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ハイスクールD×D~まれびと~

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少年期 始まりの第一話~能力の訓練だよだよ! のお話

 
前書き
投稿、かなり間が空いてしまってすいません。 

 
星の巫女。
エヴォリミットにおける最強クラスの念動力の使い手のことをいう。
星の巫女はその名前のごとく星と繋がっている者たちのことだ、その力は都市を一つや二つ簡単に滅ぼすほどのまさに戦略兵器クラスの力を持っている者たちのことだ。
この世界でもその力は健在らしく、一番近いまれびとの村にいる星の巫師(男の巫女のこと)である天津和也(あまつかずや)はその気になれば日本沈没をリアルに出来る存在だとか。
天津姉妹の妹、天津美緒はそんな星の巫女だと分かってから、その情報は完全に他言無用となった。
なぜならば、その強大な力を狙って悪魔や堕天使などの勢力たちが、力の制御ができない小さいうちに巫女を手に入れようと襲ってきたことがあるからだ。
特に悪魔は悪魔の駒(イーヴィル・ピース)という悪魔の眷属を作るものを持っていて、それで眷属にさせられると基本的に逆らえなくなる、そいつらから巫女を守るために情報が秘匿されるらしい。
いや、悪魔の駒ってどっかで聞いたことがあるような気がしたが思い出せなかった。
能力を発言して気づいたが、何やら記憶にプロテクトでもかかっているように一部記憶が思い出せないのだ。

閑話休題

「あーえっと・・・・・・白鷺義一、発火系能力レベル6だ」
「天津香珠姫、エネルギー操作レベル8よ」
「・・・天津美緒・・・・・・念動力レベル10」
今回の集会で高位能力者とわかった俺と天津姉妹はその強大な能力を暴走させないよう、その力を操る訓練をほかの人とは別のカリキュラムで行うことになった。
俺はレベルではそこまで高くはないけれど、発火系能力者でレベル6というのは現在確認されているだけでも12人、発火系能力者が現在500人位いるので、その希少性がわかっていただけただろうか、特に俺は体から離して使えないタイプである。このタイプはかなりの希少性があり、希少性の評価を上げることも検討されているらしい。(希少性はどれだけ珍しい能力かという欄だから、その力は問題にされない)
「ふむ、見事に今回は収穫だな、この訓練の講師役である天津権三郎、未来視能力レベル8だ」
村長直々の訓練である、この人天津権三郎は200年ぶりの未来視能力者にして星の巫女を除いた中で最強という存在だ。
星の巫女の訓練には別の巫女が望ましいのだが、幼い巫女を村から出してさらわれたら困るし、逆に大人の巫女が来るのはその村の守り的にまずいので、天津権三郎が孫の訓練の監督をすることになったのだ。
「まずは制御面だな、白鷺の倅は自らの炎が出なくなるまで全力で炎を出していなさい」
「はい!」
炎を出す、俺が炎を出せるのは体中どこからでも行けるが、服がなくなる、燃えてしまうのだ。
というわけで全力で両腕から炎を出してみた。
・・・‥‥‥‥‥‥。
・・・・・・・・・。
・・・。
「―――ッ!」
そろそろ3分経つ。
制御もだんだんできなくなり、上半身の服が燃え尽きてしまった。
「はぁ!」
「・・・・・・」
天津姉妹の方もかなりキツくなっているらしく、特に妹の方は念動力で岩を浮かべているだけだが、星の巫女の強大が逆に問題になっているのだろう、浮かべているだけという行為だけでかなりの制御能力がいるらしい。
なんでも箸で小豆を摘むような制御が必要だと、後になって聞いた。
そして姉の方、エネルギー操作というのはかなりの希少能力で、その特異性からまれびとでは【巫女殺し】なんて名前がついている。
その昔、エネルギー操作の高位能力者が星の巫女の連続殺害を起こしたしたらしい。
この高位能力者は、エネルギーを断つタイプの能力で、星の巫女の念動力を斬って倒したらしいのだ。
奇しくも天津の姉の方は、エネルギーを断つ能力である。
制御できなくなった一部の念動力を手刀で削る作業をしていた。
「本当に今回は豊作だ」
「――ッ! どうか! しましたか?」
「喋らなくても良い、制御に集中しなさい」
「わかりましたっ!」
「豊作というのは特に君のことだ。発火能力者でそこまでの熱量を操るのは、長いまれびとの歴史の中でも君くらいだ。
まさしく白鷺の家の子だ、君のお父さんのお父さんの、お父さんである白鷺浩司(しらさぎこうじ)を思い出したのだよ」
オレの曽祖父、白鷺浩司。
発火能力者レベル5で、まさしく強力な発火能力者を輩出する白鷺の人間だったらしい。
世界大戦で外国のまれびとに対抗するために国が送り出した一人として出兵して死んだのだとか。

彼の武勇伝は俺も聞いたことがある。
なんでも出兵した中国で、村を作ってハーレム建設して大往生したらしい。
いや、そんな人に似てるって言われても嬉しくないっス

 
 

 
後書き
ちなみに白鷺浩司の孕ませた女は123人、子供は400人を超える。
まさに男の夢の全てをやった人間として憧れる男がかなりいる人だ(天津権三郎もその一人) 
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