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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四十話 会えるって信じてたからその四

 他の戦士達もテーブルの上のジュースやスイーツを慌しく腹の中に詰め込んでからそのうえで立ち上がりだ。そうして言うのだった。
「じゃあこの世界での最後の戦い」
「いっちょやりますか」
「皆で」
「これだけいれば何とでもなるからな」
 乾がまた言う。
「安心して行くか」
「そうね。皆と一緒に」
 ほむらは乾の言葉に今は素直についていけた。そうしてだった。
 他の戦士達もそのほむらの案内を受けてそこに来た。その場所はというと。
 港に見えた。だが違っていた。荒れ狂う台風を前にしてそう見えるだけだった。
 今彼等は川の前にいた。だがその川は荒れ狂い空は暗い。それはまるで。
「台風みたいね」
「そうですね」
 シフォンはアティアの言葉に応える。既に誰もが身構えている。
 当然パンドラ達も武装している。その中でのやり取りだった。
「まさに。いえ、それ以上の力です」
「これがワルプルギスの夜ですか」
 宗朗は強烈な風を前に受けていた。誰もがその服が風で揺れている。
「自然災害ですね、まさに」
「そう。相手はまさに地球を破壊するばかりの力があるの」
 ほむらがまた話した。仲間達に。
「だからこそ。一人ではとても」
「じゃあ。いいわね」
 マミはほむらだけでなく他の魔法少女達にも声をかけた。
「今からね」
「はい、わかってます」
「変身するか」
 さやかと杏子が応えてだ。そのうえでだ。
 それぞれの色の光に包まれその中でその服を変える。魔法少女の姿になる。
 そして乾達もだ。それぞれだった。
 数字が入力されてだ。それからだった。
「変身!」
 乾はファイズフォンを右手で上に掲げた。
 草加は右手に持ったそれを顔の前で斜めに見せる。
 三原は顔の前に置いてすぐに下にやる。
 木場は右手で腹の高さに置いたまま言った。
 海堂は一旦携帯を上に投げてもう一度持った。
 そして長田と沙耶はそれぞれのライオトルーパーになった。そうしてだった。
 彼等はそれぞれ赤、黄色、白、紫、青の条の光に身体を包まれたうえで仮面ライダーになった。木場はオーガ、海堂がサイガになっていた。他の三人は普段通りだ。
 その姿になりだ。仲間達に告げた。
「じゃあな、はじまるからな」
「覚悟はできているな」
「いよいよ来る」
 ファイズ、カイザ、デルタの三人が告げる。それを受けてだ。
 他の戦士達も前を見た。キュウべえが前を見て言った。
「来たよ」
「ああ、来たな」
「何かもう余裕って感じだな」
「悠然と出て来たわね」
 戦士達はあのワルプルギスの巨体を見て。それは宙に浮かんで来ていた。そしてだ。 
 戦士達の周りにだ。黒い影に緑の象達、小人の様なものが出て来た。それは。
「使い魔ね」
「魔女だからね」
「ええ、そうよ」
 ほむらはライオトルーパーニなっている沙耶に答えた。
「敵は魔女だけではないわ」
「魔女になっているスサノオ以外にも」
「この使い魔達の相手もしないといけないから」
「じゃあ潰してやる」
 ファイズは早速だ。ファイズブレイドを出してだ。
 周りから襲い掛かる黒い少女の影達を切り裂く。そうして言うのだった。
「来るんならな」
「使い魔達の相手なら任せるのじゃ」
 幸村も巨大な扇を使い戦いはじめていた。
「仮面ライダーと魔法少女達でスサノオに向かえ」
「あれだけ大きくてもな」
 ファイズは使い魔達は仲間の戦士達が倒しているのを見てだ。次の行動に出た。
 
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