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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第七十八話 機械との戦いその一

                第七十八話  機械との戦い 
 ようやく虎太郎は料理を作ることが出来る様になった、その前に。
 瓶の牛乳を手に取って美味しそうに空にしてそれからだった。
「じゃあはじめるか」
「牛乳お好きですか?」
「調子が出て来ると飲みたくなってさ」
 こう笑顔で一夏に答える。皆動きやすい服に着替えてエプロンをしている。その虎太郎をよく見るとこれがだった。
「脚、 長いですね」
 シャルロットが彼の脚を見て言う。
「背も高くてすらりとしてて」
「いや、またその話?」
「仮面ライダーの人達って皆さん背が高いんですね」
「僕変身しないけれど」
「まあそれはお友達ということで」
 範囲をかなり広げての言葉だ。
「そういうことで。とにかくですね」
「うん、皆手は洗ったね」
「はい」
「そしてエプロンもして動きやすい服」
 ズボンである、全員。
「これでいいよ」
「ズボンは好きですが」
 ラウラは微妙な顔である、それで言うことは。
「乗馬ズボンは駄目ですか」
「料理の時はね」
 虎太郎もこう返す。
「あまり合わないね」
「そうですね、やはり」
「あれは膨らんでるから引っ掛かったりするし」
 それでだというのだ。
「あまりよくないよ、料理の時はね」
「わかりました」
「やっぱり普通のズボンでないとね」
 虎太郎は包丁を出しながら笑顔で話していく。
「動きにくいからさ」
「そういえば栞さんと三輪さんもですね」
 一夏は二人のファッションに気付いた、二人共だった。
「ズボンですね」
「うん、ライダーの関係者って女の人はズボン多いよ」
「動きやすいからですね」
「それに尽きるね、ほら何時戦いになるかわからないから」
 ライダーとその関係者の宿命だ、戦いからはどうしても逃げられないのだ。
 それで女性陣もなのだ。
「何時でも動ける様にさ」
「ズボンですか」
 箒はここで自分の青のジャージを見下ろした。エプロンは白だ。
「そういえばIS学園の制服では」
「君スカートだよね」
「はい、短いものを」
「ラウラちゃんはズボンでセシリアさんは長いスカートだけれど」
「その辺りは個々の裁量でして」
「それで違うんだ」
「おおむね私や鈴音の様に」
 丈の短いスカートだというのだ。
「それで一夏が来た時に驚きました」
「男俺だけだったので」
 一夏自身もここで言う。
「それでなんです」
「ううん、女の子ばかりだとさ」
 虎太郎は早速トマトを切りだしていた。他の面々が洗ったり蓋と取ったりしている。食器や他の食材の用意も進められている。
「生活大変だよね」
「はい、風呂とかトイレとか」
「だよね、何となくわかるよ」
「最初は大騒ぎでした」
 一夏はパスタを出しながら箒を見て言う。
「いや、相部屋とかで」
「全く。私としてはだ」
 箒jは大蒜を剥きながら話す。
「御前が心配でだ」
「あの、顔赤いけれど」
 虎太郎はすぐにそこを指摘した。 
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