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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第七十一話 中休みにその十二

「それは」
「そうなのよね。まあ実は性格がよくても」
 キュルケはあえてルイズを見て意地悪さを装って言う。
「素直じゃない娘もいるけれどね」
「何が言いたいのよ」
「別に」
 その笑みでむっとなるルイズに返す。
「何でもないわ」
「言いたいことはわかるけれどね」
「まあそれでもモモタロスは性格いいと思うわよ」
 キュルケは今度は真面目にモモタロスに言った。
「良太郎をちゃんと守ってるしね」
「おう、俺は良太郎のイマジンだからな」
 それでだと胸を張って返すモモタロスだった。
「それは当然なんだよ」
「逆に言えば良太郎を守らないとイマジンじゃないのね」
「ああ、そうだろ」
 彼の場合はそうなるのだった。
「やっぱりしっかりとしないとな」
「そうよね。あとイマジンの味覚のことだけれど」
「何だよ」
「これから焼きそば食べるけれど美味しく食べられる?」
「ソース焼きそばだよな」
「海だからね」
 海といえばソース焼きそば、それしかなかった。
「そうなるわ」
「よし、じゃあ大丈夫だ」
 モモタロスは確かな声でキュルケに答えた。
「とはいっても塩でもいけるがな」
「じゃあ今から作るわね」
「外すメンバーは外して」
 ベアトリスはここでメンバーを選んだ。
「さもないと大変なことになるからね」
「具体的には誰かな」
「いちいち言っても仕方ないけれど」
 こうウラタロスに返すベアトリスだった。
「そういう人もいるから、戦士の中には」
「ううん、そうした人もいるんですね」
 瑞希が言い出す、ピンクのビキニから胸が溢れそうだ。
「じゃあそういう人には休んでもらって」
「うん、本当にそう思うよ」
 明久はその瑞希を何気に外そうとしている。その緑の水着はどう見てもトランクスにしか見えないがやはり水着だった。
「ああ、それで姫路さんは」
「私ですか?」
「ちょっと休んでもらえるかな」
 こう言って実際に調理の現場から外そうとすいる。
「ジュース用意してるから」
「あっ、そうなんですか」
「それ飲んでね」
 顔は笑顔だがそこには必死のものが隠されている。
「ゆっくりしてね」
「はい、それじゃあ」
「後は」
 次はセラフィムを見て彼女にも声をかけた。
「セラフィムさんもちょっと」
「私は吸血鬼ですが」
「血を用意してありますので」
「血ですか」
「はい、蝮の血でいいですか?」
「いいですね、蝮ですか」
 セラフィムはそう聞いて微笑みを見せて応えた。
「では頂ます」
「後は特にいないかな」
「あっ、姫様は包丁を握られたことがありませんので」
 半蔵が言って来た。
「ご自身が何と仰ろうとも」
「じゃあ半蔵さんも」
「他の面々はまあそれなりにできたりするからね」
 アティアは黒の競泳水着だ、小ぶりな胸だがスタイル自体はいい。
「只サテライザーはイギリス人だから」
「却下ですね」
「それでお願いするわ」
「イギリス人だから却下というのは」
 サテライザー、紫のビキニの彼女が困った顔で抗議してきた。
 
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