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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第六十三話 スサノオの名乗りその八

「韓国陸軍の大型ヘリが何機か強奪されているわ」
「それってまさか」
「訓練中に地面に降り立ったところを狙われて」
 そしてだというのだ。
「一気に」
「グロンギね」
 ジャンヌは鋭い目で自身の予想を述べた。
「あいつ等が」
「事件の現場の写真」 
 レキが出してきたその写真には韓国陸軍の将兵達を蹴散らすグロンギ達の姿がはっきりとあった。
「見ての通り」
「来るわね」
 アリアはその写真を見て断言した。
「奴等空から来るわ」
「あっ、グロンギは頑丈ですから」
 光は戦士達には極めて都合の悪い事実を話した。
「数百メートル上空からパラシュートなしで降下しても平気です」
「じゃあ決まりね」 
 レキが光のその話を聞いて呟いた。
「空から来るわ」
「そういうやり方もできるんだな」
 キンジはある意味関心しているといった顔で頷く。
「そうか」
「つくづく面倒な奴等よね」
 理子もこう言いながらもある意味感心している。
「文明の利器を普通に使えるなんて」
「全くよ。車だけじゃないなんてね」
 アリアも言う。
「厄介な奴等よ」
「しかし何度も言うが超能力の類はない」
 門矢はこのことを確かに言う。
「それは安心していい」
「超能力とか魔術はよね」
「そうした能力は一切ない」
「つまり本当に野獣なのね」
「ルールに従って戦うな」
 ゲゲル、それに基きだとういうのだ。
「そう考えると対処方法もあるな」
「そうね、確かに」
「ではだ」
 門矢はその空を見上げて言う。
「いいか」
「ええ、来た時はね」
「空から来るなら来るでやり方がある」
「その通りね」
「では次だ」
 門矢は体育館から他の場所に移ることも提案した。
「次は何処に行く」
「プールですね」
 この学園の生徒会長でもある白雪はここを話に出した。
「まだチェックしていないですから」
「そうか。次はか」
「はい、そこでどうでしょうか」
「わかった。それなら次はプールだ」
「こちらです」
 白雪が門矢達を先導する。こうして一行はプールもチェックしてそうして学園の全てをチェックし終えた。学園中のチェックはつつがなく終わった。
 それが終わってから門矢は写真館にアリア達を呼びそこで話をした。当然写真館のコーヒーを飲みながらだ。
 コーヒーを飲みこう言ったのである。
「空から来るならそれでいい。学園でも行ったが」
「降りてくる時にも攻撃を仕掛けるのね」
「空挺作戦は難しい」
 アリアにこのことを言ってみせる、
「そういうことだ」
「そうね。空挺作戦って効果は大きいけれどね」
「成功した例は少ないな」
「降りる時は無防備なのよ」
 これが空挺作戦が難しい由縁である。風に流されることに降りる場所が何処かという危険もあるアそれに加えてなのだ。
「そこを狙われるとね」
「あっさりとやられる」
「じゃあそこを狙うの?」
「空中戦が出来る仲間も多い」
 この面々にも困っていないのが彼等だ。
「俺達も多段ジャンプで空にあがれる」
「随分と便利ですね」
 理子が門矢の今の話に突っ込みを入れた。
 
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