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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四十話 会えるって信じてたからその七

「まどか、これで」
「ティロ=フィナーレ!」
 ほむらとマミが言い杏子の槍とさやかの剣が来た。そして。
 三人のライダー達の蹴りも来た。カイザの攻撃は両足によるものだった。
 そしてその戦士達の攻撃が全てスサノオに炸裂した。すると。
 スサノオの動きが止まった。そしてそれから。
 その巨体にゆっくりとヒビが生じて。遂にだった。
 スサノオは壊れ崩れ落ちた。その中央から白い光が発し周囲に放たれた。
 その光が消えた時戦士達の前にいたのは。小柄な少女だった。
 ピンクの髪を頭の横で左右に縛りあどけない幼さの残る顔に赤の多いピンクの目を見せている。
 服はドレスを思わせるピンクと白のものだ。その少女の姿を見てほむらが言った。
「まどか・・・・・・」
「ほむらちゃん・・・・・・」
 まどかと呼ばれた少女もだ。ほむらの名前を呼んできた。
「また会えたね」
「ええ・・・・・・」
 何時の間にかだ。ほむらはその目から涙を流していた。そのうえでだ。
 その少女鹿目まどかを見てだ。そして言うのだった。
「まさかまた会えるなんて」
「いえ、信じてたわ」
 だがだった。まどかは微笑んでそのほむらに答えた。
 見ればまどかは宙に浮かんでいる。そのうえで言ってきたのだ。
「また、会えるって信じてたから」
「私に・・・・・・」
「そう。信じてたから」
 こうほむらに言うのだった。
「ずっとね」
「私を信じてくれてたの」
「友達だからね」
 それ故にだとだ。まどかは答える。
 見ればまどかもだ。微笑みながらも涙を流していた。そして言うのだった。
「信じてたよ」
「有り難う・・・・・・」
「私、また戦うから」
 まどかはほむらに言っていく。
「今度は。皆と一緒に」
「あたしもね、思い出したわ」 
 さやかも言ってきた。微笑みながら。
「まどか、ずっとあたしのこと気にかけてくれてたよね」
「さやかちゃん、上條君と一緒になれたのよね」
「ええ・・・・・・」
 そう問われてだ。さやかもだった。
「なれたよ、あたし」
「よかったね、願いが適って」
「けれど、あたしはあんたに」
「いいの」
 にこりと笑ってだ。まどかはさやかの謝罪はいいとした。
「さやかちゃんが幸せになれたのならそれでね」
「けれどあたし、あんたに酷いこと言ったから」
 だからだと言ってだ。そのうえでだった。
 さやかはまどかに対して深々と頭を下げた。そのうえで言うのだった。
「御免、ほんとに」
「さやかちゃん・・・・・・」
「あたし、あんたに酷いこと言ったから」
「いいのに、もう」
「ううん、あの時のあたしが間違ってたから」
 だからだというのだ。
「御免・・・・・・」
「そう。じゃあ私も」
 そのさやかの心を受けてだ。まどかもだった。
 さやかに微笑みを向けてだ。こうさやかに告げた。
「いいよ」
「まどか・・・・・・」
「じゃあ。私達これからもね」
 まどかの方から言う。その言葉を。
「お友達だよね」
「うん、じゃあ宜しくね」
 二人で涙を流しながらも微笑んで言い合う。そうしてだった。
 まどかは完全に戻って来た。一つの因果が終わった瞬間だった。だが。
 キュウべえがだ。戦いが終わったと思っていた戦士達に言ってきた。何とだ。
「残念だけれどこれで終わりじゃないみたいだよ」
「待て、そこで御主がそう言うとじゃ」
「誰がどう聞いてもフラグじゃない」
 秀吉と優子がすぐにそのキュウべえに突っ込みを入れる。
 
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