魔法少女リリカルなのは~過去を捨て今を生きる者~
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無印編!
デバイスの性格もすごい!
前書き
なんとなく波に乗ってきてるんだゼ☆
そんなわけで本日二度目の投稿です。
それではっ
あの後俺は何事もなく家に帰り、美愛とどっちが先にお風呂に入るかでもめたあと普通にお風呂に入り、美愛に一言言ってから自室に戻っていた。
ついでに美愛には
「はっ、風呂が空いたぜぇ」
とか言ってみた。
その時の美愛の反応が、
「な、なに言ってるの、おにぃ・・・?本格的に病んじゃった?頭。今からでも病院行っとく?」
と心配された。
ムカついたから美愛の部屋の本棚の上にあった木彫りのくまを投げつけておいた。
ドアを閉めた時に聞こえた生々しい音は未だに忘れられない。
「あー、つっかれたー!」
俺はなんとかアノ音を消し去ろうと、少し大きめの声で言ってからベッドにダイブする。
<今日はランニングの距離を変えて、今までの二倍近くにしましたからね。それにペースも変えましたし>
「だねー。流石に三時間で隣町の隣町の隣町の隣町を一時間十分休憩は辛かったわー・・・っと、なのはからメールだ」
『アリサちゃん、すずかちゃん、陽龍くん、美愛ちゃん、慎吾くん、今日拾ったフェレットはうちで預かれることになりました。
明日、学校帰りにみんなで迎えに行かない?』
・・・なのは、俺は美愛に話を聞いてたから内容がわかるけど、慎吾はまったく分からずに頭抱えて「あれ、フェレットってなんだ?もしかして俺がボーっとしているあいだに見つけたのか?いやいや、でも流石に気づくだろ・・・」みたいな感じで弟の謙吾くんの辺りをゴロゴロするんじゃないか?
『了解。あと、俺は美愛に聞いたからいいけど、慎吾はわからずに頭抱えてるだろうからメールしとくな』
『さっきのなのはのメールは、塾に行ってる時に見つけた、怪我したフェレットを、学校帰りに一緒にもらいに行こうって話だから。
別にお前が忘れてるわけじゃないからな』
よし、これでオッケー。
ピロリン♪
あ、もう返信帰ってきた。
まずは・・・なのはだな。
『あうー、すっかりなの。ごめんね、陽龍くん。あと、慎吾くん、お願いなの』
うん、反省する子は成長するのだよ。
次、慎吾。
『よかったー。俺が忘れてたわけじゃねーんだな。あんがとな陽龍。また明日。美愛にもヨロシク言っといてくれ!』
てめーはそのくらい自分で言いやがれこのヘタレ。
「まったく・・・そろそろ俺はねるかなー」
そう呟いて携帯を充電器に繋いでいると、放課後にきた念話がまた聞こえてきた。
『聞こえますか?僕の声が、聞こえますか!』
『聞いてください。僕の声が聞こえるあなた、お願いです。僕に少しだけ、力をかしてくだしゃい!・・・噛んじゃった』
緊張感のないやつだった。
ってか念話で噛めるってある意味すごいな。
「おにぃー!」
「ん?どうした美愛。念話で噛んだすごいやつのことか?」
「そうそう、念話って噛めるんだねーじゃないわー!行くよ」
「俺は母さんに伝えとくから、お前が行ってくれ!」
「了解!あとから来てね!」
美愛はそう言って家の中をバタバタと走っていく。
・・・馬鹿め。俺は行くなんて一言も言っていない!
さ、母さんに念話してぱっぱと寝よ。
美愛side
さって!今日行ったあの病院だよね?なのはも行くだろうから、早くしよっと。
「ヒカリ!」
<はいさー!準備おっけーだよ!>
「セットアップ!」
そう言って私はバリアジャケットに着替え、羽根を出して空を飛ぶ。
「えっと・・・あれかな?」
私の視線の先には、黒いもじゃもじゃと戦っている白い服をきたなのはがいた。
「あ、あれってバリアジャケットだよね?ってことは魔導師・・・とか思ってるうちになのはがやられそう!?」
<とりあえず攻撃打っ放しとこっか>
イエス!
「やーっておしまい!」
<あらほらさっさー!ホワイトバズーカ、発射ーー!>
ずがーん!
「おー、なんか十八禁にでもなりそうな風景」
<そだねー。さすがにやりすぎた?>
かもねー。結界張ってないからごまかせないし。
「な、なに今の!?って、美愛ちゃん・・・?」
あ、なのはに見つかった。
「やっほー、なのは。怪我してない?」
「う、うん。してない・・・けど」
「っ、君も魔道士だったのか!」
「うわぁぁぁ!?フェレットが喋った!」
キモイ!リアルでされるとちょっとキモイ!
いや、やっぱ可愛いか・・・?
「っ!美愛ちゃん、後ろ!」
うしろ?
「あ、まだ生きてたの?つーか生きてるの?ヒカリ、氷華で固めちゃって」
<はいさー!死に晒せェェェェ!>
その言葉はいろんな意味で危険です♪
「す、すごい・・・!あれを軽く・・・!それにデバイスの性格もすごい!」
ねえ、最後のは褒めてるの?
「とりあえずそこのなのはを巻き込んだしゃべるフェレット、アレ、そのうちに脱出しちゃうけど」
「美愛ちゃん、私がなんとか出来る!」
「そう?じゃあよろしく」
「うん。えっと・・・リリカルまじかる!封印すべきは忌まわしき器!ジュエルシード、封印!」
なのはがそう言うと、持っていた紅い宝石の杖が鈍く光った。
「リリカルマジカル、ジュエルシードシリアル二十一、封印!」
そしてなのはを中心にあたりがひかりに包まれ、それが収まる頃にはあのもじゃもじゃはいず、青い宝石があった。
「なにこれ?」
そう呟いて私が触ろうとすると、フェレットにダメだと怒られた。
ぶー。
「レイジングハートで触れて」
「う、うん」
なのははフェレットの言葉に宇奈月、赤い宝石の部分で青い宝石に触れる。
<ジュエルシード、シリアル二十一>
デバイスのレイジングハート?はその宝石を取り込む。
すると同時になのはの変身が解けた。
「あ・・・終わった・・・の?」
「はい。あなたたちのおかげ・・・で」
そう言ってフェレットはまた倒れてしまった。
「ちょっと、大丈夫!?」
「多分疲れたんじゃない?ってかなのは、早く逃げないと」
「え、なんで?」
なんでって、なのは・・・。
ピーポーピーポー・・・
「パトカー・・・乗りたいの?」
「ご、ごめんなさーい!」
そう言ってなのははフェレットを持って走り去っていく。
「あははー♪私もおいかけよーっと♪」
・・・って、そういえばおにぃは?
「う・・・ん・・・」
自室でぐっすりと眠っていた。
後書き
陽「ほんと、すごいよな。いろんな意味で」
美「全くだよ。さて、次回は・・・本来高町家で行われる予定だった説明会?です。これが私のトラウマの第一号だよ・・・」
陽「どんまいすぎるな」
美「うう・・・さ、さて。作者の諸事情により、デバイス姉妹は登場せずにあとがきは終わります」
陽「次回の投稿を待っていてください!それではっ」
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