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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第七十一話 中休みにその十一

「ナンパ禁止だから」
「それは僕に死ねっていうかい?」
「そこまで言ってないけれど」
「いや、女の子に声をかけるのは僕の生きがいだからね」
「あんたが何かしたら良太郎に迷惑がかかるのよ」
 コハナも良太郎に優しい。
「だから自重しなさい」
「ううん、じゃあ誰がいいのかな」
「何か僕も言われそうだね」
 リュウタロスはこうコハナに対して言った。
「それだと」
「あんたも無茶苦茶するからね」
「ううん、僕は僕のやり方でやってるだけだけれど」
「それが問題なのよ」
 やはりコハナもウラタロスに言う。
「あんた達はね」
「じゃあ誰が一番いいのかな」
「結局キンタロスなのよね」
 そのキンアタロスはパラソルの下であぐらをかき腕を組んで座って寝ている。
「普段は寝てばかりだけれど」
「じゃあ俺はクマ公より下かよ」
「下とかじゃなくて迷惑なのよ」
 そうだというのだ。
「あんた達のやることって大抵ね」
「じゃあジークはどうなの?」
 こう問うたのはキュルケだった、褐色の豊満なスタイルが赤い小さなビキニから溢れ出んばかりである。
「この人は」
「ふむ。私は特に何もしていないが」 
 ジーク自身もこう言う。
「モモタロス達の様なことはな」
「あんたは偉そうだし」 
 ジークについてはこのことが問題だった。
「すぐに頭が高い!じゃない」
「それが駄目か」
「最初の頃に比べて随分ましになったけれど」
 だがそれでもだというのだ。
「あんたは偉そうなのよ」
「ふむ。私も私のポリシーだが」
「あんたも皆もやる時はやってくれるけれどね」
 コハナは微妙な感じの顔で述べた。
「けれど騒動ばかり起こすから」
「というかずっと思ってたけれどな」
 ここで言ったのはルイズだった。何と紺のスクール水着だ。
「イマジンって物事解決する能力ないでしょ」
「実はそうなのよ」 
 このことはコハナも言う。
「イマジンはそうしたことは出来ないのよ」
「そうよね、どう見ても」
「騒ぎを大きくするだけ大きくして」
 意識せずにそうする。
「それから全部終わってから相手を倒すのよ」
「何か傍迷惑よね」
「それがイマジンなのよ」
 確かに迷惑な存在である。
「で、特にそれが酷いのが」
「モモタロスよね」
 ルイズもそのモモタロスを見る。
「一番酷いわよね」
「そうなのよ」
「何でいつも俺になるんだよ」
「実際にそうだから」
 クールな目で言うルイズだった。
「はじめて会った時からそう思っていたわ」
「はじめての時からかよ」
「ええ、その時からね」
 その歴史は長かった、長ければいいというものではないが。
「見てたけれどあんた物事を解決することしてないから」
「才能じゃないかって思う位だよ」
 ギーシュも少し呆れた調子だ。
「何でもかんでもだから」
「これで性格悪いと救いようがないのよね」
 コハナはこんなことも言った。
「実際にね」
「俺は取り得なしかよ」
「だから性格って言ってるじゃない」
「それが一番大事じゃない」 
 ルイズもコハナと一緒にモモタロスに言う。
「さもないと腐った奴になるわよ」
「幾ら能力が高くても性格が悪いとどうしようもないわよね」
 ベアトリスは言いながら自分の過去を思い出していた。白いワンピースの水着がよく似合う。
 
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