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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生

作者:stk
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えっ。中間試験?

鹿島女子学園と多治見大付属高校の準決勝を見に行って3日が経ちました。
そして私はとてつもなく後悔しています。
今日は2学期中間試験。
単位制である私にとっては重要な行事の一つです。
そして今日は初日。
そして一時間目。
今日は物理1、化学1、生物1、英語Wがある。
物理は得意なので勉強しなくても出来た。
でも化学は酸化剤や還元剤なんてなんにもわかんない。
と言うわけで絶賛意気消沈中。
問題を見ても1割がたわからない。
そもそも化学なんて社会に出て必要なのか疑問である。
残り時間は十分。
どう考えても終わるわけがない。
「残り十分です。最後まで頑張ってください。」
観察担当の先生が残り時間を教えている。
でも時計を見ればそんなの分かることなのになんで一々言うのだろう。
私はもう一度だけ問題を見ることにした。
<問4>次の物質が酸化剤か還元剤かこたえよ。
(1)Cu+・・・・・
こんなのは去年やったが覚えてはいない。
何故私が今年の授業内容をやっているかと言うと、私は元々、白河女子高等学校に通っていたため、一般高校の授業内容を全て一年生の時に習っている。
私は問4を全て勘で行った。
私としては化学のテストは80点は超えたとこの時に予想した。

二日目
日本史、世界史、地理、古文漢文。
今日の試験科目です。
古文漢文は私の苦手科目で満点を取ったことがない。
今までの最高点は83点。
是非とも満点を狙いたい。
しかし、私は一度経験していることだから取れるだろうと思ってしまっていた。
そこが大きな落とし穴だった。
私もしっかり問題を見ておくべきだったと後で後悔した。

三日目
数学2、数学B、現代文、英語L。
最後の試験日。
今日の科目はとても良く、全部私の得意科目である。

こうして3日間に渡るテストは終わった。

今回の試験は、
現代文
古文漢文
英語W
英語L
生物1
化学1
物理1
日本史
世界史
地理
数学2
数学Bの12科目。
私の点数は、
現代文・・・・100点
古文漢文・・・・98点
英語W・・・・100点
英語L・・・・100点
生物1・・・・・98点
化学1・・・・・94点
物理1・・・・100点
日本史・・・・・98点
世界史・・・・100点
地理・・・・・・98点
数学2・・・・100点
数学B・・・・・96点
合計・・・・1182点
もちろん麻子さんを軽く抜いて学年主席。
平均点は98.5点。
麻子さんの平均点は92.5点。
つまり合計点は1110点。
私との点差はたったの72点。
私からすると問題が簡単だった。
化学1だけは手こずったけど問題はなかった。
結構な確率で勘もたよりになる。
私の場合勘が鋭く無いと困る。
なぜなら指揮を出すときはだいたいが相手の行動を予想する。
予想=勘。
私はそう考えている。
ちなみに前回の一学期末試験は休んだから無得点。
一学期中間試験も同様にして休んだ。
つまり大洗女子学園で定期試験を受けるのは今回が始めてである。
そんな私が学年首席になって良いのであろうか?
麻子さんにはなんだか失礼な事をした気分だ。
「梨華。勉強してないのにどうして点が取れるの?」
「とっくに習った内容だからだけど。」
「えっ。白河女子高校ってそんなに授業スピード早いの?」
「ズルいよ。私なんてついていけてないから合計点なんて678点なんだよ。」
みほって意外と頭が悪いんだね。
私と432点も差が有るなんて。
普通は考えられないよ。
「みほは予習復習したほうが良いよ。」
「勉強は苦手だよ。」
勉強が好きと言う人はいないだろう。
多分だけど苦手の人が多いはず。
「みほの最高得点はいくつだったの?」
そうするとみほは一枚の答案を見せた。
科目は化学1。
私は精々70点くらいだと思ったが、
「化学1で100点だよ。」
私よりも出来ていた。
「梨華は化学1どうだったの?」
言えない。
私よりも劣っていると思ったみほに負けるなんて。
「ごめん。化学1だけは言いたくないんだ。」
恥ずかしくて言えなかった。
「そっか。それじゃあ、梨華の最高点はいくつだったの?」
現代文、英語W、英語L、物理、世界史、数学2の答案を見せた。
100点が六枚。
驚くんじゃないかな。
「梨華は六枚なんだ。」
あんまり驚かない。
そこまで珍しくないのかな?
「麻子さんは四枚だったからあんまり驚きはしないんだよ。」
成る程。
冷泉さんにも見せてもらったんだ。
「次は一緒に勉強しようね。」
「うん。」
私たちは一緒に勉強する事を約束した。
果たしてみほは私と勉強して上がるのかが見所だよね。
そんなことを考えながら今日一日を終えた。
ちなみに冷泉さんは私に抜かれたことを驚いていたようだった。 
 

 
後書き
次回は20日です。
タイトル、三位決定戦です。 
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