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混沌の魔術師と天空の巫女

作者:白鋼
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第5章 X791年編
  コージ、現在の実力

「俺がこいつと一緒ににいる事を知っていたのか?」

「ああ。」

「どういう事だコージ?」

エルザさんの言葉に俺はこう答えた。

「実は俺はお前を捕まえる依頼をしてな。
 お前がベルベノって奴といるっていう情報を聞いてな。
 そして今朝、ベルベノがここに現れる事を聞いてな。もしかしてと思って。」

「ちっ・・・やっぱり洩れたか・・・!!」

「お前はマジックアイテムの研究をしていたが、
 危険な物しか作らないから、評議院から研究を中止しろと言われたが、
 お前はそれを断り、犯罪へと走って行った。」

「はん!あんな奴等に俺の作ったマジックアイテムの素晴らしさがわかってないんだ!!」

俺の言葉にダルギールは大声でそう言った。

「ふざけんな!人殺しをする事が、何が素晴らしいんだ!!!」

「てめぇみたいな奴は、俺も嫌いだ。」

「同じ(おとこ)として許せん!!」

「折角門出を迎えた者達をこんな事をするとは・・・!!」

「そおねぇ・・・私も気が済まないわ。八つ当たりさせてもらうわ。」

ナツさん、グレイさん、エルフマンさん、エルザさん、パープルさんがそう言う。

「コージ!!お前は妖精の球(フェアリースフィア)でここにいる人達を守れ!!」

「はい!妖精の球(フェアリースフィア)!!」

俺はナツさん達以外の人達を妖精の球(フェアリースフィア)で囲った。

「ベルベノ・・・!」

アチェートさんは泣いていた。

「すまねぇ・・・アチェート・・・俺が、あんな奴に浸入を頼んじまったせいで・・・」

「しゃべらないで!」

アチェートさんはベルベノの右手を握る。

「生きて・・・お願い・・・!!」

「・・・ああ。」

「もう少しですか・・・待っていてください・・・!」

ウェンディ、頼むぞ・・・!!

「いくぜ!!」

ナツさんが先にダルギールに攻撃を仕掛けにいった。

「ふん。換装、パワーズアーム!!移動レーザー!!!」

ダルギールの言葉と同時に、奴の右腕に巨大な機械の様な腕が装着され、
奴の周りに、4つの銃ぐらいの大きさのレーザーキャノンが現れた。

「エルザさん同様、換装をつけるのか!!」

「この俺、ダルギール様の魔法は自分の作った物を換装できるんでね。
 マジックアイテムを作る俺にとっては都合のいい魔法だよ!!!」

「関係あるか!!火竜の鉄拳!!!」

「パワーズアーム、水の魔水晶(ラクリマ)!!はぁ!!!」

ダルギールの装着しているパワーズアームに水が纏わり、
ナツさんの火竜の鉄拳をそのパワーズアームで殴りかかった。

ズドォーーーーン!!!シュゥン!!

「何っ!?」

ズドォーーーン!!

「うわああっ!!!」

ナツさんの手に纏っていた炎はパワーズアームに纏っていた水によって消され、
ナツさんは攻撃をくらい、飛ばされてしまった。

「ナツ!!!」

「野郎!」

「(気をつけろ!ダルギールはああ見えて、昔は聖十大魔道と互角だったっていう噂だぜ!!)」

ウォーレンさんが念話でそう言ってくれた。

「マジで!!?」

「おもしれぇ!!アイスメイ(ランス)!!」

グレイさんが氷の槍を出し、ダルギールに向かって放った。

「パワーズアーム、火の魔水晶(ラクリマ)!!はぁ!!!」

ガァン!ジュン!!

「炎!?どうなってんだ!!?」

「我がパワーズアームズは魔水晶(ラクリマ)によって、さまざまな魔力になる!!
 ありとあらゆる属性の魔水晶(ラクリマ)を使う!!」

「やっかいだな!」

「火だ!!俺が()ってやる!!」

「おっと、させんぞ!!移動レーザー!!!」

シュ、シュ、シュ、シュン!!

「何っ!?」

ビュビュビュン!!ドドーーーーン!!!!

「くっ・・・!?」

「間に合った。」

俺はレーザー光線を受けそうになったナツさんを
間一髪で妖精の球(フェアリースフィア)で囲ませておいた。

「サンキュー、コージ!」

「いえいえ。」

「うおおおおっ!!!(おとこ)ぉぉぉっ!!!!」

エルフマンさんは接収(テイクオーバー)を発動し、
右腕をビーストアーム、鉄牛にし、ダルギールを殴りかかった。

「ふん。おりゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ダルギールも殴ってきた。

ズドォーーーーーーーーーーーン!!!!

「熱っ!!!!」

しかしエルフマンさんの右腕に炎が襲い、ダメージを受けてしまった。

「火の魔水晶(ラクリマ)を装着してんだ。当然だ。」

「なら私だ!」

エルザさんは煉獄の鎧をつけたまま、持っている剣で攻撃をした。

「ふん。現れろ、刃の楯(エッジ・シールド)!!」

ダルギールの言葉と同時に大量の刃がついた盾が現れた。

ガギン!!!!

「っ!!!」

「ふん!!!」

ドン!!

「く・・・。」

エルザさんが持っていた剣に傷跡がたくさんできていた。

「この野郎ぉぉぉぉっ!!!」

「待って、ナツ!!」

「火竜の咆哮!!!」

ナツさんはルーシィさんを無視して、火竜の咆哮を放った。

「パワーズアーム、水の魔水晶(ラクリマ)!!水弾発射!!!」

ダルギールの装着しているパワーズアームに水が纏わり、
さらに水の弾を作り、火竜の咆哮へ向かって放った。何発も。

「今だ!凍れぇ!!!」

グレイさんは自分の魔法で水の弾を凍らそうとした。

「移動レーザー!!」

シュ、シュ、シュ、シュン!!

「うおっ!?」

ビュビュビュン!!ドドーーーーン!!!!

「・・・っ!?」

「今度はグレイさんですか。」

俺はレーザー光線を受けそうになったナツさんを
間一髪で妖精の球(フェアリースフィア)で囲ませておいた。

「すまねぇ!」

「どわああっ!!!」

「ナツー!!」

どうやらあの水の弾にナツさんの火竜の咆哮が負けて、攻撃を受けたようだ。

「うおおおおりゃああああああああ!!!!!」

エルフマンさんは今度は体全体に接収(テイクオーバー)し、獣王となった。

「衝撃手袋。」

ダルギールはそう言い、左手に黒い手袋が装着された。

ピタ

「!?」

エルフマンさんの攻撃が止められた。

「返すぞ。貴様の攻撃!」

ドォン!!!

「ぐわあああっ!!!」

「エルフマン!!」

「何だあの手袋!?」

「衝撃手袋。物理攻撃のみに有効なアイテムだ。攻撃を無効にし、それを返すのさ。」

「だがそれは使用する者にもダメージがあるハズ・・・・。」

エルザさんがそう言う。

「俺が改良に加えたんだよ。」

「違法改造ね。」

「違法だと・・・!俺の改良に文句でもあんのか!!」

「使用してはいけない物を使っているものを違法改造以外何かある訳?」

「小娘が・・・!!」

ダルギールはパワーズアームでパープルさんを攻撃しようとした。

「バブルスリップ!!!」

パープルさんは床に大量の泡を出し、ダルギール滑らせようとする。

「無駄だ!!ブースターブーツ!!」

その言葉と同時に、ダルギールの足に靴が装着された。

ドォー!!

「飛んだ!!」

ナツさんがそう言う。

「一定の時間だけ、飛べるブースターブーツだ!
 パワーズアーム装着してるからそんなには飛べんが、
 攻撃をかわすだけならこれぐらいでいい!!!!」

ダルギールはそのままパープルさんを攻撃しようとした。

「くっ!バブルガード!!」

巨大な泡がパープルさんを包んだ。

「(この泡は物理攻撃をすべて無効にできるわ!これで跳ね返ったら反撃を・・・!!)」

「パワーズアーム、ブレード!!」

パワーズアームズから大剣が現れた。

「なっ!」

「そらぁぁぁぁぁっ!!!」

パァン!ガリィィン!!

「何・・・!?」

「・・・!」

「ふぅ・・・。」

俺はパープルさんを間一髪で妖精の球(フェアリースフィア)で囲ませておいた。

「ありがとう、坊や。」

「坊やはやめろ。」

「(おお~!!コージナイス!!!)」

ウォーレンさんが念話でそう言う。

「エルザさん。」

「!」

「それとグレイさんにナツさん。」

「「!」」

「エルフマンさん。」

「何だ?」

「選手交代です。俺が相手します。」

俺はそう言い、ダルギールの前に出る。

「ガキの分際で何ができる?」

「見た目で判断しない方がいいですよ?」

「ほざけぇ!!!!」

ダルキールは俺に接近してきた。

「パワーアームズ、アルティメットモード!!!!」

その言葉と同時に、パワーアームズは形を変えた。

「俺の最高作品で最強アームズだ!!!ありとあらゆる攻撃に耐えられる!!
 死ねぇぇぇぇっ!!!!小僧ーーーーーーーーー!!!!!!!」



「光竜の・・・鉄拳!!!」

俺は光りを宿した拳でダルキールのパワーアームズ攻撃した。


ガァン!!バゴォォォォォォォォォォォンンン!!!!!


「・・・は?」

ダルキールは唖然となっていた。

「最強が何か?こっちは自分の力と光の速さそのモノだ。
 今まで色んな戦いをして耐えられたかもしれないが、
 光の速さでの攻撃は初めてだったようだな。」

「ば・・・バカな・・・!?」

「さーって・・・あんたは人として最低な事をした。許しちゃおけぇっ!!!!!」

俺は怒り、白いオーラから黒いオーラへと変えた。

「!?」

ダルギールには、コージの背中にある物が見えてしまった。

「ど・・・ドラゴン・・・!!!!」

ダルギールには、コージの後ろに黒いドラゴンの姿が見えたのだった。

「闇竜の・・・鉄拳!!!」

俺は闇を纏った拳でダルキールを攻撃した。


ズドォォォォォォォォォォォォォンンンンン!!!!!!!



「がああぁぁぁぁっ!!!!」

ドン!!

「ざまあ見ろだ。」



「す・・・スゲェ・・・!!!」

「(コージの奴・・・どんだけ強くなったんだよ・・・!?)」

「我々以上の強さになったものだ。」

(おとこ)だ!!!」

「コージ君・・・すごすぎ・・・。」

「よぉーし!!コージ、俺と勝負しろ!!!」

「何でそうなるんだよ!!」

ナツさんの言葉にツッコミを入れるグレイさん。



「すげぇぜ!あの子!!!」

「あの子すごーい!!!」

見ていた他の人達がそう言ってきた。

「中々やるわね、ボウヤ。」

ボウヤはやめてください・・・。

「ベルベノさんの治療、終わりました!」

「そうか。妖精の球(フェアリースフィア)解除!」

俺は妖精の球(フェアリースフィア)を解除した。

「それじゃあ俺は、あいつをとっとと依頼主の元へ連れて行きます。」

「わかった。」

妖精の球(フェアリースフィア)。」

俺はダルギールの元へ行き、妖精の球(フェアリースフィア)で囲い、持ち上げた。

「さっさといくか!」

俺は(エーラ)を出して、飛んでいった。




































少しして・・・

「ただ今戻りました・・・おや?」

俺がダルギールを依頼人の所へ持って行き、依頼料をもらい、
戻って来ると評議院の方がベルベノを連れて行っていた。ダルギールの時も同じだったな。

「じゃあ行って来る。」

「待っています、必ず。」

「ああ。必ず向かいに行く。」

ベルベノは2人の評議員の人と共に、牢獄へ行く事となった様だな。

「あ、あの~・・・報酬の件は・・・」

「そんな物、払う訳ないだろうがぁ~!!!!」

まぁ・・・そうでしょうね。

「戻ってきたのコージ。」

ミントがそう言ってきた。

「おう。依頼料も貰ったぞ。」

俺はそう言う。

「よぉーし!今宵はアチェード殿の幸せを願い、踊りあかそうではないか!」

「「「「「おおーー!!!」」」」」

会場にいる人達と俺達は踊り出す。

「さてボウヤ。」

パープルさんが何故が俺の所へ来た。

「中々強いわね。私、アナタの事気にいちゃったわ。」

「・・・そう言われましてもねぇ・・・。」

「踊ってくれる?」

「・・・すいません。」

俺は断った。

「あら。ここで断るなんて・・・」

「俺には先客がいますから。」

俺はウェンディの所へ来て、手を差し伸べる。

「お兄ちゃん・・・。」

「言わなくてもいいと思うが、Shall we dance?」

「I’d love to!」

俺はウェンディの手を取り、踊った。

「ウェンディ、すごく似合ってるよ、そのドレス。」

「お兄ちゃん・・・ありがとう///」

こうして、俺達は今日の舞踏会が終わるまで踊り続けたのだった。 
 

 
後書き
どうも、白鋼です。オリジナルの設定になり、オリジナルの話になりました。
いかがでしたでしょうか?次回もアニメからの話になります。お楽しみに~!! 
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