仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第七十八話 機械との戦いその三
それで料理もなのだ、だがこのことについては。
「どうしてもだ」
「では相川さんも一度召し上がられたらいいですわ」
「君の料理をか」
「それでおわかりになられることですわ」
「いや、遠慮する」
はっきりとした返事だった。
「折角だがな」
「うう、何故そう言いますの」
自分の席で苦い顔で言った言葉である。
「私はあらゆること大して」
「だからさ、向き不向きがあるからさ」
志村も不満を露わにするセシリアを宥めにかかる。
「今は落ち着いてね」
「ではこのまま」
「うん、食べよう」
虎太郎の料理をだというのだ。
「そうしようね」
「わかりましたわ」
内心憮然としながらも頷いてそうしてだった。
暫く待っていると虎太郎のその料理が来た、パスタにサラダ、そしてピザだった。
それとワインを出して来てそのうえでだった。
虎太郎は満面の笑顔でこう一同に言った。
「じゃあ今から食べよう」
「量はたっぷりとあるんで」
一夏も虎太郎の横から言う。
「楽しんで下さいね」
「確かに凄い量だね」
上城は自分の前に置かれたスパゲティを見て言った。トマトと茄子、マッシュルームに大蒜を入れたソースである。
そのパスタを見て言ったのである。
「これだけで三人前はあるんじゃ」
「それ位はあるよな」
禍木も己の前のパスタを見て言う。
「これは」
「そうね、サラダもピザもね」
三輪も己の前を見ている。
「凄い量ね」
「じゃあ食べて食べて」
虎太郎は己の席に座ってからまた一同に言った。
「早く食べないとパスタがのびるよ」
「それにピザも冷えます」
箒が云うのはピザのことだった。ピザのチーズはまだ十分にとろけている。
「ですから今のうちに」
「よし、じゃあね」
「食べさせてもらうか」
剣崎に橘も言ってだ、そうして。
一同食べはじめる、パスタを口の中に入れてだった。
千冬ははっとした顔になった、そしてすぐにこう言った。
「美味い、シェフが作ったものか」
「俺ですけれど」
虎太郎は今も牛乳を飲みながら答える。
「IS操者と皆に」
「そうですか、いやこれはかなり」
美味しいというのだ。
「凄いですね」
「気に入ってくれたんだ」
「はい」
その通りだと、千冬はパスタを勢いよく食べながら話す。
「この味は」
「じゃあどんどん食べてね」
「お酒もですよね」
真耶は満面の笑顔で赤ワインを飲んでいる。
「これも」
「赤ワインはここにあったやつだけれどね」
流石にもこれは自分では作られなかった。
「選んでくれたんだ」
「私が」
シャルロットだった、ここで出て来たのは。
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