さんもですか?」

遥香「はい…星鐵学院がどうしたんですか?」

剣崎「いえ…ちょっとそこの女の子達と会いまして、少し気になったんですよ」

遥香の問いにちょっと濁して剣崎は言う。

遥香「あっ、そうだ…剣崎君、今何かアルバイトしてる?」

剣崎「いえ…今、探してる途中です」

巧「…苦労してるな」

どよよ~んとなる剣崎に巧は哀れみの目で見る。

遥香「丁度良かった! その星鐵学院の今の学園長が私の知り合いでね…」



翌日

剣崎「まさか、話に出ていた星鐵学院に入れるとはな…」

窓を外を見ながら剣崎は胸にBOARDのマークが描かれた青いジャケットを羽織り直して廊下を歩く。

なぜ彼が私立星鐵学院高等学校にいるかと言うと遥香の勧めで来たのだ。

遥香が言うに警備員が1人抜けたので知り合いに何も職に付いていない人がいないかを聞きに来たらしく、丁度剣崎にその白羽の矢が立ったのだ。

剣崎もあの少女達を探したかったのでそれを快く了承して今此処にいるのだ。

剣崎「(あの美嶋 紅音ちゃんは戦っていたけど…俺の後ろにいた青髪の女の子の何かを見て戦いを止めた…もしかしてあの右手首にあった腕輪が関係してるのか?)」

歩きながらそう考えていた時、剣崎はある事に気づいた。

剣崎「(そう言えば…あの青髪の子も右手首に青い腕輪をしていた…そしてあの紅音ちゃんの右手首にあった腕輪も青…色も関係してるかもしれないな…)」

そう考えながら歩いていた時

ドン!

???「うわっ!」

剣崎「っと!ごめん大丈…君は!?」

ぶつかった人物に謝り、安否を聞こうとした時に剣崎は目を開く。

ぶつかった人物は…剣崎が探そうとしていた数日前にいた青髪の少女であった。

剣崎「(まさかこんなに早く見つかるなんて…)」

目の前の青髪の少女を見てそう心で呟いた時、ふとある事に気づく。

剣崎「(?腕輪が点滅している?)」

青髪の少女「すっ、すいませんでした!」

首を傾げる剣崎にそう言った後、青髪の少女は走る。

剣崎「あっ、ちょっと…」

それに剣崎は遅れて追いかける。

少し迷ったが、気配を辿れば良かったんだと思った後に追うと…

紅音「一回死ね!」

青髪の少女「止めろ紅音!」

なぜか数日前に会った少女、紅音に服の襟を掴まれ、宙ぶらりんにされていた。

剣崎「どっ、どう突っ込めば良いんだ…」

そう呟いた後、詳しく聞く為に剣崎はブレイバックルを取り出した。



青髪の少女「しっ、死ぬかと思った;」

紅音「1回死んどけ、それからあたしが言った事を考えろ」

青髪の少女「死んだら考えられるかよ!!」

ぜえぜえと地面に膝を付いて息を付いて紅音の言った事にツッコミを入れる。

紅音「っ!誰だそこにいる奴!!出て来ないとぶっ殺すぞ!」

扉に向かって言った紅音の言葉に答える様に扉を開けて来たのは…

紅音「あんたは!?」

青髪の少女「仮面ライダーブレイド!? 何で!?」

近寄って来るブレイドに紅音が警戒する中、ブレイドは手を前に出す。

ブレイド「俺は戦いに来たんじゃない。数日前に何で戦いあっていたのか聞きたいんだ」

紅音「…それはホントか?」

紅音の問いに答える様にブレイドは醒剣ブレイラウザーを取ると青髪の少女に地面へ滑らして渡す。

青髪の少女「おっととと!」

慌ててブレイラウザーを取るとブレイドを見る。

ブレイド「これで良いだろ?」

紅音「…ああ」

まだ警戒しながらもブレイドの問いに紅音は頷く。

ブレイド「…つまり、君達の存在を『ケンプファー』と言って…そのケンプファーの証として右手首にあるのが『誓約の腕輪』で…色がそれぞれ青と赤ある…って事で良いのか?」

紅音「ああ」

聞いた事を演習して言ったブレイドの問いに紅音は頷く。

その後、ブレイドは青髪の少女の方を見る。

ブレイド「そう言えば君の名前を聞いてなかったな…君の名前は?」

青髪の少女「えっ? あっ、えっと…ナツル…『瀬能 ナツル』です」

急に聞かれて青髪の少女、ナツルは慌てて答える。

ブレイド「ナツルちゃんに紅音ちゃんだね…(ゴッ)あり?」

紅音「このクソ仮面野郎…あたしをちゃん付けで呼ぶとはいい度胸だ?」

名前確認で言った瞬間、紅音がいきなりブレイドの顔に銃を突き付けた。

ナツル「ちょっ!?紅音!」

紅音「良いか?こいつにも言ったがあたしがこの世でがまんならない事は二つある。一つはトーストのバターを塗った方を下にして落ちること、もう一つはあたしをちゃん付けで呼ぶことだ」

ブレイド「それじゃあどう呼べと?」

銃を突き付けられたまま、ブレイドは聞くと…

紅音「フレンドじゃないが呼び捨てしろ」

ナツル「ああ~出来れば私も呼び捨てで…歯がゆくて…」

銃を突き放してそう言った紅音の後にナツルが付け加える。

ブレイド「分かった…そう言えばケンプファーはホントに戦わなきゃあ行けないのか?」

紅音「なったからにはな…もうないだろ聞くの?」

ああと答えた後にブレイドはナツルからブレイラウザーを返して貰った後にラウズアブゾーバーから2枚のカードを取り出した後にまず♠Qを装填する。

ラウズアブゾーバー「ABSORB QUEEN」

そして♠Jをラウズする

ラウズアブゾーバー「FUSION JACK」

その音声の後にブレイドの前にカードに描かれた♠Jの絵が出た後、ブレイドに融合し、イーグルアンデットの紋章が胸に刻まれ、背中には金色の翼が装備された『仮面ライダーブレイドジャックフォーム』に強化変身した。

ブレイドJF「それじゃあ」

そう言うと同時にブレイドJFは飛び去って行った。



ナツル「はあ~~~」

数時間後、ナツルは自分の家でベッドに倒れた。

ナツル「退屈じゃねえよ…」

ブレイドと分かれた後、授業を受けた後に取材やら擽られたり、さっき来た友人の女の子の手紙の内容を見てそう言う。

???「随分とお疲れの様ですね」

そんなナツルに話しかけるのは彼女をケンプファーにした“調停者(モデレーター)”が送って来たメッセンジャーのヌイグルミ『ハラキリトラ』である。

ナツル「まあな…しかも今日はブレイドに会ったし…」

ハラキリトラ「ブレイドと言うと…ナツルさんが言っていた仮面ライダーですね」

ナツル「ああ…それで何時になったら俺は男に戻れるんだ? このままじゃあ俺の貞操が危うすぎる!」

…補足して置くとナツルは元々男なのだがケンプファーになると女になってしまうのである。


閑話休題


ハラキリトラの問いに答えた後にハラキリトラを見て言う。

ハラキリトラ「貞操? 良いじゃないですか減る物じゃないですし」

ガシッ!

色々と危険的な発言をしたハラキリトラをナツルは掴み…

ブン!

ゴミ箱に投げ込み、見事入る。

ナツル「次のゴミの日こそぜってえ出してやる」

ピンポーン♪

ゴミ箱を見てナツルがそう言った瞬間、インターホーンが鳴る。

ナツルは誰だろうと疑問に思い、玄関に向かう。

ナツル「は~い」

玄関を開けると…

???「チョリ~ス」

頭に黒いウサギを乗せたちょっと気弱な少女がいて、頭に乗ったウサギが手を上げて言う。

ナツル「どうしたの“紅音”ちゃん?」

そう、気弱な少女こそケンプファーになる前の紅音であり、彼女の頭にいる黒ウサギが彼女のメッセンジャー『セップクウサギ』である。

その後、紅音が持って来たケーキを食べた後、帰ろうとした紅音を止めてナツルはブレイドについて相談する。

ナツル「紅音ちゃん的にブレイドはどう思う?」

紅音「そうですね……仮面で顔を隠してますが悪い人には見えませんね…だって最初に会った時に私とナツルさんの攻撃を間に入って受け止めて怒鳴ってくれましたし…」

ナツルの問いに紅音は少し考えた後にそう答える。

ナツル「そうだよな…実はどうもブレイドや仮面ライダーの名前をどっかで見た様な気がするんだよ…」

セップクウサギ「?どう言う事だ?」

セップクウサギが首を傾げた後にナツルは言う。

ナツル「何と言うか…あの姿や名前を何かの本で見た様な気がするんだよな…」

ハラキリトラ「もしかして…あそこに置いてある本の事じゃないですか?」

そう言ってハラキリトラが本を置いてある場所を指すとナツルは何本か見た後、その中にある本を見て叫ぶ。

ナツル「これだ!!」

テーブルの上に置いて本のタイトルを見せる。

紅音「『仮面ライダーという名の仮面』?」

ナツル「ああ、どうも覚えがあると思ったけどこれだったんだ…これにブレイドや他のライダーもあったんだよ…もしこれの話が本当なら…ブレイドの他にもライダーが存在するって事だ」

ハラキリトラ「それでどうするんですか?」

ナツルが言った後、ハラキリトラがそう問うと…ナツルは頭を掻く。

ナツル「特に…ない」

それに1人と2体はため息を付く。

紅音「けどまあ…覚えて置いた方が良いですね…それでナツルさん、ブレイドさんの本名って何ですか?」

ナツル「ああ…確か…」

そう言って本をペラペラ捲り、ある項で止めて言う。

ナツル「名前は剣崎 一真…ん? どうしたの紅音ちゃん?」

目を点にする紅音にナツルは首を傾げる。

紅音「いえ…ナツルさんと分かれた後に図書委員の仕事の際に助けて貰った人の名前がさっきナツルさんが言った剣崎 一真さんなんです」

紅音の言った事にええ~~~~とナツルの声が響いた。



剣崎「はっくしゅん!…風邪かな?」

???「誰か剣崎君の事を噂してるんじゃない?」

鼻を啜りながら首を傾げる剣崎に剣崎の親友である『白井 虎太郎』がそう言う。

虎太郎「それにしても…また剣崎君、戦いの中に入りそうな気がして嫌な予感しかしないよ」

剣崎「…その予感が外れて欲しいもんだな」

虎太郎の言った事に剣崎はそう言う。

…この時剣崎は虎太郎の予感が数日後に起こる事をまだ知らなかった。




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後書き
マリオ「と言う訳で剣崎と青のケンプファー側である少女2人との出会いだな…」

ルイージ「正確に言うなら男の子と女の子だけどね;」

スネーク「しかし…けんぷファーは色々と表現にギリギリな所があるな;」

そうなんだよな;

フォックス「けど…聖痕のクェイサーよりは表現はマシだと俺は思う…|||(どよ~~~~~ん)」

ルイージ「フォックス!?」

スネーク「いかん! フォックスのトラウマが発動した!!」

良い作品だけど…色々と大人向けな感じに近いアニメだからな;

マリオ&ソニック「??」

ワリオ「んで分かってねえ奴等いるし…」 
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