ソードアート・オンライン~未来を切り開く~
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第一層攻略会議
前書き
攻略会議です
これはまだSAO第一層の時の話だ…
このゲームが始まって一ヶ月が過ぎてその間に二千人が死んだのは言ったよね
だけどまだ、誰も第一層を突破できていない、ベータテスターだった俺も、ボスの部屋にたどり着けていなかった。
そして、今日ようやく、第一層のボス攻略会議が始まる。
一層の村の会議場の椅子に座った
「はーい!それじゃーそろそろはじめさせてもらいまーす」
水色の髪をしたやつが手を叩き言った
「やっとか…」
ベータテストに比べてモンスターが強くなったりしているのは確かだ
「今日は、オレの呼び掛けに応じてくれて、ありがとう。オレはディアベル、職業は気持ち的にナイトやってます!」
ディアベルっかーベータテストの時に聞いたかもしんない。まあ気のせいか
「ジョブシステムなんてねーだろー!」 「ナイトって」
いろいろ笑い声とかが聞こえる
あー言うのが人を引き付けるんだろうなー
「今日、俺たちのパーティーがあの塔の最上階でボスの部屋を発見した」
みんなの驚きの声が聞こえる
「俺たちはボスを倒し、第二層に到達して、このデスゲームをいつかきっとクリアできるって言うことを始まりの街で待ってるみんなに伝えなくちゃならない。」
そうだよなぁ。
「それが、今この場所にいる俺たちの義務なんだ!そうだろ!?みんな!」
みんな拍手しはじめた。
「おっけー。それじゃ早速だけど、これから攻略会議を始めたいと思う」
「まずは…六人のパーティーを組んでくれ」
「!?」
無理だよぉ
お、キリトがいる
あっちいこ
「よっす!ぼっちなキリトさん」
「お前もだろ」
「これで一人じゃないな。」
「あぶれてるのがまだいるな。あの人も誘ってくる」
「あんたもあぶれたのか?」
「あぶれてない…回りがみんなお仲間同士みたいだったから遠慮しただけ」
暗い人だなぁ
「ソロプレイヤーか。なら俺たちと組まないか?」
「ん?」
「ボスは一人じゃ攻略できないって言ってたろ、今回だけの暫定だ」
ローブの子は頷いた
女の子かな?
内股だし
キリトがパーティー申請を送る
ローブの子は丸ボタンを押す
んーと名前はAsuna?アスナか
「よーし!そろそろ組み終わったかな。じゃあ……」
「ちょお待ってんか!!」
変な頭チクチクしてる人が階段をジャンプして降りてきた
「わいは、キバオウってもんや!ボスと戦う前に言わせてもらいたいことがある。」
キリトが反応した。
「こんなかに、今まで死んでいった二千人に詫び入れなあかんやつがおるはずや!」
場がざわめく、ベータテスターのことか?
「キバオウさん、君の言うやつらとはつまり、元ベータテスターの人たちのことですか?」
「決まってるやないか!ベータ上がりどもはこんクソゲームが始まったその日にビギナーを見捨てて消えよった」
ベータテスターでもあれだけの人数をまとめるのは無理だろ
「やつらはうまい狩り場やら脆いクエストを独り占めして自分等だけポンポンつよなってそのあともずーっと知らんぷり。こんなかにもおるはずやで!ベータ上がりのやつらが!そいつらに土下座さして!溜め込んだ金やアイテムを吐き出してもらわな。パーティーメンバーとして命は預けられんし、預かれん!」
キリトが表情をかえる
「キリト、気にすることはねぇさ」小声
「発言いいか?」
え!?あの人は!?アンドリューさん!?
俺が働いてるバイト先の店長だ!
思わず立ち上がった
「オレの名前はエギルだ、キバオウさん、あんたが言いたいことはつまり。元ベータテスター逹が面倒を見なかったから、ビギナーが沢山死んだ、その責任をとって、謝罪、賠償しろ、ということだな?」
「そ、そうや」
キバオウが引きぎみに言った。
いやーあの巨体初めて目の前にするとビビるよね
でもあの人いい人なんだよ?
「このガイドブックあんたももらっだろ?道具屋で無料配布してるからな」
アンドリューさん、もといエギルさんが一冊の本をだした
「もろたで、それがなんや」
「配布していたのは、元ベータテスター逹だ」
会場がざわめく
そりゃみんな知らないよねー
「大丈夫な意味がわかったろ?ベータテスターのみんなは動いてくれてたんだ。俺たちはなんもできなかったけどな。だからボス攻略を頑張らないとな」
「ああ」
キリトはこれで安心したようだ。
エギルさんが振り返り言った
「いいか、情報は誰にでも手に入れられたんだ。なのにたくさんのプレイヤーが死んだ。その失敗を踏まえて、俺たちはどうボスに挑むべきなのか、それが論議されると、オレは思っていたんだがな」
そして、キバオウの方に向き直り、キバオウを見た。
キバオウは少し表情を変えたが、納得したらしく椅子に座った
エギルさんもキバオウの隣に座った。
「よし、じゃあ再開していいかな」
みんな頷く
「ボスの情報だが、実は先ほど、例のガイドブックの最新版が配布された」
ディアベルはガイドブックの最新版を取り出す
みんな驚いた
「それによると、ボスの名前はイルファング・ザ・コボルト・ロード。それと、ルイン・コボルト・センチネルと言う取り巻きがいる。ボスの武器は斧とバックラー。四段ある、HPバーの最後の一段が赤くなると、曲刀カテゴリのタルワールに武器を持ちかえる。攻撃パターンも変わる、と言うことだ。」
「発言いいか?」
こんどに挙手したのはオレだ
「どうぞ。」
「ベータテストの時と一緒とは限らないんじゃないか?」
「そうか。そう言う事もあるかもしれない。その可能性もふまえて気を付けて戦ってくれ!」
一応な、敵の強さも変わってるからな…可能性はある
エギルさんもオレの事気づいたみたいだな
「最後にアイテム分配についてだが、金は全員で自動均等割、経験値はモンスターを倒したパーティーのもの、アイテムはゲットしたものとする。異存はないかな!」
なさそうだな。
やっぱラストアタックボーナスを狙うやつはいるのか?
いや、狙うならベータテスターか
「よし!明日は朝十時に出発する!では解散!」
会議が終わりみんな立ち上がった
「ちょっと会いたい人いるから行ってくるな。」
俺はキリトに告げ、エギルさんの方に向かった
「エギルさああん!」
「おおう!やっぱり柩か!」
「リアルネームはやめましょ、ここでの名前はハデスです」
「そうか!こっちでもよろしくな!ハデス!」
「はい!」
オレとエギルさんは握手した
ダイシーカフェの方は大丈夫かな?エギルさんいなくて
後書き
また変なとこで
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