仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四十七話 フレイムヘイズその七
「ジャンピングニーパットとかしてくるからね」
「それはまた酷いな」
橘はマージョリーの話を聞いて述べた。無論彼もスパゲティを食べている。
「跳び膝蹴りか」
「そうなのよ。他にも色々やってきたのよ」
「真性の酒乱か」
「まさにその通りよ。だからね」
「今ワインを飲んでは駄目か」
「後よ後、とはいってもあたしは飲んでるけれどね」
マージョリーは今度はワインだった。今も飲んでいることには変わりがない。
「やっぱりスパゲティにはワインよね。しかも赤よ」
「俺金麦がいいですけれど」
志村はそれがいいと答える。
「ビール好きで」
「あんたはビール派なのね」
「ええ、ビール大好きなんですよ」
言いながらだ。志村もまたスパゲティを食べている。
「やっぱりあれが最高ですよね」
「ビールはね。弱いからね」
「アルコールがですか」
「がつんと酔えるのでないと」
マージョリーはワインをボトルごとラッパ飲みしつつ言う。
「ワインも実際まだ弱いでしょ」
「あんた真性のアル中だな」
禍田から見てもだった。マージョリーはそれだった。
「全く。厄介だな」
「結構苦労してない?あんた達」
三輪は少し真剣な面持ちになって池に問うた。
「やっぱり」
「結構といいますか。このお二人しかいないですから」
フレイムヘイズ、彼等のパーティーではそれは二人だけだというのだ。
「ですから頼りにはしていますけれど」
「それでもなのね」
「お酒については困っています」
池は包み隠さず話した。
「本当にどうしたものか」
「いいじゃない。やることやってるし」
「その通りです」
マージョリーとヴィルヘルミナは同時に言ってきた。
「幾らお酒を飲んでもね」
「問題はない筈です」
「まあとりあえず飲むのは落ち着いてからな」
剣崎はその二人にこう返した。
「流石に酒飲んで戦うのはどうかって思うからな」
「わかってるわよ。仕方ないわね」
「お酒は戦いが終わってから」
「今よりもずっと飲むからね」
「そのうえで」
「そうしてくれよ。とりあえずこれ食ったら行くか」
見ればライダー達もマージョリーもスパゲティを食べている。牛丼を食べた後だが量のことには食べることについては何の問題もない感じだった。
そうして食べながらだ。彼等は英気も体力も養った。
そのうえで出撃する。一行は夜の道を行く。佐藤の家から歩いてツリーのところに向かう。
その中でだ。相川がだ。
周りを見ながらだ。一同にこんなことを述べた。
「さて」
「さて?」
「っていいますと」
「アンデットのことだが」
ここで話すのは彼等のことだった。
「既に知っているが油断はできない」
「そうですね。既に何度も戦ってますけれど」
どうかとだ。上城も話す。
「やっぱり。向こうも馬鹿じゃないですから」
「力を強くされている可能性もある」
「ですね。数も多いですから」
「戦いは数も影響する」
言うまでもないことだった。これもまた。
「それならだ」
「そうですね。俺達が七人でフレイムヘイズが二人」
「合わせて九人だ」
これが主力だった。今の彼等の。
「あとはサポートですけれど」
「それに対してアンデットは五十二だ」
最大の場合の数だ。
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