仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第八十一話 ワールド学園その一
第八十一話 ワールド学園
今この世界は大変な騒動の中にあった。
ワールド学園の会議室。内装は立派でしかも広いがいつも騒がしいこの部屋は今も騒がしい有様だった。
その会議室に席に座っているドイツが言った。見れば皆ワールド学園の制服である。
「あの連中についてわかっていることだが」
「わかっていることって殆どねえだろ」
フランスが右手で頬杖をついた姿勢で言い返してきた。
「全身骸骨模様の黒タイツに覆面だろ」
「赤いのとか骸骨模様ないのもいるがな」
イギリスはそのフランスの横で腕を組んで憮然とした顔を作っている。
「他にはベレー帽被ったのとかな」
「ああ、結構パターンはあったな」
「中身は同じだけれどな」
それでもだった。
「やってることとかもな」
「そうだ、わかっていることはそれ位だ」
「こうして手をl挙げてだよね」
イタリアがドイツの右横でかつてのドイツの上司の敬礼、イタリアの祖父ローマ帝国の敬礼を見せながら言う。
「イーーーーーッって言ってね」
「その他は全くわからないな」
「彼等は一体何者でしょうか」
日本はドイツの左横の席で首を捻った。
「何故私達に攻撃を仕掛けて来るのでしょうか」
「悪い奴だからだな」
アメリカは簡単に断言した。
「だからだな」
「それはわかるあるが」
中国もいぶかしむ様子である、そのうえで言うのだ。
「何が目的あるか?」
「この世界を征服するとかじゃないかな」
ロシアはこう考えていた。
「それかな」
「征服か?」
「うん、そうじゃないかな」
ロシアはイギリスにも話す。
「やっぱりね」
「征服、一番有り得るな」
ドイツが腕を組んで言う。
「それがな、しかしだ」
「しかしって?」
「以前出て来た宇宙人達と比べてだ」
あの何もかもを白くした彼等と比較して言うドイツだった。
「違うと思うが」
「ううん、言われてみればそうかな」
ロシアもドイツに言われもう一度考えてみた、そのうえでこう言った。
「地球征服ならもっと広範囲に攻めてるね」
「そういえばこの学園の俺達だけに来てるよね」
イタリアはこのことに気付いた。
「他の誰にも攻めないで。国民の皆にも建物にも手を出して来ないね」
「国民の皆さんはそもそも見たことがないと仰っていますね」
日本も言う。
「それも全く」
「じゃあ僕達だけに仕掛けて来ているあるか?」
「国民の誰も知らないからな」
中国とアメリカもここで気付いた。
「いつも急に出て来るあるが」
「そうだったのかい?」
「征服するにしてはおかしいな、確かにな」
フランスも言う。
「俺達八国だけに仕掛けて来てしかも国民や建物にはノータッチってな」
「兵器も全然破壊されてねえな」
イギリスも気付いた。
「あの宇宙人にはそれを真っ先にやられたのにな」
「うん、モスクワも真っ白にされてね」
「国民も相当にやられてな」
イギリスはロシアにも語る。
「というか俺達八国だけってのも気になるな」
「インドもそんな変な連中知らないって言ってたな」
フランスはインドから聞いたことをここで思い出した。
「ってことはあくまで俺達だけかよ」
「明らかに征服を仕掛けているにしてはおかしい」
ドイツはまた言った。
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