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FAIRY TAIL〜黒き妖精王〜

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番外 巫女と黒い龍と妖精王2

 
前書き
あと2つで番外は終わる予定です 

 
side レイン

まさかあいつが影だったとはな……
流石に、マズイかな?

俺は魔封環を全て外した

「リリー‼」

俺は主護りし百合の花弁(ガーディアンリリー)を呼び出しいつ攻撃が来てもいいように緑に形態変化(モードチェンジ)した

すると奴はあろうことか俺を無視し、街の方へと行こうとしていた

「無視すんじゃねぇよ‼
形態赤(モードレッド)
レイフォールショット‼」

50枚の花弁の内30枚を奴へ飛ばした

もちろんあいつに当たった
それにより俺に気づいたあいつは俺に方向を変え襲いかかってきた

「やっとか!形態緑(モードグリーン)‼」

俺の真上を通った事で俺は突風に飛ばされた

「ガァァア⁉
風だけでこれだけ吹っ飛ばされるのかよ⁉」

こりゃ、本気でヤバイな

そこで俺は理由が分からない違和感を少し感じていた
そして俺は勘違いしてしまった

「あいつ!俺に気づいたんじゃなくてただ暴れたいだけかよ‼」

あいつがほんの少し残っていた山を壊し始めたからだ

「リリー‼形態赤(モードレッド)
レイフォールショット‼」
今度は全てを飛ばした
流石にダメージがあったのか苦しそうにしていた

「ギャアアアアアアオ‼‼」

ビリビリ……
肌に痺れを感じる
そこで俺は始めて自分が冷や汗をかいていることに気づいた

「俺がビビってるか……ハハっ、笑えるぜ……」

それに……リリーじゃ攻撃力不足か…
まぁ、当然だな本来は防御重視の道具だしな
よし

「追加換装、色欲と雷撃の双剣双銃(ヴァジュラストカドラ)‼」

両手に現れたのは蝙蝠の様な羽が銃口の様に着いた金色の二丁の拳銃だった

レベル10二つは厳しいがそれも仕方ない

「久しぶりに頼むぜラスト‼」

呼びかけに呼応する様にバチバチッと金色の電撃が走った

「ギュオオオオオオ‼」

「来たか!轟け雷鳴、走れ稲妻!我が放つは雷神の怒り‼
サンダーブラスト‼」

二丁の銃口から蝙蝠の形をした電撃がアクノロギア目掛けて放たれた
そしてそれはアクノロギアの口の中に炸裂した

「ギャアアア‼」

「よし!そして今の内にあいつに……乗る‼」

アクノロギアの背に乗ったレインは連続で電撃を撃ち続けた

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ
オォォォラァァァァ‼‼」

しかし……

「無傷……だと…⁉なら!」

ガション
という音がするとレインの手に握られていた銃は蝙蝠の羽が鍔に、銃の持ち手が枝になった短剣が二本握られていた

「これがこいつの双剣双銃(カドラ)の由来さ
こいつを刺して……電気を流す‼」

バリバリバリバリ‼

「ギャアアア‼」

と苦痛にも似た声を発した

「効いてる‼もういっちょ……ってうわぁ⁉」

レインはアクノロギアが体を捻った事で振り落とされてしまった

「なっ……⁉(ブレス)かよ⁉
リリー!形態青(モードブルー)‼」

そして俺はその時さっきの違和感の真実を知る事になる

「なっ……⁉おい、嘘だろ⁉
何で……こんな事って……」

俺の目に飛び込んで来た光景
それは





































主護りし百合の花弁(ガーディアンリリー)ヒビ(・・)が入っていたのだ



ランク10のリリーにヒビが入る
それはすなわちアクノロギアの力がレインの今の全力を上回っているという事を意味していた


「ってことは……あれか?
仮に防げたとしてもリリーは壊れるってことか?
ふざけるなよ……
こんなに差があるのか……」

正直俺は調子に乗っていたのかも知れない
絶対的な力
膨大な魔力
そして無敵の道具達

俺は力に溺れていたのだ

「はっ……何が無敵の妖精王だ
何が妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強だ
俺は俺自身すら護る事が出来ない雑魚じゃねえか‼
絶対に帰ってやる!
あいつの元へ!レビィの元へ!
そしてあいつに言わなきゃならねぇ事があるんだ‼‼」

頼むぜ……
俺はまだ…死ねないんだよ‼

傲慢なる天使の羽(コキュートスウイング)暴食の蠅王の口(ベルゼズホール)嫉妬の炎槍(レヴィ・ア・タン)色欲と雷撃の双剣双銃(ヴァジュラストカドラ)
そして……神の憤怒(ラースオブゴッド)怠惰の針(ベルフェゴール)
俺は力が欲しい!
俺の造形魔法と合わせてこれで全ての罪が揃った‼」

悪いじいさん、アレ(・・)使うぜ

「全ての力よ!強欲の力により一つになれ‼
起動せよ!
世界支える究極龍(バハムート)‼」

レインの身体を7色の光が包みこんだ

そしてそれは龍の姿をとった
そして、レインの身体は巨大な龍になっていた

その龍の翼は冷気と雷を纏い
鋭い尻尾を紫色の炎が包んでいた
そして、巨大な二本の角が生えた頭、その口からは深い闇を吐いていた
そう、このバハムートは七つの大罪の力を全て合わせた道具なのだ
その強力な力故に以前は暴走し、マカロフに使用禁止を言い渡されていたのだ

「ハァァァァァァア!」

レインは口を開き炎、雷撃、冷気を集めた
レインの身体の至るところから血が吹き出していた
それほどまでに負担が強いのだ
しかし辞めない
なぜなら、今のレインは痛みを感じないのだ
その理由はベルフェゴールにある
本来は相手の視覚や嗅覚などを怠けさせ、使えなくするのだが今レインは自らに使い、痛覚を怠けさせているのだ

「俺の怒りをぶつける!」

ラースの力で威力を高める

「言うなれば、究極龍の咆哮ってとこか‼」

「ギュアアア‼」

アクノロギアはブレスを放った
そしてレインも同じくブレスを放った


すまねぇ……オズワルトのみんな……
俺の勝手な闘いに巻き込んでしまって



二頭の龍のブレスが衝突する
そして、巨大な爆発が起きた
その爆発は大陸を包み込んだ










そして、この日世界で1番小さな大陸、オズワルト大陸は消滅したのだった
 
 

 
後書き
戦闘描写は難しい 
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